今日は肌寒い福岡です。
さて遂に12月になりました、今年も残すトコ一か月を切ったわけです。
早いもんです、年取る毎に早く感じるとよく親が言ってましたがその意味が最近よく判るようになりました。早い話、自分もそれだけの年齢になってるという事ですね(笑)。
さて今回のネタは先日カタログ整理をしてた時に出てきた、ちょっと珍しい古い輩でいきます。
出所は何時ものトコです<(_ _)>
ダイハツフェローSS。
この名前を聞いて具体的にモデルをイメージ出来る方がどのくらいいますかね?
たぶん40代後半以上の方だと思います。
この車は1966年、つまり今から46年程前にデビューしたモデルです。
今回アップするのは、このフェローSSの後期モデルです。
では、まず表紙です。
前期型SSはチェッカーフラッグがバックの表紙でしたが後期型は路面に写り込んだ画像です。
然し、右上にチェッカーフラッグを持ったオフィシャルが写り込んでるトコは前期型カタログと似ています。やはり走りを意識した造りのカタログです♪
朝焼けの街中のようです、思い切り時代を感じさせる風貌ですね。
これはビートルズを意識したのかな????
フロントからの画像です、この後期型はこのクリーム色がイメージカラーだったようですね。
然し、バックの画像との関連がさっぱり判りません(?_?)
透視図ですね、これは特筆すべき点は何もありません。
コックピットです。ハンドルがナルディクラシック風ですね、タコメータは8000まで刻まれ
当時は殆どがコラムシフトだった時代にフロアシフトにしてるあたりは拘りを感じます♪
各部の説明です、フェンダーミラーも平型でないとこがスポーツモデルの拘りを感じさせます。
バックショットです。
変わってエンジンのページです、これ凄い数値です!
諸元表です、単位はミリです。
全長2990 全幅1285 全高1350
重量500kg
エンジン直列2気筒 水冷360cc 32hp
ミッション MTのみ
さてここから、このフェローの話を。
当たり前ですが、もの凄く小さいですね。
まぁ、時代が昭和40年代前半なので…。
そもそもこのフェローですが、当時はホンダはN、スズキがフロンテ、スバルが360と各モデルをラインナップしていたので、ダイハツもやるか!てな感じ(かどうか判りませんが)で作成されたファミリーカーだったようです。
然し、この時代はまだ普通車でも高級車の時代、ましてやスポーツカーなんて贅沢品の極みだったと思います。そこで軽自動車を作成していたメーカーは一般人でも手が届く軽のカテゴリーでスポーツカー作成を始めます。
当時のダイハツは、先ずはベースをこのモデルに設定し、ありとあらゆる実験と開発をしていきます。そして、意外と短期間でこのスポーツモデルであるSSを世に送り出してきました。
これ、ベースが良かったから早く出来たのか、たまたまなのかは判りませんが大ヒットしたようです。
そして、このSSモデル化どうかは不明ですがフェローの耐久横断テストを行ってる記事を見たことがあります。それだけ、このモデルに対する自信と思いが有ったんでしょうね。
然し、このモデルの特筆すべき点はこれだけではありません。
最後のエンジンの画像にありますが、89.9hp/L 32hp。
1000ccでの馬力を差してる訳ですが、この当時の軽自動車はせいぜい20~25hpの時代にこの数値です。これ現在の車で見ても全く負けてない値です。
因みにもう生産中止で有りませんが、同じメーカーで存在してたコペンやミラTR-XXよりも遥かに上です。フェローはミラから見ると御爺さん、コペンからは曾爺さんになるんですが(たぶん。)御先祖様は凄い方だった事になります。
そしてこの車は1度のMCを行い、1970年4月に生産終了、2代目のフェローマックスへと代替えされていきます。私が車好きになった時にはこのモデルはもう既に存在しておらず、ディーラーでも新車を見かける事はありませんでした。
が
付き合いのあるディーラーさんが15年くらい前に会社の大掃除をしていた時にこのカタログが出てきたので戴く事ができました。
カタログにはっきりした日付は確認できなかったのですが、1969年後半のモノのようです。
またこんな元気あるモデルを作成してもらいたいもんですが、コペンの再デビューもまだ不明確で判らないですからね…(@_@)
ダイハツフェローSS
実は凄いようです(^◇^)
Posted at 2012/12/04 14:57:46 | |
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