今年もやります!!
「BAMZO タカスサーキット ドライビングレッスン&ミーティング 2019」
絶賛申し込み中!!
ニコニコバンバンカップ2019(予定)
Rd.1・・・4/6(土)・・・終了
Rd.1・・・6/29(土)・・・終了
Rd.3・・・8/3(土)・・・終了
Rd.4・・・10/12(土) ・・・9月頭より申し込み開始予定!!
Rd.5・・・11/30(土)
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ご質問がある方は、メッセージかHPのContactからご連絡ください。
本日より2019年の申し込みスタートになります!!
皆様是非ともご支援の程宜しくお願い致します。
わき見運転注意!! 皆さん、一般道でわき見をしていて、ドキッとした瞬間ってありますよね!?
もちろん僕もあります。
それから反省して、わき見しない様に気を付けたりするようになる!!っていうのが一般的な流れです。
わき見運転はとても危険。
横向いてダッシュして、見えたいないところに全力で突っ込むのはかなり怖いですよね!?
自分でやると怖くてしないのに、車を運転していると平気でやってしまいそうになる自分がいます。
これは、車に守られているからだと思います。
鉄の塊、ホールド性の高いシート、意外と安心感をくれているシートベルト、体が守られている感があるからこそ、気が抜けてよそ見をしてしまうのかと。
ですが、レーシングマシンに乗っている時にそんな気には、これっポッチもなりません。
それは、スピード域が高いからだと思います。
そして、それだけ集中して走っているからだと思います。
それでもよそ見をしてしまうとしたら、よほどのビックリの瞬間ですね!!
もちろん、たくさんの情報が目から入って来るので、外周路にあの車が止まっていたとか、メカがこんな顔してるとか、観客席のあの子可愛いとか(先輩からよく聞きましたw)、よそ見をしていなくてもたくさん見えます。
よそ見と、周りを見るは決して違うと。
周りを見ることは、色々な情報を認識できるし、もちろん余裕も生まれるし、いいことだらけ。
ただ、今回の鈴鹿で周りを見るとよそ見の紙一重の方がいらっしゃいました。。。
鈴鹿の練習日。
こないだも書きましたが、68号車は予選に通過するために、木、金曜日の走行をセットアップにだいぶ時間を使いました。
だから、僕と服部さんでほとんど乗って、平沼さんはほとんど乗ることが出来ませんでした。
だから何をしていたかって。。。

