前回の「パチモンチャーチン」モデルと違い、自社ロゴを付けたマーチンのコピーモデルが数多く販売されています。
それに関してネットの画像をお借りしながら色々調べました。
(うろ覚えの所も有り、勘違いがあったらごめんなさい)
1.Martin
先ずは本家本元のMartinです。
このD(ドレッドノート)モデルは1934年に発売され、様々な変更はありますがこのデザインをキープしています。
各社はこのモデルを研究してコピーモデルを製造しています。
外見において特徴的な部分は下記の4カ所です。
【ヘッド】
このシンプルな形がMartinそのものです。
他社はこの根元の部分にアジャスタブルトラスロッド調整用穴を隠す蓋が付いているものもありますが、「Martinはネックが曲がらない」ということでトラスロッドは密閉されていました。
しかし、1985年からアジャスタブルトラスロッドが採用されましたが、サウンドホール側に調整用穴があるためヘッド形状は変わっていません。
【ダイヤモンドボリュート】
ヘッド裏の三角形の出っ張りです。
ヘッドの強化目的と言われているようですがD18とD35には有りません。
【ピックガード】
このティアドロップタイプがMartinそのものです。
【ブリッジ】
この形もMartinの特長です。
2.Cat's Eyes
Cat' Eyesブランドを製造した東海楽器は70年代にMartin社と技術提携をしていました。
このとき本家の製造技術を獲得したと思います。
会社は今もありますが、エレキギターしか扱っていないようです。
3.S Yairi
友人がこのモデルを持っていましたが、カッチリした作りでした。
現在も製造されていますが、一度倒産してまた再建されました。
現在は後出のHeadwayと同じ工場で製造されているとか聞いたことがあります。
4.K.Yairi
こちらはK.Yairiブランドです。
S.Yairiとは創業者同士が親族だったそうですが、現在は全く無関係だそうです。
今も楽器屋さんでよく見かけます。
5.Kawase
カワセ楽器製造のモデルMaster
Martinギターを日本で初めて輸入販売したお店でもあるそうです。
アジャスタブルロッド調整用蓋が付いています。
6.Kasuga
素晴らしい出来だという評価がありますが、実際見たことがありません。
今はありません。
友人が春日のバンジョーを持っていました。
7.Maruha
「橋本さん」という方が創業したため、頭の「は」を取り、マルハブランドになったようです。
学生時代友人が持っていたような記憶がありますが、弾かせてもらったことはありません。
8.Headway
今も楽器屋さんでよく見かけます。
松岡さんという有名な方がいらっしゃいます。
ファクトリーツアーも実施されています。
試奏したらいい感じでした。
9.Aria
今も楽器屋さんでよく見かけます。
試奏したことはありません。
10.Morris
Morrisはアリスが使っているGibsonモデルをよく見かけますが、Martinモデルもあります。
試奏したことはありません。
11.Yamaki
関西地方では有名なディスクジョッキー「ヒロ寺平」さんが勤めていた会社です。
今はありません。
所有していましたが現在は友人宅で保管してもらっています。
Martinと同時所有していたので音の違いがよく判りました!(^^ゞ
12.Asturias
今も楽器屋さんでよく見かけます。
音は良かったような記憶があります。
13.Collings
これは米国製です。
お値段は本家より高いです。
音も余裕があれば手に入れたいほど素晴らしかったです。
14.Bourgeois
こちらも米国製です。
米国ではCollingsと同等の評価を得ているそうですが、試奏したことはありません。
15.Tomson
一旦投稿して何か忘れているような感じがして、昔の音楽雑誌を引きずり出して調べました。
そうです!
Tomson!
通販広告でよく取り上げられていてロゴはGibsonそっくり、「入門用に最適!」なギターでした!
木曽鈴木バイオリンで製造していました。
会社はありますが今はギターを作っていません。
お終い!
Posted at 2017/01/09 07:09:17 | |
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