
しばらく前にみん友の堅パンさんが熊本県山鹿市で毎年開催?されてる「
くまもと山鹿和栗スイーツフェア」に行かれたとの話を伺って、私も最近流行りのでっかいモンブランや名物の「栗だけだんご🌰」などをカミさんといつか行って食べてみたいと相談していました。

しかし、数日前に「もう山鹿には行かなくて良くなったよ」と義姉からのお土産にもらった「栗だけだんご」を持ち帰って来ました😅。早速いただくとその名の通り、中の餡は栗🌰に少し甘みを付けてあるくらいでなかなか美味い😋。
これはやっぱり行って他のスイーツも試してみなければと、本日「くまもと山鹿和栗スイーツフェア」に行ってきました。
山鹿市は熊本県ですが北の端に近いので、我が家からは60kmちょっと。一般道でも2時間もあれば余裕がありそうですが、できれば夕方には戻りたいので午前8時半過ぎに出発。有明沿岸道路を少しだけ走って、

大川市、大木町、筑後市と抜けて、八女市から国道3号へ。最近は県外に出る時は高速を走ることが多かったので、国道3号線を走るのは久しぶりです。

とりあえず、ちょっと和栗スイーツフェアのパンフレットでももらおうと「
道の駅たちばな」に立ち寄りました。ちょっとだけのつもりでしたが…。

開店から間もない道の駅は美味そうな食材がたくさんあって、気づいたらカミさんの購買欲が全開になってました😵。おかげて積んできた車載用冷蔵庫は半分以上埋まってしまいました😅。それにしてもこの「道の駅たちばな」は安くて美味しそうなものをたくさん売ってます。まだ熊本県にすら入らないうちから夕食のおかずまで買い込んでしまいました💦。

そして熊本県に入り、まずは「和栗スイーツフェア」参加店ではかなり北の方にある、鹿北町の「
道の駅鹿北小栗郷」へ。しかし、ここはあまり「和栗スイーツフェア」は盛り上がっておらず、お店の人に聞いても「そろそろ栗は終わりだからねー」などど言われる始末😅。

そこで、やはり山鹿市の中心部に行かねばと、商店街の「
ふりあん」で和栗モンブランを買い込み、

さらに「
道の駅水辺プラザかもと」へ。

途中、フェアの参加店として紹介されていた「
山口万十店」の前を通りましたが、

こちらは駐車場が狭い上にけっこう並んでいる人もいたので通り過ぎるだけにしておきました。

「道の駅水辺プラザかもと」では栗を使ったいろんなお菓子やパンなどを買い込み、ついでにお昼も弁当を買って済ませました。

また、生栗は皮を剥くのが結構大変なのですが、立ち寄ったどこの道の駅もその場で剥いてくれるサービスがあります。こんな機械を使ってものの1分ほどで1kgの栗の皮を剥いてくれます。

我が家が買ったものも剥いてもらって持ち帰りましたが、面白いのは店によってこの皮むきの代金が違うこと。高い店は300円ですが、安い店は100円です。

さて、モンブランもいただいたし、栗もお菓子も買ったので目的は果たしたのですが、まだお昼を過ぎたところだったので、割と近くにある「
鞠智城跡 八角形鼓楼」を見に行きました。
山道を少し登って行くとカーブを曲がったところでいきなり視界にこの楼閣が飛び込んできます。

この八角形鼓楼は、「鞠智城」という古代山城の発掘調査で見つかった礎石群をもとに再建されたもので、その名の通り、大陸風の八角形という特徴的な形です。

ちょうど先日、NHKの「
ブラタモリ」でも対馬の古代山城の金田城跡が紹介されていましたが、この鞠智城も金田城同様、日本と百済の連合軍が白村江の戦いに敗れたため、大陸からの侵攻に備えて作られた山城の一つなのだとか。なるほど。

