今日も雨ばかりの福岡です(T_T)。
然し、よく降りますね…。これだけ降ると2年ほど前の大水害を思い出します。
あの日は福岡市近郊ではバケツをひっくり返したような大雨で亡くなった方も何人かいたのかな?私自身もあの水害で被害を受けた一人なので、それ以来雨の日が少々嫌いになっています。
このままだと今年は冷夏かな…。
さて今日のネタですが、先日ユーチューブでWRCの動画を見ていたのですが80年代は日本車が多数出走していましたね。今までにWRCに出走した車を何台か取り上げたのですが、WRCに出走した日本車メーカーの中で、このメーカーだけは取り上げてませんでしたね。
という訳でいきます、出所はいつものトコです<(_ _)>。
ダイハツブーンX4。デビューは2006年3月
最近の車ですね(笑)。でもトヨタパッソと言った方が分かる方も多いかな????
本家がブーンでトヨタにOEMという形で提供されていた車がパッソなんです。
先ずは表紙です、フロントのアップですね。武骨な白ですがカッコいいです(*^。^*)
中身へ。LSD、サスペンションの画像です、車のカタログというよりはパーツカタログに近いかな??? 本来はオプションパーツカタログは別紙になっていることが多いのですがX4は中に閉じ込みになっています。
諸元表です。
全長×全幅×全高=3630×1665×1550mm 車重=980kg 駆動方式=4WD
1リッター直4DOHC16バルブターボ・インタークーラー付き(133ps/7200rpm、13.5kgm/3600rpm)
価格=204万7500円
さてここからこの車のお話を少々。
そもそもダイハツブーンという車を御存じの方ってかなり少ないと思います、でもパッソと言えばおわかりの方が多いのはやはりメーカーがメジャーかどうか?という事なんですかね…。
因みに元々はダイハツ車なのにトヨタで販売したら売れた車って他にもあるようです。
然しこのX4は何故かOEMで売られる事はありませんでした。
スペックやカタログを見てお分かりの方もいると思いますが、この車は競技出走を前提に開発された車です。約30年程前になると思いますが同じダイハツでシャレードというコンパクトカーがありました。この車もWRCには出走していたのですが排気量が小さいので諸外国のモンスターにはとても太刀打ちできないので参加クラスの関係で排気量を確か926ccにしてホモロゲを取得し出走したようです。その時に、限定車としてシャレード926ターボという限定車を販売したようです。
X4は限定車ではなかったのですが、ベース車はミッションがクロスレシオの5段MT、駆動方式はフルタイム4WD。前後スタビライザーやスポーツサスペンション、フロント機械式LSDなどでコンペティションに備え、さらにインタークーラーのフィンを冷却する「インタークーラーウォータースプレー」も装備、オーディオもエアコンも無く(競技モデルだから当然?)もう1つの「ハイグレードパック」になると、MOMO製の革巻きステアリングホイール、14インチアルミホイール、キーレスエントリー、エアコン、電動格納式カラードドアミラーなどの快適装備が追加されるようです。(これが所謂街乗車)
コックピットも最低限の装備のみでタコメーターは如何にも「後付けしたので、他の物に変えた方がいいですよ。」てな感じで、シートも営業車のシートなみの薄さです。
これで車両本体で前述の約200万円なら、よほど好きな方でもない限り他の車を買うと思います。
私以前にダイハツさんで話を聞いたのですが営業の方でもこの車を知らない方は沢山いると言ってました。
つまりほぼ受注生産で購入したのは、競技に出走する方か私のようなマニアな方だけだったようです(笑)。しかも、最近の車なのに走ってる姿も中古車屋でも見た事がありません。
或る意味、ランボルギーニやフェラーリよりも希少価値のある車かも…。
因みにこのカタログはダイハツさんで頂いたのですが「沢山あるので良ければ、お好きなだけ持って行ってください。」と言われました(^◇^)。
そして、この車の値引ですが、営業さん曰く「売った事ないのでブーンと同じ値引きで15万で如何でしょうか?」と言われました。
これ、最初の値引額として高いのか安いのか未だに分からないのですがね(笑)。
結局はあまりにマニアックすぎたのか2009年12月で生産終了、そして翌年の2月にブーンも2代目にFMCをしましたが2代目はこのX4はカタログに載ることなく僅か1代限りのモデルとなってしまいました。
ダイハツブーンX4。
マニアックなコンパクトカーかな??
Posted at 2011/06/18 17:43:22 | |
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