【1996.06 ~ 1996.08】シトロエン エグザンティアブレーク 1996年式 2.0 4AT RHD 緑 新車
悲運の愛車。一緒にいられたのは、たった2か月ちょっとのことでした…
残念ながら、画像は1枚も残っていません。
今思えば、この頃は人生の大転換期だったんですね。
プジョー106はとても気に入って乗っていましたが、ある日突然もっと大きなクルマが欲しくなり…
初めて実車を見たのは、確か1995年の東京モーターショーだったような気がします。
市販予定車ということで、イメージカラーのグリーンをまとったエグザンティアブレークに一目惚れ。
緑の市販予定モデルに一目惚れしたのは、バンディット250の時と同じパターン?(笑)
翌1996年、日本国内でも正式に発売され、たまたま割と近くにあったのディーラーへ
実車を見に行ったところ、展示車(緑)をお安く販売できますよ…の一言にあっさりKOされました(笑)
106は本当は残したかったけど、予算の都合上、やむなく下取りに。
ギャランVR-4→ギャランAMG→プジョー106と、性格は違えど「速いクルマ」ばかり乗り継いだので、
おっとりしたキャラクターのエグザンティアは、最初、びっくりするほど遅いと感じましたが、
乗れば乗るほど味わいが深まるという感じでしたね。
何と言っても、シトロエンでしか味わえないハイドロニューマチックサスの極上の乗り心地。
エグザンティアブレークは「ハイドラクティブII」に進化していました。
なんだか、魔法のじゅうたんにでも乗っているような夢心地でありながら、コーナーで腰砕けしない。
コーナーを攻めるクルマではないので、あくまでもおっとりですが、不安感が少ないのです。
しかも、それが1名乗車+空荷でも、4名乗車+荷物満載でも、乗り心地がほとんど変わりません。
絶対的なパワーは少なめだけど、ロングドライブでも疲れないクルマでした。
そんな深い味わいを知り始めて間もない頃、不慮の事故でクルマは瀕死の重傷…
乗員が無事だったのは不幸中の幸いでしたが。
当初、修理するつもりで、購入したディーラーから代車をお借りしていましたが、
修理代があまりにも高額なので(単独事故で、車両保険が車対車限定だった)、
泣く泣く廃車に。そして、多額のローンだけが残り、資金繰りが苦しくなって、
欲しいクルマを手に入れられず、格安中古車を乗り継ぐクルマ暗黒期に突入していったのです…
暗黒期の話は、乗ったクルマの時系列や保有期間の記憶がとても曖昧なので、
別途ブログにまとめようと思います。
とにかく速くて気持ちいいクルマが好きな私的には、かなり異色の選択でしたが、
突然のお別れから四半世紀経った今でも、あの極上の乗り心地が忘れられません。