
11月22日(日)に福井県のタカスサーキットで開催された『ディレッツァチャレンジ2015 決勝大会』に参戦してきました。
いつもブログをご覧くださっている皆さんはご存知のとおり、10月に広島県のTSタカタサーキットで開催された西日本予選をギリギリ3位で予選通過しておりましたその決勝大会になります。
ディレッツアチャレンジは、昨年地元の「阿讃サーキット」でエリアカップなるものが開催されたのをきっかけに知り、そのエリアカップをクラストップのタイムで通過するも息子の運動会と西日本予選の日程が重なってしまい、泣く泣く参加を断念しておりました。
今年に向けて決勝大会を見学に行ったら、参加されている皆さんのレベルの高い走りと華やかさにすっかり魅了されてしまい 『来年この中で走りたい!!』 と思うようになっていました。
また、決勝大会では優勝したマシンはレッドカーペットの上に載せられ、その前でシャンパーンファイトが出来るんですよね。いつの日にか自分のFDもあのレッドカーペットに載せたいと思っておりました。
と前振りが長くなっておりますがもう少し前振りを。
決勝大会に向けて情報収集していると、どうも2連覇中のチャンピオン「ピンケロさん」が事前練習で1分1秒1を出している。
自分はというと、11月初めに行った初練習で1分1秒9は出したがその差0.8秒もありそんなタイムは逆立ちしても出なさそうな感じ。
その上その時にご一緒した地元のエクシージ「Bちゃんさん」が1分1秒6を軽々出していたので、優勝なんてとんでもなく、表彰台を狙うのも厳しいかなとか思っておりました。
そんな中、四国に住む西日本予選突破組で開催した「タカスサーキット研究会」で、皆それぞれ事前練習行ったデータを持ち寄り話し合ってみると、どうもコース攻略の方向性は間違ってない様子でした。
これは前日の福岡板金塗装さんの走行会で練習してあと0.1~0.2くらい削れれば、トップや2位には届かないかもしれませんが、ひょっとしたら3位には引っかかれるかも!?と思い走行会に臨むことにしました。
そして朝二の走行枠(少し遅刻して到着したので朝一はパスしてました)で前回の走行から0.3秒以上削った、1分1秒572があっさり出たので、これならひょっとしたら表彰台の1角ありえるかもとか思いました。
でもそんなに甘くないですよね。同走行会に参加されていたテラレーシングさんのところのS14にあっさりタイムを抜かれて(これで事前の持ちタイムは4位になりました)、自分はというとその後タイムを落としていく一方でした。
なんか流れが悪くなってきそうな感じがしてきて、その悪い流れのイメージを本番へ残したくないので、3枠走って練習を辞めました。
そして今回は、いつも仲良くさせて頂いている岡山のチューニングショップ「Techworld」のテック♪さんがサポートで来てくださっていましたので、二人+息子とでコースを見ながら自分の走りを外から見てもらった感想やアドバイスを聞きながら、頭の中でコース攻略の熟度を高めていきました。
そしていよいよ本番当日を迎えました。
朝一の開会式ではプロドライバー田中哲也さんドライブするWRXの同乗権をGETしました。
後々考えるとこの同乗権GETがこの日の奇跡の序章だったのかも知れません。
前日の夜にテック♪さんとゲッチャンコーナーの攻略について少し話し合った際に「多分このラインが一番良いのでは」というのは決めていました。
田中哲也プロの横に乗せてもらいゲッチャンコーナーに差し掛かると、その決めていたラインと全く同じラインを走られまして、そのラインが凄くスムーズで速いというのが客観的に感じられました。そしてそのライン取りで良いというのが確信にかわりました。
そしていよいよ練習走行が始まりました。
先程の田中プロの同乗で確信に変えたライン取りを意識しながら走ってみると
結果は「1分1秒591」が出て順位は1位でした。
想定外の順位に少し驚きましたが「まぁみんな練習走行だしタイヤを温存しているのだろう」と思い楽観視はしませんでした。
そしてセッション1が始まりました。
自分の愛機は、熱を持つとタイムが落ちる傾向があるので、セッション3に残り更に良い結果を残す為には是が非でもこのセッション1で上位2位までに入ってシード権を取る必要がありました。
そして気合十分で挑んでみたら、、、
「1分1秒779」で2番手になることができ、狙っていたシード権をもぎ取ることができました。
これで今回の目標であった「セッション3に残る」は達成できましたので、次なる目標を表彰台にしました。
そしていよいよセッション3が始まります。
セッション2で走っている皆さんを横目にピットレーンで待機しながら電光掲示板を見ていると、、、
トップの人が「1分1秒501」で2位の人が「1分1秒871」というのが映し出されていました。
前で待機するセクション1で1位のBちゃんさんは「1分1秒413」でしたので、この時点で持ちタイム的には3位ではあるがセクション1より気温が上がり路面も荒れてきている現状であることを勘案すると「俺良くて4位悪ければビリかも!?」とソワソワしだしました。
そこに、、、
すっと「テック♪さん」が近づいてきてくれて「大丈夫ですよ!!セッション2を走った人は熱ダレが出てきてタイム落とすはずですから気にしないで自分のアタックに集中してください」とアドバイスもらいました。
この言葉のおかげで、変なプレッシャーから解放され自分の走りに集中していけたのだと思います。
そして臨んだ最終セッション。
ファーストアタックは少し気合が入り過ぎてミスをしてたのとタイヤがまだ温まりきっていなかったので1分2秒153しか出ず、気を取り直して2回目のアタックをしてみると、、、
「1分1秒794」が出てこの時点でなんとトップのタイムをマーク。
でもまだセッションは残り1/3もあるし、2位との差は0.1秒も無いので最終アタックするも「1分2秒163」しか出ず失敗。
「多分逆転をされているだろう・・・」と最終コーナーから電光掲示板を覗くと、、、
カーナンバー79が電光表示の1番上に表示されているではありませんか。
そしてピットインするとそこには憧れのレッドカーペットが敷かれており、そこに向けてスタッフの皆さんが誘導してくれている。
ゲストドライバーの田中哲也プロからお祝いの言葉とダンロップキャップをいただき
そのまま表彰台へ向かい
競技委員長の大井さんからインタビューを受けて
賞品のタイヤを掛けてもらい記念撮影をしてからの
憧れだった愛車の前でシャンパーンファイト!!
ずぶ濡れになったけど最高に気持ちいい!!
今までいっぱい練習してきたし時間もお金も沢山使った。タイムが出なくて悩み苦しんだこともあったけどそんなこと全てがこのシャンパーンで綺麗さっぱり洗い流すことが出来ました。
初めて出場した『ディレッツァチャレンジ2015』 は、優勝という最高の結果で終える事ができました。
当日サポートしてくれた「テック♪さん」「りき丸さん」「ショーゲンくん」「息子」
安心して攻められるようにと積車を貸してくれた「G-CRAFTさん」
速いクルマに仕上げてくれた「REMSさん」
いつも油脂類の相談に乗りサポートしてくれている「FuelEvoさん」
そして応援してくれた皆さん、当日ご一緒した参加者の皆さん、そしてそして大会を安全でスムーズで楽しく運営してくださったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
ディレッツァチャレンジは最高のイベントです!!
また来年も参加したいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。
追伸:前日そして当日と沢山の方からお声をかけて頂き、沢山の方とお話しすることができ楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。