【1995.07 ~ 1996.06】プジョー106 1995年式 1.6XSi 5MT LHD マイアミブルーM 新車
どうしても人生をリセットしたくて、超レア車・ギャランAMGを手離して選んだクルマです。
画像を探していたら、画像と同じフォルダに、2009年に書いたと思われる、
ブログ(閉鎖済)の下書きが残っていたので、こちらを一部加筆修正して公開します。
=====2009年の記事ここから=====
前車1991年式ギャランAMGは、長く乗ることを前提に、あちこちカスタマイズを図り、
大切に使っていましたが、とある悲しい事情により、手放すことを決意しました。
一人で乗って最高に楽しい車がいい、と思って、106とほぼ同時期に日本に上陸した、
オペル・ヴィータ・スポーツと迷いましたが、106のきれいなブルーのボディカラーに
目を惹かれて、106に決定しました。
プジョーのディーラーの営業のきれいなお姉さんに惹かれたのは内緒です(笑)
1995年7月、新車で購入しました。何の変哲もないSOHC2バルブなのに、
レッドゾーンまで一気に吹け上がるエンジン、プジョー独特の「猫足」を活かし、
FFでありながら極めて自由自在なハンドリング、それでいて、
人には言えないような超高速度巡航でも全く不安のないボディと足回り。
K11(2代目)マーチとほぼ同じサイズの車体に1.6リッターエンジンの106XSiですが、
そんな速度でも鼻歌交じりでいられるんですから!
何と言っても、最高だったのは、コントローラブルでありながら、
決して破綻を起こそうとしない、とっても上質なハンドリングですね。
昔の人は、FF車は曲がらない、なんて言ってたみたいですが、
106はステアリングを切れば切っただけ簡単に曲がってしまいます。
どんどん切り込んでいって、そろそろ限界かな?と思ったところで、
軽くアクセルを抜くと、フロントが更にインを向いてくれます。
こういう時の挙動がトリッキーじゃないので、安心してタックインを使えるのです。
アクセルオフで弱オーバーステア、アクセルオンで弱アンダーステア。
FF車の基本的な挙動を、安心してハイレベルで学べるマシンでした。
106に乗ってた頃は、新潟に住んでいましたから、雪道もガンガン走りましたよ。
スタビリティは下手な4WDも真っ青なほど高く、それでいてコントローラブル。
交差点を曲がる時、タックインで軽くリヤを流して、立ち上がり、
ステアリングをまっすぐにしてアクセルオン。瞬時にスライドが収まってダッシュ。。。
メチャメチャ楽しかった~
実は、2004年に、プジョー206RCを首都高で全開試乗する機会に恵まれたのですが、
さすがに2リッターエンジンは超強力だと思ったけど、足回りがとてもガチガチで、
猫足とは程遠くなってしまったのを残念に思いましたね。
ステアリングを切れば切っただけ正確に曲がるハンドリングは健在でしたが。
試乗した当時、私が書いた簡単なインプレがプジョージャポンHPに掲載されたのですが、
現在はリンク切れのようです。同じ試乗会に参加された方が書かれた記事を発見しました。
(関連情報URL参照。こちらの方、実際に206RCを購入されたようです)
そうやって、ワインディングを楽しく操っていた106ですが、とある事情により、
約1年で○○○(次期マシンです。改めて紹介します)に乗り換え。。。
106、手放さなければ良かったなぁ~。。。XSiは日本では'95モデル一代限りで、
約500台が販売されたそうです(並行輸入の106ラリーはカウントしてません)。
'96年から'02年までは、DOHC16バルブのS16が販売されました。
もう一度XSiに乗ってみたいけど、そういう理由により、
ほとんど中古車市場で見かけることはありません。S16はまだ結構見かけますけど。
そうでなくても、もう14年落ちですから、経年変化の激しい一昔前のフランス車のこと、
程度の良い車両にめぐり会うことは、まずないのではないかと。
結局、元々バイク乗りの私ですから、バイクのように、よどみなく吹け上がるエンジンと、
マシンを手足のように自在にコントロールできるハンドリング、
そういう車が好きになるんでしょうね。
近年、最新の4輪車と触れ合う機会もほとんどなくなってしまいましたが、
比較的最近、106と同じ香りを感じた車といえば、スズキ・スイフトスポーツでしょうか。
2005年10月に試乗しています。よろしかったら、当時のインプレもごらんください。
(ZC31Sスイスポ試乗記をブログに書いたようです)
=====2009年の記事ここまで=====
ブログでは触れていなかったようですが、106XSiの弱点として、
ラジエーターが小さく、水温が上がりやすいというものがありました。
夏場にタイトなワインディングを1~2速で攻め込むと、
水温計がレッドゾーンに突入することもしばしば。
S16はラジエーターが大容量化され、そういう心配もなくなったようですが、
フロントノーズが伸び、顔も変わってしまいました。私はやっぱりXSiの顔の方が好きです。
水温関連でもうひとつ。納車直後に電動ファンが作動しなくなりました。
普通に街乗りしていて水温が急上昇したので、ヒーター全開で何とかしのぎ、ディーラーへ。
ファンスイッチが死んでいるとのことで、クレームで交換してもらいました。
この時代のフランス車ですから、目くじら立てるようなトラブルじゃありませんけどね(笑)
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画像1枚目は実家の前(後ろにチラ見えしてるサーフは妹の彼氏…後に義弟となる…のクルマ)
2枚目は道の駅豊栄(新潟市北区。当時は「豊栄PA」と呼ばれていました)
3、4枚目は新潟県村上市・諸上寺公園(私がよくクルマやバイクの撮影をしていたスポット)
5枚目は桧原湖(福島県北塩原村)のようです(隣のデリカスターワゴンも懐かしい)
6枚目、インテリア画像は無いので、実家前でのギャランAMGとの2ショットを貼りました