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『ジュピター』
見てきました。

Matrix三部作の
ウォシャウスキー姉弟監督
作品です。





Matrixで映像革命って言われてますが
このマシンガン撮影より
この世界観がすごかった。



キーマンとかこれまた、はまりやすく作ってあって
１年に１回はこの３部作をみます。

馴染みやすく、どちらがいいとも言えない
善悪の観念。

その次には
クラウド・アトラス。

ウォシャウスキー姉弟監督の大人の映画でこれまた見ごたえありあり！！
大きくは公開できないだろうなって思ったけど
あんな発想は新しい!!



この監督と最初の出会いは
バウンド。

この映画でジーナ・ガーションを知りました。
よく練られた脚本でした。



大きな映画なので
ネタバレなどは巻末にしますが・・・
ちょっと、残念な映画でした。

残念以上なあの世界観・・・
冒頭のあの兄姉弟のシーンで劇場を出たくなりました。
こんな気持ち久しぶりです（笑）



ジュピターは英国出身の天文学者の父とロシアの応用数学者の母から生まれる。
暴漢に会い、身籠った状態で父を亡くし、アメリカに亡命中の船の中で生まれる。

ジュピターはアメリカでは朝から晩までメイドの仕事をして
自分の人生に価値を見いだせないでいた。

いとこから卵子の凍結バンクでお金を稼げることを言われる。
その頃、父のすきであっただろう望遠鏡がネットオークションに出品されており、そのお金のためにお金を稼ぐことを考える。

その頃、宇宙の王朝の３兄弟が地球の覇権について水面下で争っている。
長男バレム、長女カリーク、次男タイタスというアブラサクス家の3兄妹である。
母から相続したバレムが地球の支配権を持ち、その収穫権をも持っていた。
その収穫価値から2人は地球の支配権を狙っていた。
バレムは地球上である女性を探していた。
部下に、その女性を処刑するように指示していた。

ジュピターは卵子バンクで診察台に上がった瞬間に謎の技術で動けなくされ、殺されそうになる。
そこに助けに入ったケイン。かれは遺伝子操作で生まれた狼と人間との間の傭兵戦士であった。
彼はタイタンに依頼され、刑務所から釈放されジュピターの救出と連行を依頼されていた。

そこにもう1組カリークの部下も彼女を狙っていた。

ジュピターは実は彼ら兄弟の母の遺伝子配列と同じものを持つ、輪廻転生した人物であった。
そのため、彼女が王位を宣言すれば地球の支配権は彼女にあることになる。

そのため３人は彼女を狙っていたのだった。
３人のぞれぞれの策略が彼女とケイン、首位を巻き込んでいく。


まぁ・・・マトリックスのような驚きでなく
こんなに薄い？？っていう驚きでした。


脚本自体に惹かれる所もなく
画面の光ったり、爆発したりをただなんとなく眺めていたら映画が終わった次第でした・・・

細かな部分がネタバレなんで巻末で。

久々に
★☆☆☆☆
です。














ネタバレです。
観る予定の人は
もどる
を押してください。






















三兄弟の地球での覇権争いがこの映画の物語るの中心です。
ジュピターは母の生まれ変わりで、その覇権を奪うために３人考えるんですが・・・

あー、そうかい！！

ってどうでもいい感じになりました。

地球で収穫を・・・
ってのも何となく予想がついていたし。
そのネタって
エイリアンVSプレデターと同じやん！！

なんか、今まで観た映画の繋ぎ合わせな感じで目新しい部分もなく
それどころか、
「なんで？どうなってるの？？」
って疑問でなく
「へぇーっ、そうなんだ・・・」って
冷めた意識で見れた映画でした。

