タイロッドエンドブーツ 交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
タイロッドエンドブーツの劣化によるグリス漏れ。
見た目ブーツは破れてはいませんが、どこからか漏れたグリスに埃が付着して汚い状態になってます。
修理の見積もりでは工賃約1万と・・・ 部品は全部取り換えで、別途グリスを購入しても1,000円強なので自分でやります。
2
必要な部品の発注は手っ取り早い「モノタロウ」で。
関連するショートパーツは単価が高いものではないので全て新調し、ジョイントグリスも持っていないので併せて購入。
≪購入部品≫
●スバル純正部品
731335000/ダストシール タイロッド×2
631308040/クリップ,ブーツ タイロット エンド ×2
023212010/キャッスル ナット ×2
051030300/コツタ ピン ×2
●SUMICO
JG-150YM/等速ボールジョイントグリス(リチウムグリス) ×1
3
交換は右側から
①ハンドルを右一杯に切ってジャッキアップ。フロントタイヤを外します。
②タイロッド部。車軸の前側にあるのでハンドルを切っておくと作業がやりやすいです。
③キャッスルナット部の割ピン(コツタピン)を抜いて
④キャッスルナットを緩めます。
4
ここでタイロッドエンドを抜くのですが、タイロッドエンドプーラーは持っていないので・・・
①外したキャッスルナットを逆さまにして、ボルト部の頭とナットがツラになるよう付け直します。
②プラハンでナット上部を叩きます。
(スマートな方法ではないので自己責任で)
ジョイント部はテーパーで締まった状態なので、一度緩めば簡単に抜けます。
③比較的難なく抜けました。
④金属製のクリップを外してゴムのブーツを外します。
5
①新旧ブーツ比較。(左/新・右/旧)
発注パーツを間違えたか?と思うほど形状に違いが・・・ 経年でゴム自体が硬くなって変形しており、上部のシャフトシール穴も広がったままで、ここからグリスが漏れ滲んでいたようです。
②ボールジョイント部の古いグリスを取り除いて清掃、新しいジョイントグリスを塗布します。一応この時ボールジョイント部にガタがないか確認しましたが大丈夫でした。
③ボールジョイント部を全方向にグリグリ倒しながら、こんな感じでグリスを万遍なく詰めました。
④ブーツの中にもグリスを塗布。
最終組付け後にブーツは潰れた形状となるので、あまりグリスを詰めすぎると溢れる出る恐れがあるため内側の窪みの部分を埋める程度で。
6
①ブーツをジョイントシャフトに差し入れ
②タイロッドとの隙間がないようにはめ込みます。
③ブーツ下端にある溝にブーツを固定するリング状のクリップを取り付けます。先にリングの赤→形状(リングの端面がない)側をブーツの溝まで押し込んで押さえ、反対(青→)側のリングとブーツの間に細めのドライバーを差し込んで、テコの原理を利用して押し下げてはめ込みます。(結構難しいです)
④リングが付いたら、ブーツが隙間なく確り収まっているか、ジョイントシャフトを各方向に倒してブーツが外れないか確認し、はみ出したグリスは綺麗に拭いておきます。
7
②ナックル側のテーパー穴を清掃。
②ナックルにジョイントシャフトにある割ピン穴が平行になるよう向きを調整。軽く下から叩いて挿入します。
③新調したキャッスルナットを締め込み、最低60N・m以上を目安で、キャッスルナットのスリット溝とジョイントシャフトにある穴を合わせます。
④ジョイントシャフトに割ピンを挿入し、ピンの端を前と同じように折り曲げておきます。
8
反対(左側)も同様に。
最初右側の交換は30分ほど掛かりましたが、反対側は慣れもあり半分ほどの時間で完了できました。
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