
ステアリングを握るときの高揚感。
それは車を操る上でもっとも直結するパーツだからに他ならない。
さらに常に手で触れ、目に飛び込んでくる、というパーツ故の愛しさもある。
常に足で踏むペダルは視覚に飛び込んでこない。
ステアリングは意匠のこらしがいがある。
この度、5年、7万キロをともにした純正ステアリングに別れを告げ、新しく生まれ変わった。
交換(ではなくてリニューアルかww)のきっかけは経年劣化による皮のはがれだった。
まず社外品と皮の巻き直しで迷った。
エアバッグを考えると、社外品は限られてくる。
色気のある社外品は多々あるが、身の安全や保険のことを考えて選択肢から外した。
もう一つ、
伏木悦郎氏の記事も参考になった。
(wikiにも載る高名な方だから、無断で引用、リンクをはっても良いだろう。もちろん、問題があれば削除する。)
『
ステアリング一枚革巻きの”心”』と題された記事にアルテッツァのステアリングが載っていた。
引用
僕が革巻きステアリングホイールの一枚革に拘るきっかけとなったのは、1998年に登場した2ℓFRスポーツセダン アルテッツァ(LEXUS IS200)の購入でした。
(中略)
4ピースでグリップ部分を銀色としたステアリングの革巻きは、革の素材はもちろん縫製についても悪しきトヨタのコスト至上主義によって、クルマのコンセプト全般を台無しにするほど貧弱なレベルに収まっていました。
(中略)
そこで、アルテッツァの片山信昭チーフエンジニア(CE)に、「騙されたと思って、ステアリングホイールの革巻きをタッチの良い一枚皮で縫い目にもこだわって巻いてください」拝み倒して一品物を作ってもらった。同時にCEのアルテッツァにも用意されたと聞いたが、実験部で評価してみると「なるほどお前のいう通りだ」ということになり、後にLパッケージ用の装備として一枚革巻きのステアリングホイールがカタログに載ることになった。
引用終わり
なるほどなぁと思った。
初めからついていたステアリングで有難みがなかったけれど、実はこだわりの逸品だったんだとこの記事を読んで知った。
心は皮の巻き直しで決まった。
続いてショップ選びだ。
トヨタユーザーなので、モデリスタとトムス・スピリットのHPに皮巻きのメニューがあることは知っていた。
もちろん、両店とも外注に出すのだろうし、実際の施工店に直オーダーすれば安いかもしれない。
でも、そこは手間と信用の問題もあるのでモデリスタに決めた。
トムスではなく、モデリスタにしたのは自宅から近いという理由だ。
モデリスタに電話をかけて、詳細を聞いてみる。
すると、皮を巻くためにはハンドルを外して一週間ほど、工場に預けなければならないことがわかった。
そして、代替えのハンドルもない。
やるからには自分で用意しなければならない。
さて、どうするか?
そう悩んでみんカラでつぶやいたら、みん友のruoさんから純正のステアリングが倉庫に眠っているから提供しますという、ありがたいお話をいただいた。
ご厚意に甘えさせていただいた。
ありがとうございました。
ruoさん、お世話になりました。
また、みんカラに感謝です。
ステアリングの代替えは確保した。
続いて意匠だ。
色は難しい。
何人かの知り合いにも相談した。
メインの外周を明るい青にしたなら、エアバッグ部分は濃い青、エンブレム部分はキラキラするもの、そう結論づけた。
その言葉を胸にモデリスタへ行った。
モデリスタで聞いてみるとエアバッグ部分の着色はできないと言われた。
仕方ない、自分で塗るか。
ひとまず、皮の巻き直しは完成。
やはり、エアバッグ部分の色を変えたい。
ここからDIYが始まった。
東急ハンズで染めQのネイビーを買ってきて着色。
なかなか良い感じ!
あとはエンブレム!
キラキラというキーワードに最初、染めQでギンギラ銀に塗ってみるも全然ダメww
塗った銀じゃ、質感が出ない。
本物の金属じゃないとダメだ。
さて、どうしよう?
既製品をネットで調べた。
レクサス、トヨタ、ネッツとエンブレムはあり、色もメッキのみではなく、青や金などもあった。
しかし、トヨタマークではなく『ALTEZZA』と刻印されたところが純正ステアリングの魅力だった。
再びトヨタ系のマークを入れることに抵抗があった。
つくるか?
何かエヴァ系のもので流用できそうなものはないか?
ネットで調べていても、イメージがわかない。
こりゃ、ショップで実物を見なきゃダメだ。
思いたったらすぐに原宿のエヴァンゲリオンストアに行った。
メタルのもの、ないかな??
流用できそうなものは小物入れだった。
よし、これをエンブレムに流用するぞ!
またDIYだ。
楽しいネ!
(ちなみに、装着写真はないけれど、ここに写っているのが銀に塗った純正エンブレムだww)
そしてついに完成した。
そのステアリングは?
この中に入って
こいつを動かすためには?
こんな感じなのだがw
こいつを正面から見ると??
実は???
んな訳はいけれどwww
気持ちはそういうことだと言うことでwwww
ステアリングホイールを握るとき、心はいつもエヴァンゲリオン弐号機のパイロットだ!
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ステアリング | 日記
Posted at
2012/12/01 06:45:19