実践あってのイメージトレーニング

もう15年ほど前の話になりますが、

関谷正徳サンにこんな話を
してもらったことがあります。

「たとえば、上級者の走りを見て
初心者は、自分にもできそうな
錯覚を抱きますが、

頭に描いたことと
実際は違っていて、

いきなり上手くは走れない。

なぜでしょう？

それは経験がないからです。

イメージを体に覚えこませるのは
右脳の部分。

人はイメージ能力というものを
潜在的に持っていますが、

この働きを助長するためには
実体験が必要なのです。

つまり走りこむことが必要なのです。

現代人は言語や文明を
発達させてきましたが、

それにより、右脳の使用頻度が
減っています。

右脳はとっさの判断を下す
ドライビング操作の90％以上を担う
司令塔でもありますから

走り込みとイメージトレーニングの
繰り返しによって

秘められた潜在能力を
呼び起こしましょう」

……といった話だったのですが、

いまはプロの車載映像や
ロガーデータが簡単に見れる
いい時代になりました。

つまり、関谷サンが言っていることも
より一層、実践しやすくなった。

あとは自分次第ってことですかねえ。