ここをしばらく散策した後、この敷地内にあるカフェ、「
栗と空」へ。ここも和栗スイーツフェアの参加店です。

ここでいただいたモンブランソフトは栗の味が濃厚でとても美味でした。それなりに良いお値段ではありますが😅。

さて、そろそろ帰ろうかと思ってたところで、カミさんからの提案でもう一箇所寄ることにしました。通称「
不動岩」と呼ばれている奇岩で、
「平安時代に山伏たちがこの山中にこもり、不動明王を本尊として祀り修行したことに由来する」
とのことです。現在は岩のすぐ下まで道路があり、駐車場や展望台もあるとのこと。
早速の山を降りてナビを不動岩の展望台にセットして向かいましたが、途中で出くわしたこの切通しが、両側の岩が高くてびっくり!まさに巨大な岩を切り開いて道路を通したような感じです。道幅があまり広くはないので余計に左右の岩が迫って来る感じがします。

これは凄いと調べたら「
岩隈山の切通し」として有名な場所でした。そんなに長い距離ではないのですが、梅雨の時期には一面が苔むして幻想的な風景になるそうです。ここは再訪決定となりました。
ドラレコの動画をちょっと切り出して加工してみましたが、あの圧倒的なスケール感はなかなか伝えきれませんねぇ。
さて、不動岩の麓の蒲生池の辺りまで来ました。間近で見るとなかなかの奇岩です。カミさんは以前からインスタか何かで知って、一度行ってみたかったとか。しかし、ここから先はなかなか酷道の予感が💦四国のUFOラインを思い出します。

やはり道幅はかなり狭いです。帰ってから見てみた山鹿市商工観光課の「
山鹿探訪ナビ」にも、
「不動岩は蒲生山の中腹にあるため、途中から離合が困難な細い農道を通ります。見通しが悪く、舗装も荒れておりますので、安全運転で走行してください。」
とありました。

ところどころに広くなってる場所もありますが、対向車が来ないことを願うしかないですね…。

行きはなんとか対向車も来ずに展望台へ到着。なかなかの絶景ですが天気は下り坂で遠くは少し霞んでいます。

さて、展望台からの眺めも観たし、そろそろ帰ろうかと思っていたら、カミさんが展望台にいた人から「この岩の頂上まで階段で登れる」という情報を聞きつけてきました…。

カミさんに促されるままに登り始めたましたが、すぐに後悔することになりました😩。
階段と言っても山道のそれで、勾配は急なところばかりだし、一段の段差も大きいし、途中から息が上がり、足は上がらないし心臓は悲鳴を上げているし😵

時々休みながらなんとか頂上に辿り着きました。日頃から週一で近場で登山するサークルで慣れているカミさんは、余裕で絶景眺めて写真撮ってました😆。
しばらくしてやっと息を整えてから改めて見てみると、私たちが登ってきたのは駐車場から見上げていた一番端の岩ではなく、3番目の岩だということに気が付きました。なるほど。

まあ、それなりに達成感はありますし景色も素晴らしいのですが、この次来た時は駐車場で待つことにしたいです😅。
岩の頂上と言っても直径7〜8mのスペースしかないし、後からグループで登ってくる若い人たちもいたので、長居はせずにまた階段を滑ってコケないように気をつけながら降りました。いつの間にか駐車場は満車(と言っても7台くらい)になってました。
下りはしっかり対向車、しかもヴォクシー😵がいて、少し後退してすれ違う必要がありましたが、なんとか無事に広い道路まで戻りました。

その後はまた山鹿市内を抜け、R443から有明沿岸道路を通り、

午後5時半ごろ無事に自宅へ帰り着きました。

ちょうど雨がポツポツと降り始めました。
本日の走行距離は146kmでした。

「くまもと山鹿和栗スイーツフェア」で美味しいスイーツを堪能するはずが、最後は岩登りという苦行もありました。まあ充実した日曜日ではありましたが…。しかし、体力の衰えは思った以上で、こりゃなんとかしないと…。

もちろん、買ってきた和栗スイーツは美味しくいただきました😋