ドア内装パネル交換張り替え(2)

今回のパネル交換のもう一つの目的は、パネルとドアクラッシュパッドを分られるようにする事。理由は、クラッシュパッドについているツイーターの配線取り外しが面倒だから。

純正のドアパネルは、クラッシュパッドとネジで繋げられているが、そもそもその繋ぎがボードの崩壊とクラッシュパッド側樹脂の劣化で殆ど繋がっていない。
なので、いっそ分けてしまえばいちいち配線を外す手間もなかろうという事。

で、張り替えも別々に。

こっちの内装は、合皮(ビニール)の裏側が直接ウレタンフォームになっている複合材。それが樹脂のパッドにべったりと貼り付けられていた。

ここは、まずそれを剥がすところから。

剥がすにあたっては、ウィンドウガラス脇のウェザーストリップ(？室内側なので、ウェザー関係無いんじゃね、と思うがそういう部品名らしい)を外さないといけない。
これは、パーツの金属部分のツメで留められていた。

左右側とも、内装剥がしたら、ドアパネルに使ったのと同じウレタンシートを、今度はパッド側に貼ります。

パッドは、ドアのフロント側に大きな曲面があり、ウレタンシートはともかく、普通の合皮では延ばしてもぴったりとは張れそうに無い。

切返しが必要ですね。

合皮を貼るの図。合皮は、両面テープでウレタンシートに貼っていきます。

曲面部分は、こんな風に切返し。

切返し部分は折り返して貼り付け。

ツイーターを元の位置に取り付けて完成。

完了。

室内からの図。

合皮の色合いは、純正よりも薄く、ベージュに近い感じだが、慣れると違和感はあまり無い。
質感は、はるかに良い。(ただの合皮なんだけどね)

よく見ると、スピーカー周りのウレタン材などに内側から押されるので、キックボードが少し浮いてしまっているが、こうやってドアを閉めれば、逆に抑えられる。
この後、どんな感じになるのかは、ちょっと見守る感じ。
その間に改善案を思いついたら、またいじります。

<その後の追記>
結局、仮留めのようにしていたロックファスナーでは、スピーカー周りのウレタンに押されて、ドアを開けるとボロっと落ちてしまうようになった。

なので、改めてキックボードが純正のパネルに固定されていた方法、つまり、ビスで自作パネルに留めてみた。
中空のパネルは、内部に隔壁のある構造なので、ビスはなかなか留めにくかったが、力強くで、無理やり。ボードの厚みもオリジナルより厚いので、ビスは純正ではありません。(写真左下)
写真右上に見えるネジは、ボードの外側の金属プレートと内側の樹脂プレートを固定するもの。少し出っ張っているので、純正パネルでも穴が開けてある。

パネルのスピーカーホールを大きくしているので、キックボードをホール周りに固定するためのネジ留め箇所4ヶ所がなくなっているが、それでも固定箇所は4ヶ所残っていて、結構しっかりと固定できた。
ボードの上の方で少し隙間ができるが、今度こそ「ドアを閉めれば分からない」

これまでの間に、結構な大雨もあったが、この最後の作業のために外したパネル裏側には、特に異常もなく、パネルそのものは、以上で一件落着でしょう。