「Martin Guitar Factory Tour」というようつべがありました。
全6巻の大作です。
VIDEO
Martinは創業以来、職人の手作業によるギター製造を行って来ましたが1990年代から機械化され、部品切削用のNCルーター、レーザー彫刻機などの自動工作機械を導入し、伝統的な手作業と機械加工で作業を分担して近代化が進められたのがよく判ります。
祖父、父もMartinで働いていた勤続30年以上の職人さんがいたり、手作業でネックとボディの角度調整をしているところとか、ロボットがギターを持ち上げて磨いていたりしています。
クリティカルな所は手作業で、機械に任せるところは機械にさせているんでしょう。
機械化されていない1972年には19,032台が製造されました。
その中の一台であるいりあんのD-28は完全な手作業ですね。(^^)v
その頃のMartinの広告がこれ
Still Handmade です。
そして、機械化された後の2015年には114,730台も製造され、こんな
Tシャツ を販売しています。
そこの解説には以下のように「Handmadeを声を大にして誇りにしている」そうです。
Martin tradition, our latest tee displays it loud and proud. Today’s Martin guitars, still handmade since 1833.
、、とあります。
一貫して
Still Handmade というキャッチフレーズを使っていますね。
ただ、チョット気になることがあります。
「Handmede」と「非Handmade」の違いは何処にあるんでしょうか?
機械化以前の製品は確かに「Handmade」で間違いないと思いますが、、、
例の
チャーチンギター も零細工場で製造しているでしょうから大規模な投資を必要とする機械化は無理でそれこそ本家以上の完全なHandmadeでしょう!
1833年の創業以来今日までの180年間、ユーザー、アーティストの支持を得るために
「手を抜かず= Still Handmade」 製造してきたと言うことだと思います。
機械化率という数値だけでは論じる事ができないんでしょう。
おかげで機械化以降のMartinも良い音
がします~~~
もうこれ以上買えませんがこれからも頑張って欲しいですね!
Posted at 2017/01/21 06:25:03 | |
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