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『君を想って海をゆく』
を観てきました。
フランス映画で、大ヒットした映画だそうです。







内容は、クルド難民のピラルはイラクから歩いてフランスの最北端カレまで３か月かけてやってきます。イギリスへ移住した恋人に会うために。
トラックで密入国をしようとしますが、見つかってしまいます。
フランスのカレの対岸にイギリスのドーバー海峡が。
そこで泳いで渡ろうと、スイミングスクールへ。
そこで水泳コーチのシモンと出会います。
シモンは離婚調停の真っただ中で、いろいろ考えた中である答を出し、行動していきます。

といった内容です。
昔、マイケル・ウィンターボトムの
「In This World」
という映画を観たことがあります。



この時には、マイケル・ウィンターボトムの名前だけで見に行ったんですが・・
これもまた、難民が別の地を目指す映画でした。

観終った後に、難民問題とその扱いのひどさにショックを覚えました。
この映画もまたそんな感じを受けました。

警察が難民に手を貸した地元の人も罪があるとして逮捕していく。
地元ではそんな扱いに訴える人々、ボランティアで炊き出しをする人々
見て見ぬ振りする人々・・ 、援助した人を警察に告発する人々・・
国は母国が戦争中であるので強制送還はしないが出国もさせない。

矛盾だらけのパーツがわんさか。
そこに彼女に会いたいだけの１７歳のピラルの純粋さが象徴的に映し出されます。

そんななか、水泳コーチのシモンは・・
と言った映画でした。

正直見終わっ後に、爽やかな感じなど微塵もありません。
もやもや・・(￣へ ￣
としたものがいっぱいに。

いま世界にこのような事実があるこを知る機会になりました。
クルド難民という言葉すら正しくしらなかったので。

★★★☆☆です。



 


観終ったあとにどう感じるかだと思います。
ネタバレ部分はこちらへ。