鮎川雅樹のブログ一覧

コンコーニさんが近年作成したペースノート（たぶん）
この時はポルシェに乗ってヒストリック・ラリーに参戦していました。

1978年のツール・ド・フランスではダルニッシュ、Clarrを破って見事優勝！
ムートンの表情も少し自信がついてきたのか、変わったような気がします。
この頃ムートンは髪を三つ網にしたりして、コンコーニさんが結っている姿も
コンコーニさんも髪がいつの間にか長くなっていますが、
やはりその後は再び短くなります。
現在でもコンコーニさんはラリー会場に出向いて元気な姿を目に出来ます。

そして彼女たちはポルシェ・カレラRSを駆ってツール・ド・フランスで2位
スペインのラリー、RACEでは優勝を果たします。
その後彼女達はフィアット・フランスで走ります。
僚友にはアンドリュー/ビシェ組もいて、Fiat131アバルトラリーに乗ります。
チーム的にはアンドリューがNo.1ドライバーだったと思われますが、、、

コンコーニさんと言えば、ムートンのナビ
ムートン＆コンコーニ組がストラトスで参戦したのは
実は1978年のモンテカルロ・ラリーだけで、その時は7位だったのですが
青いシャルドネカラーのストラトスと彼女達の組み合わせは印象に残っています。
1976年までアルピーヌ・ルノーA110に乗っていたのですが
1977年のモンテカルロラリーではA112に乗っての出場です。
ゼッケン37番のA112のレジストレーションナンバーは「8106DY93」
グループ２では5位の総合24位でフィニッシュします。
この頃のムートンは髪が長く、表情もアウディー時代と比べると違います。

ナビゲーターのお仕事とは、ただペースノートを読むだけではありません。
ドライバーが疲れている時は、リエゾン区間で代わりに車を運転する時もあれば
車の故障に対しても取り組まなければなりません。

時にはスロットルが故障でアクセルワイヤーが切れたら熱いボンネットを開けて
スロットルをドライバーに成り代わって動かしてあげることもあれば、
ご覧のように、クラッシュ等でホイールが脱輪すれば、
ナビゲーターが対角位置に錘となって走行中に車がダメージを受けないようにする事もあります。
ナビゲーターの事をco driverとも言いますが、副ドライバーなんですよね。
ですから優勝した際には、ドライバーだけではなく、ナビゲーターも一緒に走ったと祝福されるのです。