ずっとトレーニング。
しかも、木曜とかはかなり本気のトレーニングでした。
専属トレーナの竹浪さんに連れられて、練習走行中いなくなっていた平沼さん。
どこにいたかは、密山選手が教えてくれました!!
密:平沼さん、もしかしてさっきシケインの右側の坂にいませんでした??
平:いたよ~。
番:(えっ!?あんなところに??コース見れるわけじゃないのに何で??って言うか、そんなところ走りながらよく見ましたね!?)
密:やっぱり!!一瞬視界に入って、あれ??って思ったんですよ!!
番:(ってことは、二度見だw)
密:走ってました??
平:坂道ダッシュしてたよw
一同:(@_@;)えっ!? さ・か・み・ち・だ・っ・しゅ・っ!!??
普通に走っていたら、シケイン立ち上がったらコースなりに目線を移動しながら左外側いっぱいまで行こうと左に目線を映す場所。
坂道ダッシュしていたところは、真逆の右側。
しかも普通は人がいないところなので、まずは見ないはず。
GT-3に乗りながらよくそこに気が付いたなぁ~!!
というか、周りを見ていて気が付いて、二度見目はよそ見だw
そして、坂道ダッシュって。。。
ス・ゴ・イ・ナ。
普通レースウィークにやらないですよ。
色々言い訳できる環境がたくさんあるのがレースウィーク。
そんな環境でも、僕らより汗をかいて体の準備に時間を使う平沼さん。
いや、平沼選手。
ストイックとはまさにこのことです。
密山選手の周辺視野の高さと、平沼選手の努力に度肝を抜かれた練習日でした。
そして夜は。
ランニングしているんです。
誰に何を言われるわけでもなく、トレーナーに言われるわけでもなく、完全に自発的に。
素晴らしい。
僕も走りたくなったけどウェアーがない。
って相談したら、ちゃんと2着持ってました。
どんだけ準備がいいんですか・・・。
土曜の夜一緒に走っていたら、マネージャーが車ですれ違いました。
街灯もない真っ暗な中、突然僕らが走っていたからかなり焦ったと思うけどw
メカも、マネージャーも遅くまで頑張ってくれています。
それに応えようと必死な平沼選手。
プロ以上にプロの気持ちで努力をされている平沼選手。
だからこそ、先日書いたように流れを引き寄せてくるのだと思います。
こういう方が会社の代表をしていると、社員の皆も感化されてドンドン前を向いて成長されていくのだなって。
やっぱり、トップが周りより努力をしているところは強いね!!
埼玉トヨペットグループは約2000人の会社です。
このモータースポーツを始めた時は、いろんなことを言う人が多かったのではと思います。
でも、平沼さんはひたすら努力をし続け、奇想天外なアプローチの仕方で周りを惹き込み、結果をちゃんと出して。
今では、ほとんどの社員の方が心から応援してくれています。
レースウィークに社員のグループラインに各支店から応援メッセージ&応援写メが送られてくるんですよ!!
嬉しいやら感激やらです(^^♪
そして、周りで応援してくれている関係者の方々は、ここまで来るとは思っていなかったかなと。
スタート段階で出来ると信じて、ひたすら貪欲に頑張ってきたのは平沼さんとモータースポーツ室のごく一部に人だけな気がします。
本当にすごいパワーです。
人の真剣な努力は、周りの人の意識を変え、行動と気持ちを変え、そして流れと結束力と見えない力生む。
そんなシーンをこのチームではたくさん見させてもらってきました。
僕も意識が変わったし、服部さんも変わったのではと思います。
プロドライバーの意識も変えるこのチーム。
そしてこのチームのドライバー、平沼貴之選手。
凄い方と出会えて、凄い力を肌で感じて、自分も成長させてもらっています。
素敵な環境でレースが出来ていることに感謝です(^_^)/
頑張らねば!!
ただ、皆さん。
平沼さんがモータースポーツスタート当初に描いた絵。
実は今現在まだまだ途中なんですよ!!
もっと大きなこと、もっと凄いことをスタート時から考えているのです。
日本の車業界を変えていくかもしれません。
モータースポーツを一般車にフィードバックして。
人から人に伝えて。
このチームがこの先どうなっていくのか楽しみです(^^♪
なんだか話の矛先が変わってきてしまいましたが。
イイタイコトは、最高!!ってことです(^^♪
知り合いのとある方が平沼さんは器用って言われていました。
本人はそんな簡単な言葉で片付けないでよ~っていつも言っていますがw
努力の天才で発想の宝箱。
発想の宝箱は僕が考えてみましたw
ということで、よそ見は危険ですw
一般道でのよそ見は思わぬ事故に繋がります!!
気を付けましょうね~~!!

