ステアリングステッチ変更
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ステアリングのステッチが切れていたため,手まり糸にろうそくの蝋をつけて補修していたのですが,毛羽立ちが目立ってきました。
そこで,革細工用の糸に変更することとしました。
2
準備したのは,こちら。
右上の糸は,毛羽立った手まり糸30mです。
その左隣が,普通に入手できる太目の糸で,ボタン付け糸20番30mです。純正のステッチの太さがこの程度です。
そして,真ん中に鎮座しているのが,ビニモ5番1000mです。純正のステッチを2本寄り合わせたくらいの太さで,これ以上太くできません。
このサイズのブルーの蝋引き糸が売っていなかったので,しかたなくこの長さです(これより太い1番や0番のブルーの蝋引きはあったのですが,太すぎて使えません)。
そして,左上が蝋引き用の蝋です。
右下は,先の丸いクロスステッチ用の針です。なければ太い糸を通せる針の先を丸く削ってもOKです。
ここまでで,約2,000円です。
あと,左下のトルクス20番と糸切りバサミですね。
このほか,先が曲がってとがっている千枚通しのようなものも使いました。
さらに,千枚通しのようなものもあるといいでしょう。
3
ビニモは,なんと1,000m。
ビニモは革細工用に開発されたボンドでコーティングされたボンド糸です。さらにビニモMBTという,もう少し高いのもあります。
代理店が新御徒町にあったので,仕事のついでに買ってきました。
でも,使うのは1m+1m+2m=4mで十分です。
4
蝋引き(ローづけ)は,こんな感じで数回行います。
端は念入りに・・・
蝋引きは,毛羽立ち予防の意味もありますが,一番の理由はすべりを良くすることで,糸切れを防ぐことにあります。
今回のように,ビニモを純正のステッチに通していくと,蝋引きをしっかりやっとかないと純正のステッチを切ってしまうので,手抜きはできません。
このあと,ステアリングのステッチのうち,真ん中をジグザグに縫っている糸を切ってしまいます。
ちょっと勇気が要ります。
このとき,真ん中の糸に引っ張られている両脇の糸を切らないようにしてください。
一箇所きれば,鈎針のようなもので,ほどくのが無難です。
5
3時の部分のサイドステアリングバッジを,トルクスで外すと,ゴムを通して,純正ステッチの玉止めがしてありました。
この1箇所以外は,革の裏側で止めているような気がしましたが,どうも,この1箇所しか玉止めがないようです。
つまり,もしかするとですが,ステアリング全体を1本の糸だけで縫っているのかも。
なので,純正のステッチは端部分を残して,ステアリングバッジの下に誘導して玉止めすることとしました。
(1箇所は端部分も取り去ってしまったけど・・・)
6
玉止めするには,ゴムを貫通させる必要があります。
新しいブルーのステッチと一緒に通して,玉結びor玉止めをしました。
特に9時の部分のステアリングバッジしたのゴムが硬かったので,針を1本折ってしまいました。
千枚通しのようなもので,事前に穴を開けとくと良かったです。
7
こんな感じで,シングルステッチにしました。
純正は,一つ飛ばしながらジグザグなので,今回はその倍近い長さが必要です。
また,純正が一つ飛ばしなので,一針ごとに,ステッチの幅が揃うように調整しながら縫っていきます。
最初は軽く縫っていって,10cmくらい縫ったら,一針ずつ糸を締めていく感じで幅を揃えました。
ここで力を入れすぎると,切ってはいけない両側の純正ステッチが切れてしまうので,無理は禁物です。
8
こんな感じに仕上がりました。
自己満足の世界です。
糸が太くなったので,触感も違います。
当たり前の話ですが,ステアリングを外して作業すると楽に作業できます。1時間で90度,360度縫うには4時間近くかかりました。
前回は,怠慢で外さずに作業したら,手首に無理な力がかかり,半月ほど手首がバカになってました。
さて,あと996m弱をどうしようかな・・・(爆)
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