フロントブレーキディスク交換（320mm化）

PC40の純正ローターは310mmの4.5mm厚なんですが、121psのバイクに4.5mmは無理ゲーです。販売店の店長も「もてぎの90度なんか突っ込んだら歪むどころか一発で壊れて散りますよ…」と嘆くほどの危険な仕様です…

まあ街乗りとまったりツーしかしない人はこれでもいいのでしょうが、そういう目的の人が買うバイクではないような…

というワケで新車とはいえローター交換から始めます。
カネに余裕はないのでワークスエクスパンドではなくサンスターのプレミアムレーシングの320mm5.5mm厚にします。
外径については310mmのままでも大丈夫だとは思いますが、ブレーキは命に直結するパーツなので効き過ぎて困ることはありませんし、ここに関しては多少バネ下が重くなっても制動力には余裕を持たせておきたいですね～

ネジロックの塗られたネジも新車状態では固着もなくサクッと外れてあっさり交換出来ました。指定トルクは27Nm

伏兵的に厄介だったのはフォークに挿してあるスペーサーです。320mm化するにはこれを抜いて別のスペーサーに交換するのですが、固着していてなかなか抜けません(･д･)
再利用する気もないので最終的にネジザウルスで挟んで引っこ抜きました

何故こんなに固かったかというと、キャリパーボルトのネジロックがスペーサーにまで回っていたからです。
てかキャリパーボルトにネジロックなんて要りますかね？タイヤ交換でもブレーキパッド交換でもキャリパーを外すわけですが、そういう定期的に脱着するものにネジロック指定とは、ホンダも意味不明のことをするものです

PC40を320mm化したい時に使える純正部品を２つ紹介しておきます。

51497-MEL-D20　キャリパースペーサー
90131-MEL-D20　キャリパーボルト

どちらもSC59あたりで使われているものですが、それぞれ４つずつ買うとあっさり320mm化出来ます。

このように5mm厚のスペーサーを付ければ半径が5mm広がるので320mm仕様になります。固着防止でフォーク側には薄くグリスを塗りました。
多少固いのでプラハンで優しく打ち込みました

上がPC40のキャリパーボルト
下がSC59のキャリパーボルト
こちらも5mm弱長いのでピッタリですね～

無事に装着出来ました♪

フロントフェンダーなども付けて終了です！
まだ慣らし中で大して握ってませんが、剛性感と確かな制動力が出たので後悔することはないでしょう。
これで安心してフルブレーキですます(^^)