辛かったラスト4周。。。 







レースって一発のタイムより大切なものがある!! さぁ、続編です。
ずっとパラパラ雨で止まっていた天候がある時を境に雨脚が一気に強くなりました。
各ピットも大慌て。
我々はだいぶ前からタイヤ、ドライバー、メカの準備は終わっていたので、後はいつ入って来るかを決めるだけ。
鈴鹿って一番の難点が、無線が通じないゾーンがあるんですよ。
デグナーから130R過ぎまではほぼ聞こえない。
だから、130Rからシケインまでで、ピットに入って!!とかやっぱりコースに残って!!とかドライバーと交信をしないといけないのです。
基本は前の周のストレートで伝えるんですが、急遽変更する際10~15秒くらいしかチャンスはないんですよね。
今回みたいないきなりの雨。
これはピットは大荒れです。
タイミングを一歩間違えると大幅にロスしてしまうんだよね。
だからかなり緊張の一瞬でした。
GreenBraveチームは2台体制。
今回の大きな失敗は事前にこういうシチュエーションになることは想定で来ていたのに、その時どうするか話し合っていなかった点でした。
コース上で前を走るは52号車。
同時ピットインの無線だったけど、52号車が先にピットに入ってしまう、お互いに出る時にタイムロスしてしまう。
僕らはななめ止め。
出る時手押しバックしなくてはなりません。
52号車も僕らが前に止まっているからそのまま出られず、手押しバックが必要に。
ということで、ピットロードギリ手前で68号車はコース上にステイの指示。
結果、事前打ち合わせ不足と読みの甘さで平沼選手は土砂降りの中もう一周スリックタイヤで走ることになってしまいました。
二度とこういうことが起きない様に準備しないといけないですね。
無事52号車のピット作業が終わり、いよいよ我らの順番。
とんでもなく難しい状況の中、ちゃんとピットまで車を運んでくれた平沼選手はすごいと思う!!
一歩間違えれば、クラッシュに繋がる危険性大だからね。。。
前日の予選レースは、ピットインはしたけど給油のみで、練習以外では実質初のタイヤ交換。
メカちゃん達、顔色悪い。。。
まぁ、仕方がないね!!
チーフであり先輩メカが、彼らを勇気付けて、確実に交換してもらえるように(^^♪

タイヤ交換って、目の前に止まるタイヤのナットを5本緩めて、タイヤを外し横に置く。
そして、自分の足元にある新しいタイヤを取り付けて、5本のナットを締めるだけ。
作業としたら、そんなに大変じゃない。
でも、あの環境だとそれがプレッシャーによりとんでもない作業に化けるのです!!
日々の生活で1秒ってあまり気にしないじゃないですか。
サーキットでの1秒はとても大きな数字。
限界で走っている中で0.3秒タイムを上げることですら、かなりの困難。
だから1秒取り返すってとても大変。
ピット作業のロスって何秒って感じなんですよ。
だから、コース上を10周とか走って何とか取り返せるくらい大きな数字になってしまう。
もちろんメカちゃん達はそれを理解しているし、ちゃんとタイヤが付けられなかったら、タイヤが取れてクラッシュしてしまったり。。。って思うと凄いプレッシャーがのしかかるんだよね。
だから何度も何度も練習してくれていました。
いざ本番。
まずは停止位置は完璧!!
そこからフロントタイヤの交換が始まりました。

これまた練習の最速タイム近くの良い交換でした(^^♪
そして給油。

給油って穴が二つあって、一個はガソリンが流れ込む穴でもう一つが空気が抜ける穴。
2リッター/秒以上のスピードで給油していきます。
ここに写真のホースを挿すだけなんだけどさ。
この給油口にリグを挿すのがなかなかの力が必要。
一度試してみたけど、ほぼフルパワーで穴とリグがピッタリ合っていないと刺さりませんでした。。。
何度か試してようやく刺さった感じ。
しかも、フルパワーで押し続けていないと、圧で戻されてしまう。。。
意外と難しいピット作業の一つ。
雨が降っていて視界が悪い中、そんな給油もバッチリ!!
我らが埼玉トヨペットメカちゃん達は、なかなかやります(^_^)/
さて、そのころにはドライバー交代も終わり、服部さんはスタートに指をかけていつでもスタートできる準備万端!!
最後のリアタイヤ交換。

これもイイ感じで終わりました!!
いやぁ~、初仕事なのに、落ち着いてたし、いい仕事をしてくれました(^^♪
彼らのピット作業は大きく我らの結果に影響しましたね。
走り切った平沼選手は、安堵と自信に満ち溢れた顔でした。
ピットインがもう1周早かったらなおベストでしたけどね。。。
次回への課題です。
さて、コース上に目を戻しまして。

伝説の服部選手の追い上げショーが始まっていました。
昨年初優勝したオートポリス戦。
トップのガズーチームをドンドン追い上げていき、バトルの末パスして優勝しました!!
他を寄せ付けない走りの服部さんは今回も見れるのでしょうか??
本気やる気スイッチが入った服部さん。