ジュピターの世界観
３兄弟の世界観
ケインの世界観
が混じらずに最後までいくことに、がっかりでした・・・

残念ながら、
公開２日目でまだ先入観なく観れてよかったかなって感じでした。

『アンリミテッド』
見てきました。

原題
Tracers
です。
直訳　追跡者なんで・・・まぁそんな意味か（笑）
深く考えても、浅く考えても追跡者だ（笑）


主人公は
テイラー・ロートナー
結局１作も見なかったですが
トワイライト・サーガ
の狼男です。



あと、バレンタインデーのハードル選手ですw




監督はダニエル・ベンマヨール でお初な監督でした。

驚きは
どう考えてもB級映画だと思っていたんですが
通っているシネコンで、
封切された際一番
大きな劇場で公開されていたこと（笑）

先見の明があるのか。。。
テイラー・ロートナー
で客が来るとにらんだのか・・・

にしても、B級映画は大好きなんでワクワクしながら見てました。
B級映画ってむちゃくちゃな物語展開もゆるせたりして
そこがまた魅力的な気がします。

この物語の主軸は
パルクール。

以前に観たヤマカシと同じ感じでした。
まぁ、ヤマカシはフランス映画、今回はアメリカ映画で味付け方が違うのかな・・・って。

どちらも、主人公は正義の心を持つ悪人なんですが・・・w





NYで自転車でのメッセンジャーをしているカム。
亡くなった母の治療費を支払うため月に1500ドルを稼がなければならないにもかかわらず
配達中、急に道路に出てきた女性を車が避けようとハンドルをきる。
その巻き添えを喰らって、自転車が廃車に・・・

そんな落ち込んだ翌日、会社から彼女から新しい自転を持ってが来たと連絡が。
彼女がいないカムは、あの事故の彼女だと思い、仕事の合間に探しつつづける。
彼女を見つけ、ニキという名前を知る。
しかし、彼女の跳ぶなどの身体能力で巻かれてしまう。

彼女の身体能力を使った「パルクール」に惹かれたカムは彼女に近づくための一心でこのパルクールにのめりこんでいく。

ニキの属するグループのミラーに認められ、パルクールの練習に招かれる。
そこにはニキの兄ディランもいた。しかし、ニキはそのことに反対な様子であった。

カムはパルクールにのめりこむことで、父親の形見であったレストア中のポンティアックＧＴＯを借金の形にもっていかれてしまう・・・また、アパートの大家さんにも追い出されてしまう。

そこで本腰をいれ、ミラーのグループのパルクールをつかった運び屋の仲間入りをする。

しかし、その運び屋の仕事を進めていく中でグループ内の秘密を知っていく・・・


ヤマカシの時に比べて、パルクールがかなり高度なアクロバットになってます。
いや・・・これはもう特別に撮られたんだろうなって感じで。
ヤマカシのときには本当にその辺の街角にいるんだろうなって感じでしたけど。

