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『0.5mm』
見てきました。

押しかけ介護の映画としか認識なかったんですが・・・

通っている映画館の別館で公開してて
（デビルズ・ノット）
本館には客がおらず・・・
こっち客が集まってました。



まぁ、満席。
ちょっとビビりました。

友人からこの映画は見ておくべき！！

って情報を入手したので
介護の映画と196分というタイタニックを超える時間に不安をいただきながら見に行ってきました。

奥田瑛士さんが製作総指揮
監督が長女の安藤桃子さん
主演が次女の安藤サクラさん
です。
奥さんの安藤和津さんはフードスタイリストです。

一家の映画です。
原作は安藤桃子さんの同名の小説映画化です。
以前に安藤和津さんの介護の話をTVで聞いたことがあったんですが・・・
その介護が源流になっているようです。

介護、高齢者をどのようにとらえるかなんですが・・・
それがタイトルの0.5mmで象徴されます。

介護をする側が、どんな介護を？？
ってスタンスでなく

寄り添う人からどんな影響を受け
どんな自分に変わっていくのか・・
また変わっていけるのか・・

そんな感じになる映画です。



介護ヘルパーのサワはそれぞれの家庭に出張介護で派遣されている。
派遣されている片岡家で、１泊してほしいと頼まれる。

娘　雪子は、痴呆で寝たきりの昭三に添い寝して１泊過ごしてほしいと頼む。
会社に知られるとまずいが、片岡家との今までの付き合いでその依頼を受ける。
片岡家には引きこもりをしているマコトが住んでいる。
マコトは母とも一言も喋らず、本を読み漁って生活している。

その当日。
昭三の添い寝をしていると、昭三は
『おかぁちゃん！！』
といって抱き付いて、顔を舐めまわしてくる・・

それを拒否して突き飛ばすと、ストーブが昭三に引火し火事になる・・・
慌てて、雪子を呼びに行くと・・・・
雪子は首をくくっていた・・・
それを呆然とみるマコト。

当然サワは解雇される。
もともと会社の寮に生活していたため住居がない。
貯金を下ろしたが、電車の中にそのお金が入ったコートを忘れ途方に暮れる。

そこに、カラオケボックスで宿泊をお願いしている老人、康夫を見つけ彼とカラオケボックスで一夜を過ごす。
老人の訳ありにつけこみ、押し入って世話をやくという生活が始まっていく。


観た後に、最初感じていた内容とは全く違う印象で映画館を出る映画です。
満員の映画館も納得の映画です。



介護をしつつ、
主人公サワがどんどん成長していきます。
そこで彼女なりに
0.5mmってことを学びます。

かなり強引でサワは進みますが・・・
老人の心を溶かし
その想いや経験をサワは受け取ります。

しかも、プラスの成功だけでなく、マイナスの部分も。

マイナスの部分で、またたくさんのことを学びます。

衝撃な１作です。

映画見終わってから
このポスターを見るとちょっと見方変わります。




★★★★★
ですね。

すごい映画です。

この★の１つは
途中で出てくる、坂田利夫さん演じる茂が大事にしているクルマ

117クーペです！！

本物は18歳の時バイトでオイル交換した時しか見てないですけど・・・
やっぱかっこぇぇ！！