
物語では時として八ヶ岳の妹として登場する蓼科。
諏訪湖は八ヶ岳の涙か、蓼科の涙か。
蓼科には女神湖と白樺湖という二つの美しい湖がある。
調べると、女神湖も白樺湖も人造湖だそうだ。
入り組んだ形の白樺湖に比べて女神湖は直線があって、いかにも人造湖といった景観だ。
元々は赤沼といって沼地だったところを農業用水の確保のために湖とした。
その際に合理的に直線の湖畔を造ったのだろう。
しかし、人工的であることはこの湖の美しさを全く損ねない。
夏に行くと整備された歩道に木はまばらに白樺のみがあり、開けた景観に高原の美しさが際立つ。
車を止めてのんびりと散歩をし、木々に話しかけたくなる。
そして冬。
雪と氷に閉ざされた女神湖には大人の楽しみがある。
昨年に続いて今年も女神湖での氷上走行会に橋本南さんの同乗者枠で参加させていただいた。
金曜の夜、23時に談合坂SAで橋本南さんと合流。
諏訪南ICで降りてコンビニでお酒を買い込んで女神湖まで登った。
気温が高く、また雪が最近降っていないらしく、楽に登れた。
女神湖の駐車場に到着してからみすえむさんを少し運転させていただいた。
最近のみすえむさんの変化の記事は、読んでいてさっぱりわからなかったのだけれど、運転してもやはりさっぱりわからない。
わかるのは、見た目的には車高がかなり上がっていたこと。
それから乗り心地が素晴らしく良かったこと。
メンバーブレースや強化スタビライザー、強化ブッシュにドアスタビライザーと剛性UP満載のはずなのに、シートから硬さが伝わってこない。
これが今セッティング中のサスペンションの効果なのだろうか?
ある程度の速度域で山道のアップダウンを運転させてもらったけれど、その時の安定感とか、挙動についてはわからないけれど、素直に乗ることができた。
これなら乗れそうか?w
その後、駐車場で飲んだ。
車内で飲むっていいね!
この時間でも、気温は1℃。
この暖かさが氷にどんな影響を及ぼすのだろうか?
明けて翌朝。
錚々たるインストラクター陣の紹介の開会式が終わって、我々のFR組は日下部さんとヨコハマゴムの方によるタイヤの講義となった。
橋本南さんはキャンバーのことを質問。
鋭い質問は日下部さんをうならせたw
ヨコハマの方はゼロに近い値が良いと仰った。
橋本南さんのセッティングはその通りらしい。
さすが!
午前中のフリー走行の時間は100分。
まずは橋本南さんの定常円からチャレンジ。
氷の滑り具合を確かめながら3分1セットを何度か。
一回目より二回目と確実に上達していく。
私もチャレンジさせていただいた。
昨年よりも、氷上に雪が無くてアクセルを強く踏むきっかけがなくても、勝手に回ってしまう。
低速で弱めのアクセルワークでゆっくりと回った。
時計回りに運転席側のミラーとパイロンで距離を確認しながら回ると比較的きれいに円をえがける。
しかし、反時計回りだと目標を設定しにくいので歪な円になってしまう。
今回新設された8の字を描くコースではこれが顕著で、時計回り旋回の円と反時計回り旋回の円では膨らみが全く違う円になってしまった。
それにしても、今年の氷はすべるなぁ。
去年の記憶では、もっとアクセルを踏まなければドリフトを維持できなかったはず。
今年はほんのちょん踏みで回り続けられる。
続いてスラロームとブレーキングのコースへ。
順番は忘れたけれど、私の1回目の走行の時にインストラクターの方が助手席に乗ってくださった。
「ハイ、アクセル開けて!ステア切って!」と指示通りにやるとスラロームが難なくこなせる。
俺、うまいのか?と錯覚してしまうw
しかし、いざ一人でさっきこのくらいのスピードでスラロームしていたよな?と走ると案の定スピン。
ちっともうまくなかったww
ブレーキングは、直ドリしながらスピードを出してからの急制動。
全然止まれない。
速度は50キロ以上出しているつもりだけれど、MT車のメーターはギアと回転数でスピードを表示しているから、滑っているときの表示は当てにならないとのこと。
勉強になりました<(_ _)>
スラロームは最初の2つのパイロンの辺りが特に滑りやすくて、橋本南さんもスピンしたような気がw
ブレーキングはやはり橋本南さんはうまい。
私はシフトダウンが間に合わなくて2速で突っ込んでエンスト回避でクラッチ踏んだらまったく止まれなくて超オーバーしてしまった。
挙句の果てに最後はエンストまでした気が。
いや、MTのブレーキって操作が多くて難しいよ。
エンストしたらブレーキは効かないだろうし、2速じゃエンブレ弱いけれど1速まで落とすタイミングを躊躇しているとあっという間にオーバーしてしまう。
一般道の雪道じゃ絶対乗れないなぁ。
こんな感じで午前の部終わり。
つづく♪
Posted at 2014/01/26 19:44:30 | |
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