トップ3台のマシンと比べて。。。
段違いに速い!!
というか安定している。
ピットアウトした地点で、2位と約1分。
3位と約40秒離れていました。
ベストタイムこそそれほど変わらないけど、とにかく安定して速い服部さん。

これなんだかわかりますか??
実はプロの中でもここは結構な差が生まれるゾーン。
素人とどうしても差が見えてしまうゾーンです。
今回の題名はまさにここ!!
サーキットって1周何秒で走れるかを皆さん楽しむじゃないですか!?
もちろん僕らも同じです。
予選なんてまさに誰が一周最速かを決める選手権!!
これで負けるとやはり悔しい。
ただ、レースはちょっと違うんです。
1周のタイムはもちろん大切。
でも、耐久レースはもっと大切なことがあります。
色々なクラスが混走で走るスーパー耐久。
車の速い遅い、ドライバーのスキルを考えると、様々なスピード域の車が一緒に走っているのです。
先ほど話しましたが、とにかくサーキットでタイムを上げるのは至難の業。
限界での走りから少し頑張っただけで、大きなミスに繋がったりしてしまいます。
でも、逆を言うと。。。
限界で走っているからこそ、タイムロスはとても簡単。
自分のミスもそうだし、他車と絡んだ時のタイムロスはかなり差が出ます。
トップ4台の中で、ベストタイムだけで言うと、皆とあまり変わらない服部さんですが、1時間半のスティントを終えたころ、2位3位ともに数秒前にいました。
とにかくロスが少ない。
遅い車に出会った時や、後ろからかっ飛んでくるGT-3に出会った時の、状況判断と自分のタイムロスを最大限減らす身の置き方がめちゃくちゃうまい!!
決して相手の邪魔をするわけではなく。
お互い変に頑張りすぎず、お互いロスなく終わることがベスト。
皆変に抑えたり、変なとこで譲ったりして、ロスしてしまう。
毎周のタイムを比べていると、誰とも絡まない時は差があっても0.5秒。
でも、他車と絡むと3秒、5秒と一気に縮まります。
服部さんは今の周、他車と絡んだのか絡んでないのか、いまいちよくあまりわからない。
大きく落とす時ももちろんありますけどね。
ただ、圧倒的にその数が少ない。
だから、1時間半走ると何十秒も縮められたのです!!
さぁ、だいぶ暗くなってきましたよ!!

雨が降る鈴鹿は後半スティントです。
我らが#68は現在4位。
2位、3位とも数秒差。
ただ、相手チームのラストドライバーのことを考えると、まだまだかなり壁があります。
雨脚も強くなってきました。
果たして表彰台に立つには。。。
我々が取った、起死回生の作戦とは!!
次回に続く。
恐怖との戦い。 前のブログで予選通過まで書きました(^^♪
今回は決勝について書きたいと思います!!
数々の壁をチーム力と運で乗り越え、予選を通過した埼玉トヨペットGreenBraveチーム。

決勝は6番グリッドからのスタート。
スタートドライバーは、今年は初めてだけど、去年何度もスタートを務めている平沼選手!!
それはなぜかというと。
平沼さんがスタートの方が作戦の幅が広がる!!ってのはいつものパターン。
今回は少し違うんだよね。。。
今回の鈴鹿決勝は4時間。
燃費を計算すると、マークXはガス満ガス欠で1時間20分強しか走れない。
ということは、皆ほぼガス満からガス欠の走行。
ならスタートは誰でもいい!?
ではないんですよね。
ゴールは19:15分予定(結構暗い)
夕方に向けて天気は悪くなる方向。
しかも、今回予選を通る為、平沼選手の走行時間よりマシンのセットアップに時間を使ってしまった。
平沼選手、土曜日の夜の地点で、計測1周のみ。。。(アウトイン入れて4周)
本来はこんな環境でレースをさせてしまってはダメなのはわかってはいます。
でも、セットアップや赤旗に時間を取られてしまいました。
本当に申し訳ない環境でしたが、日曜の朝のウォームアップ走行は、ドライで始まり→最後にパラパラ雨。
この走行は全て平沼選手に走ってもらいました。
マシンと苦手な鈴鹿に慣れる為に。
日頃から、トレーニングに車載研究に凄く努力されている平沼選手は、走り出しからいいタイム!!
しっかりとイメトレが出来ているのですね(^^♪
先生役としていつも無理難題を言ってきたけど、どんどん成長する姿は素直に嬉しいし、本当に速くなってきている平沼選手は強く頼もしい!!
だから、スタートドライバーをやってもらうことに(^^♪
ドライで唯一走れるのがたぶんスタート。
暗い。
雨。
リスクがある場所で走るには、今回の走行時間は短すぎ。。。
だから、一番安定してそうなスタートを!!
って流れでした。

