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PaintShop Pro の画像合成はかなりの優れもので、複数の画像の好きなところだけをコピーしてひとつの画像にすることができて大変便利です。

特定の部分だけを取り出すには以下の「スマートエッジ」がオススメです。
選択する領域のエッジをクリックし、矩形のカーソルでエッジを囲みます。選択を完了するには、ダブルクリックまたは右クリックします。

かなり自動的に処理してくれるのですが、そのためのパラメータが色々あり、値をどのように設定したらキレイにコピーしてくれるか調べました。

パラメータとしては：
• [境界をぼかす] - フェードの幅をピクセル単位 (0 から 200) で指定して、選択範囲のエッジをソフトにします。
• [スムーズ化] - スムーズ化の量を指定し、選択範囲の境界線に適用します。
• [アンチエイリアス] - エッジに沿ってピクセル単位で部分的に塗りつぶし、半透明にすることによって、選択範囲のエッジを滑らかにします。

それはそうなんですが、ソフト、スムーズ、滑らかと言われても実際どう言う効果があるか判らないので、同じ画像を使って比較してみました。
サンプル画像は以下のフロントグリルを使いました。


効果を調べるために初期値の3倍の値を設定してみました。
1.境界を０にすると切り口がハッキリし過ぎますね！
　境界がハッキリし過ぎると、画像を合成した時不自然に見えます。
2.スムーズ化で境界がスムーズになっているのかはイマイチ判りません。
3.アンチエイリアスは下の写真を見ても余り差異が感じられませんが説明の通りだと、複数の写真を合成したときに効果が出ると思います。


次はスムーズ化でどれぐらい境界がスムーズになっているか調べると、確かに数値の大きい方がスムーズになっていることがグリル上部の付近で判ります。


これは範囲選択（破線部）したときの画像ですが、確かにスムーズ化の数値が大きいと選択部分が滑らかになっています。
境界値は15では大きすぎるので、今後は下記パラメータを使うことにしました。

境界：5
スムーズ化：15
アンチエイリアス：あり