Ｂ級度合いから行っても、
最後の展開
Ｂ級の凄さは健在です！！
いや・・・すごすぎるやろ！！って。

けど、アメリカ的な勧善懲悪な精神が出てくるんですよね・・・
これがヤマカシにはなかったんです。
石川五右衛門精神って言う感じだったんで・・・



★★★☆☆です。


ヤマカシを見てなければ、★★★★☆でした・・・
ヤマカシが見たくなってしまいましたww

『繕い裁つ人』
見てきました。



支配人のお勧め作品で見てきました。
結構な賑わいでした。




監督は
三島有紀子さん。

ぶどうなみだ
はちょっとダメでしたが・・・



しあわせのパンはめっちゃ好きです。



今回のテーマは服。


この映画のテーマにもなっていますが
お気にいきりの服を着るだけで世界が変わりますよね・・・
そんな想いを思い出させてくれる作品でした。

自分がガキの頃
DCブランド全盛期。

そのとき、名古屋で買ったパーカ１枚で世界が変わるって（笑）
なんて単純な話。
その時はSCOOPのブランドで（笑）
実家探せば出てくる感じww

そして、ガキの頃だと
Dr.Martinの
サイドゴアブーツ、8hole。
そんで、SCHOTTのシングルライダース。

それを着ただけで、世界が変わった感じが小さいころしましたw

まぁそんな感じは今も残っていて
スーツの時に
tricker's
や
レプリカ501で
RedWingのセッター
とか履くとこれまた変わる・・・

単純ですね。

そんな服の持つ不思議な魅力を
古い服、新しいデザインの間で揺れ動く主人公を描いた作品でした。

祖母の始めた洋裁店「南洋裁店」で二代目を継ぐ市江は先代の孫。
古いミシンで人を幸せにする服を作っている。
特に、先代の作った服をおのお客さんの要望に合うよう仕立て直している。

そこに三宮大丸百科店の営業藤井が市江にブランド化の誘いを持ちかける。
市江の服は、南洋裁店でオーダーするか、牧葵の営む昔なじみの友人の店に卸しているだけであった。

市江は大量生産できないことと、人を見て作ることのできないことを理由に断っていた。

母の広絵は藤井を気に入り来るたびに団子をふるまっていた。

藤井は南洋裁店が皆の憩いの場所になっていることと、市江の仕事ぶりからブランド化をあきらめつつあったが、先代の服のデザインしか作らない市江に自分のものを作ろうと持ち掛ける。

藤井には服に対しての想いが強くあり、市江にしか作れない新しいものを要望していた。
市江はそのことに心を揺らがせていた。




服の量産による価格低下が広まり
以前のような服屋さん、もしくは地域のセレクトなどが経営難しいんだろうな・・・って感じてました。

あと、SHOPの人に
売りたい服では食っていけないので
売れる服を売る

って聞いたことがあったのを思い出しました。

服が好きな人、服で気分を変えれる人なら共感！！

自分の中で一番長く着ている服は・・・・
やっぱ501ですかね・・・

あとはSHIPS分裂紛争の中、浮いてしまった
grifoniですね。

服って、時代によって変わるものと変わらないもの
と
変わらない部分と変わらない部分ってありますよね・・・

その差って結構大事だなって思いましたw


★★★★☆

『おみおくりの作法』
見てきました。

先入観としては見に行った映画館の
支配人オススメ
と
主人公が
思春期に出てた・・・
しかありませんした。



しかも、思秋期の印象は
かなりマイナス！！
DVの旦那の役だったんで・・・



英国映画としてはかなりおとなしい感じの映画だと思います。



以前はもっと過激な訴えがあったのに・・・
なんかちょっと寂しいような・・・



フルモンティとかは社会風刺が強烈でした。



でも、これは映画としても、コメディとしても秀逸！！

今回の映画はそれと比べてはどちらかというと
おとなしい立場にスポットを当てた映画。




ロンドンのケニントン地区の民生委員、ジョン・メイは孤独死した人の葬儀を管轄する役職。
その人の遺品から、葬儀の音楽を選び、弔辞を書く。
その人の家族を探す努力も怠らない。

彼自身は家族もなく、一人暮らし。
家に帰ると規則正しく食事をし、身寄りがなかった人の写真をアルバムに収める。
食費は、トーストとツナ缶。

ある日の孤独死の案件がジョン・メイのアパートの別棟で向かいの部屋。
ジョン・メイは衝撃を受ける・・・何一つ知らない・・・こんな距離にいて。

その日の午後、上司に呼ばれ、合理化で隣の地区の民生委員との管轄エリアの統合でジョン・メイは家族探しなどに手間をかけるために解雇されることに・・・
午前中のアパート向かいの人を最期の仕事とすることになる。
ジョン・メイはアパート向かいに住んでいたビリー・ストークの家から出てきたネガと途中で終わっている女の子のアルバムから彼の人生を紐解きをすることを決意する。