がしかし。。。
スタートドライバー申請の期限が過ぎたころから状況は一変し出しました。
雨雲の動きが早い。
でも、手前の山に当たって辛うじて止まっている。。。
スタートはドライ?ウェット??

きっと、怖かったと思います。
圧倒的に少ない走行時間。
そして、読めない路面状況。

でも、今までで一番いい目をしていた気がします!!
本人曰く、それほど緊張はしていなかったと。
こんな状況、僕なら緊張しちゃいそうですがw

読めない路面状況にギリギリまでタイヤは決めず、どちらでも行ける準備を。
エンジニアの牧さんもこんな時に限ってPCの調子が悪くなり、雲の動きが見えない。。。
イライラMax。
いつもスタートじゃないとリラックスしている服部さんも。
「雨を感じたいからレースクィーンは近づくな!!」←傘って意味ね(^^♪
と。
※言い方は少し盛ってます(^v^)
いつになくピリピリしているスターティンググリッドでした。

写真はまだ笑顔ですが、作業終了時刻が迫ると緊迫した表情に!!
それだけ、皆少しでも平沼選手を安心した環境でレースをさせてあげたかったのだと思います。
我らが出した答えは。
ドライタイヤ。
雨は来るかもしれないけど、スタートの路面状況でウェットタイヤはどのみちタイヤが壊れちゃうだろうと。
雨はパラパラ降っていますが、路面を濡らすほどではありません。
でも、フロントガラスにはポツポツ付きます。
この状況でドライタイヤってどれだけ怖いかわかりますか??
ラジアルならそんなに気にしなくていいのですが、スリックはわけが違います。
温まっているならまだしも、スタートはコールドタイヤ。
と~~~っても滑るのです。
特に横長の鈴鹿サーキットは、メインスタンドは降っていなくても、スプーンは土砂降りってこともよくあります。
一周前とはいきなり状況が変わっていて、どこでブレーキ踏んでいいのか、どんな車速で曲がれるのか、全くわからないとても難しい状況。
そんな中、僕言っちゃいました。
普通は、気を付けて!!とか。
楽しんで!!とかだと思います。
でも僕は。
前のマシンを抜いてきてって。
これだけ一緒にいる平沼選手の気持ちは誰よりもわかっているつもり。
だから、この言葉の意味もきっと伝わるはず。
平沼選手の今の実力なら絶対出来ると思ったし、付いて行こうと思っている人と、抜いてやろうっと思っている人では、心と気持ちの強さが違います。
こういう環境は心が強い奴が絶対流れを引き寄せる。
谷口さんから学びました。
だから、強い気持ちで行ってほしくて。
いざスタート。
スタート直後から前の車両にくらいついていく平沼選手。
抜く気満々です!!
幸い雨も何とか堪えてくれています。
何度か抜こうとトライして、抜けなくて。。。
そんな攻防を繰り返しているうちに。
ついに前の車両のテールを捉え、コース上でパス!!!
これはとてつもない事!!
今までのマークXは6位が実力でした。
その車で平沼選手のドライブで5位に上がったのです!!
とほぼ同時に、62号車が他車と接触したことが原因でタイヤが外れかけてスローダウン。
一気に4位にジャンアップ!!
さらに、前を追う68号車。
ただ、上位3台はやはり少し速い。
じわじわ離されていってしまう。
でも、諦めずに前だけ見て走っていたと思います。
スタートして1時間が経過しようとした頃から雨脚が強くなりだして。
ドライタイヤでは厳しく、タイムが落ちてきました。
ただ、まだウェット交換するには早い。
もっと一気に降ってくれれば良かったのだけれど、何とも微妙な雨。。。
ひたすらコース上で堪えるしかなかったです。
でも、周りとそんなに変わらないタイムで走る平沼選手の頑張りに、一人本気スイッチが入った男がいました。
「服部尚貴」
僕がレースを始めたころ、いつもテレビの向こうの存在だった偉大な選手。
服部さんを慕う若者もたくさんいて(もちろん僕もですよ!!)、SFチャンピオンの石浦を筆頭にチームナオキ出身のドライバーはレース界各所で大活躍しています。
大ベテランと言っていい年頃なのに、頭は切れるし、速いし、貪欲だし。
学ぶべきところが山ほどある服部さんの本気スイッチを押したのは、他でもない平沼選手でした。
雨が降りしきる中、スリックタイヤで走り続ける難しさ。
恐怖との戦い。
130Rやまっちゃんコーナーなんて、どう表現していいかわからないほど怖いはず。
上手く表現する言葉が見つからないことが歯がゆいですが。。。
そんな環境の中、大きなミスなく走り続ける平沼選手の姿は、メカニックにも伝わる熱いものがあったと思います。

