『フォックス・キャッチャー』見てきました。ベネット・ミラーで実話と来れば、見に行くしか！！

『フォクスキャッチャー』
見てきました。

96年に起きた
デュポン事件
にいたるまでの映画です。

デュポン事件は全く知らず、
監督がベネット・ミラーだったんで見てきました。




実話＋ベネット・ミラー
だったんで・・・

マネーボールの監督です。
あの爽快だった展開をもう一回見たくいってきました。



この映画
カンヌ映画祭の監督賞
を獲っています。
アカデミー賞監督賞もノミネート
されています。
あろ、デュポン役の
スティーブ・カレルが主演男優賞ノミネート。

昔見たB級映画と同一人物とは思えないw
ゲットスマートを観たときには、こんな人なのね・・・って思ったんですが・・・



主要な3人の人物の作り方がすごかったです。

この最後の事件の犯人の動機が不明なことで
話題になった事件みたいですが
その動機が何となくわかった・・・
そんな感じでした。


マーク・シュルツは兄デイヴィットとともにロサンゼルス五輪で金メダルを、獲るも生活は貧しく、小学校での公演代をあてにしていた。デイヴィットは妻と子2人に恵まれてレスリング協会からのコーチなどをして貧しいながらも満足をしていた。
ある日マークの元に電話がかかってくる。
大富豪ジョン・デュポンからスポンサーの誘いだった。

兄をセッションの相手としてコーチとして組んできたが、その兄を越えることができないマークはそも誘いに大きく揺れる。彼はその誘いを受け、デュポン家敷地内の住まいに引っ越す。チーム名はフォックスキャッチャー。

デュポン家はもともと軍事産業で財を成し、ジョン・デュポンの母、デュポン夫人は馬術の大会で優勝をする馬を数多く所有していた。

デュポンはマークを通じてデイヴィットを誘おうとする。
しかし、この生活に満足していた彼はぞの話を断る。
ある大会で優勝しマーク兄からの脱却を果たしたと感じ、
デュポンは母に対して自分の偉業を見せることができたと感じていた。

ソウル五輪の選考会が近づき、金メダル獲得のためデイヴィットの勧誘を考えるデュポン。どんな手を使ってでも…その言葉通りデイヴィットがフォックスキャッチャーに参加する。そのことがマークを追い詰め、そしてデュポンが追い詰められることになり。


2人の行動、
兄に対するマーク
母に対するデュポン
この行動が連鎖していきます。

また、デイヴィットもマークを守ろうとした行動が連鎖を生みます。

デイビット役のマーク・ラファロ    
デュポン役のスティーブ・カレル
この2人の演技がすごいですね〜〜

マーク・ラファエロは前日見た、はじまりのうたとは全く違うキャラ。




スティーブ・カレルは母にいいところを見せようとしながらも言うことを聞かない人物に切れてしまう癇癪を表現。

普通のドラマが徐々にずれていき最後の事件が生じる。

ドキュメンタリーな作品でした。

★★★★☆