そのビリーの葬儀に参列をしてほしいと願う中で彼の人生が変化していく。
いつもと違うことをするようになり、いつもと違う行動をするようになる。

ビリーの娘、ケリーとお茶をして、彼の人生は変わり始める。
そして、彼の行う行動はある結果をもたらす・・・


彼の一人の人生の表し方
仕事の仕方が淡々・・・
まぁそんな感じかなっては見てましたが。

そこまで、引き入れられる見せ方もなく、
いきなりリストラ対象に。

ここから、彼の本領発揮。
紅茶を頼んでココアを買ってしまう人のいい独身44歳からどんどん変化していく・・・
っていっても劇的ではなく、ゆっくりと・・・

まぁ、個人的に腑に落ちなかったのはあの終わり方ですね。
どうしても。
まぁ、ネタバレなんで、最後に。

それも含めて★★★☆☆














彼の人生がケリーで変わろうとする瞬間・・・
彼は交通事故死。

ビリー・ストークを見送ろうと頑張った彼が孤独死に。
けど
ビリー・ストークは今まで弔った人に見おくられる・・・・


けどね、けどね、
この終わり方で
映画館楽しくは出れないでしょ？？

キレにい終わらせるなら
ビリー・ストークがジョン・メイが訪ねた人物に見送られて・・・って
所だけで終わらせてほしかった・・・

対照的にジョン・メイが参列なしの寂しい葬儀は要らなかったって思う。

『くちびるに歌を』
見てきました。



最初は見るつもりなかったんですが・・・
あまりにもMovie Walkerの評価が高かったんで、
釣られて行ってきました。





2008年の全国学校音楽コンクール課題曲
手紙
のドキュメンタリーから生まれた映画です。



いや・・これは
すごいわぁ。

この曲にあったそんな話題が入ってます。

中学生の世界、コミュニティって小さくて
今考えるとその世界ってちっぽけなんやけど
その世界の中で大きく占めるものとどんな姿勢で対峙するかって
ほんまあとの生き方を左右することがたくさんあります。

その対峙しなければならないものって
あとの時代になっても消えるわけではなくて
それを含んだ生活になっていくだけなんですが
そのことと一生対峙しなければならへんってわかったとき
若い子は愕然としちゃうんですよね・・

どうせ
とか
しゃーないねん
とか・・・

そんな気持ちに。

けど、合唱で歌に真剣に向き合うことで、その現実にも向き合えるようになる。
もちろん、客観的にはなんも変わっていない・・・
けど、世界は変わる。

そんな力のある映画でした。

あと、音楽映画の特権。
最後の音楽の力。

そんな音楽映画の名作めっちゃありますよね～

オーケストラ



リンダリンダリンダ




陽のあたる教室



なんといっても個人的には

ブラス！



クライマックスのシーン最高でした。




この頃の英国映画が一番好きです。

音楽作品って
最後の演奏で熱くなり、涙ぐんでしまいました。




東京から柏木ユリが長崎県五島列島にある中五島中学校へ臨時教員として赴任してくる。
彼女はこの中学校の卒業生で同級生が出産のための代理であった。

彼女は有名なピアニストでその噂は中学校にすぐに広まる。
音楽教諭・合唱部顧問の松山は部顧問も彼女に委ねるが彼女にはその気はない。

生徒たちは彼女の演奏を願うが彼女はその気もなかった・・・

合唱部には今まで女性だけであったが、顧問が美人なこともあり男子も集まり始める。
部長であ仲村はそのことで不安になる。
最後の合唱コンクールで上の大会へ一日も長く歌いたかった皆は柏木に対して疑い始める。

柏木は合唱部部員に関わる中で自分の想像もしない生徒の現状に心揺らぎ始め
自分の心の傷を振り返り始める。



合唱部員の桑原
部長の仲村の自分のこれからの人生の向き合い方
これがすごかったです。

桑原の自分の生きる意味
なんとも言えなくなりました・・・

この映画の評判がいい理由が分かりました。
素直によかったです。

そして、最後のクライマックス・・・・
泣かへん人いるですか？？
あのシーン。

★★★★★
です。