写真は練習中ですが、彼らも一緒に戦っている同士。
きっと平沼選手がピットに入ってくる=タイヤ交換がある。
今回来てくれた店舗メカの半分がレース初。
そんな彼らが、たった30秒足らずで終わる、初めてのタイヤ交換本番前に、吐きそうなほど緊張していたはず。
そのタイヤ交換がどれだけ重要でレースの順位に影響するか理解しているからの心境だと思います。
さぁ、上手くいくのでしょうか?
スイッチが入った服部選手の走りは??
次回に続く。
1968年。 僕が生まれる14年前。
世界的自動車企業のトヨタが「初代コロナ・マークⅡ」の販売を開始しました。
その後継車として今現在世の中で売られているのが「マークX」
初代から数えると11代目だそうです。
我らが埼玉トヨペットGreenBraveのマークXのゼッケンはこの初代コロナ・マークⅡの生まれた年の番号から取りました。
カーナンバー#68
チームとしてはかなり思い入れのある番号。
昨年は#52のトヨタ86。
普通は並び番号を選ぶところだけど、一つ一つに意味と思い入れを持つところが埼玉トヨペットらしく感じます。
さて、そんな11代目のマークXが6月12日に快挙を成し遂げました!!
まだ目指すところの道の途中だけどさ。
それでも、素晴らしい結果だと思う。
それではレースの模様をご一読ください。
さぁ。
今回の鈴鹿戦。

何が何でも予選を通過しなくてはならなかった。
今年一気に台数が増えたスーパー耐久。
年間通して今回だけ予選落ちがあるレース。
事前の通達では我らST-3クラスは8台エントリーに対して5台の予選通過。
現状の我々にとってはかなり厳しい数字。
でも、結果僕らは3位表彰台を獲得できました。
そこには数々の奇跡と、すさまじい努力があったら。
書くのが遅くなったうえに何回かに分けて書くので、見てくださいね(^o^)

練習走行はやはり予想通りの4~7位が接戦。
現状上位3台に入るのは無理なので、この4位争いでどの位置にいられるかが予選通過のカギでした。
練習走行でだいぶ見えてきて、いざ土曜日。
この日のブリーフィングで、まずは第1の奇跡が。
なんと予選通過が6台に増えていました。
たぶんどこかリタイア申請をしたのかな!?
わからないけど、この一台が我らにとってはとても大きなこと。
からの予選。
予想通り苦戦して、やはりクラス6位。
ギリギリの崖っぷちです。

いつもはない予選レース(100分レース)とやらが土曜日の午後行なわれました。
予選上位3台は走らないので、我らは3位スタート。
ST-X、ST-1、は全車通過なので、グリッドも全体で3番手スタート。
これは、最近見たことのない見晴らしでしたw
さて、この100分レースの作戦。
凄くチームで話しました。
このプロジェクトはメカニックの育成。
そして平沼選手のスキルアップ。
会社の代表取締役が自らマシンに乗り、体で感じて車の楽しさを伝えていくプロジェクト。
だから、平沼選手が乗らないわけにはいかない。
でも、予選落ちするわけにもいかない。
僕らが出した答えは、予選レース。
番場→服部→番場
必ず予選を通るから、決勝でたっぷり乗ってもらおう作戦です。
きっとこの決定は凄く悔しかったと思います。
チームの為とかってよく耳にするけど、内心は全然違うはずだからね。
F1のチームオーダーだって、素直に聞く人あまりいないでしょ・・・。
だから。
だからこそ。
半端ないプレッシャーの予選レースでした。
久々。
昨年のチャンピオンが決まる最終戦並みのプレッシャーでした。

3位スタート。
レースは何があるかわならない。
最後まで諦めちゃダメ。
普通に行けば6位スタートだから通る!!なんて甘い考えじゃ絶対流れが来ない。
だから、最初からメチャプッシュしました。
スタートは人生で一番のスタート。
スタートラインでの2位との差は30cm。
かなり「ヤバッ!!」って思ったけど、上手く距離を自分の物に出来ました。
1コーナーまでに2位に上がり、S1でトップに!!

見た目は総合トップ!!
きっともう二度とないでしょうw(いつもはST-Xがいるからね)
とにかくたくさん逃げないと、何があるかわかりません。
順調に後続と差を広げて、予定周回数でピットイン。
服部選手に交代して数周したら、オイル処理でなんとSCが!!
我々以外はこのタイミングで皆ピットイン。
これで1、2位は約1周弱前に行かれてしまいました。
=残った席は1席。。。
今回一番のライバル(予選通過の席を争う相手)と思っていたのが#34。
SC解除後はこの#34と1秒以内の攻防がかなりの時間続きました。
最後の一席を争っているこの2台。
カナリ熱い!!
が、思わぬ形で決着が。
#34がトラブルによりデグナーでクラッシュしてしまいました。
かなり高速だったのでドライバーが心配でしたが、その後メールで無事を確認!!
これで、一安心!!って思った方。
まだ甘い!!
上位2台は遥か先。
ただ、4位とは。。。
それほど差がない。
コース上で抜かれることはないでしょう。
でも、ピットのタイミングとSCのタイミングが悪く重なると平気で一周くらい先に行かれてしまう。
我々は、争っている車両がピットに入るまでコースにステイすることにしました。
先に動いて得は何もないですからね。
ということで、相手の出方とコース上の状況を常に神経張り巡らせてチェックし続けました。
結果、SCは出ることがなく、相手も普通にピットインしたので、その後に我々もピットイン。
で、最後は僕に。
ここからは、順位の変動があるほどの近くにはマシンがいなかったので、チェッカーを受けるだけ。
マシンを壊さず、他車とも当たらず、ミスをせず。
ドキドキの最終スティントでした。
結果、無事3位にて予選通過!!(クラス合計6位ってことね)
一見、スタートでトップに出て、ピットも問題なくこなし、見た目は楽に見えたかもしれないけど、中身はけっこう後がない状況でした。


予選レースの反省点。
いつものスーパー耐久なら長いからSCが入る場所がST-Xのトップ。
だから運が悪いと、一周差をつけられてしまう。
ただ、今回は我々が先頭。
我らの前にSCが入る。
だから、先に動いちゃいけなかったんですね。
トップは周りよりアドバンテージがあるからこそ、周りの動きを見てすぐ反応すればよかった!!ってのが反省点です。
それ以外は、皆完璧でした!!
ピット作業に、ドライバーの走りに。

ということで、奇跡の予選通過でした。
今日はここまで。
決勝の話は、また近々書きます。
お楽しみに~~!!
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株式会社 オートプロ カテゴリ:ニコバン協賛会社 2015/12/04 21:11:50 |
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オーディオリプラス株式会社 カテゴリ:スポンサー会社 2015/01/18 10:41:16 |
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そむら歯科クリニック カテゴリ:スポンサー会社 2014/03/19 01:16:20 |