
大阪にいる娘から「今年は帰省できそうにない」と連絡があり、ちょっと寂しい年末年始になりそうでした。
そんな時、カミさんがこんな情報を仕入れてきて、早速旅行代理店に申込みました。

九州内限定でGOTOトラベルと併用できるとあって、かなりお得に旅行できそうです。
鹿児島ならば地元からは約250km、ほとんどが高速道路ということでもちろん愛車で向かうので、かなり魅力的です。12月27日(日)〜28日(月)に運良くいいホテルが取れました。政府が12/28-1/11のGOTOトラベルを一時停止と発表する数日前のことです。今回はギリギリ対象期間に入っているので、昨日から出かけて来ました。
[12月27日]

昨日は朝9時半過ぎに自宅を出発しました。鹿児島のホテルまでは約240kmなので、時間はたっぷりあります。ただ、生憎夕方から夜にかけては雨予報なのでホテルに早めに到着してゆっくりしようと思いました。

熊本・鹿児島方面へ出かける時はこのみやま柳川ICから九州道に乗るのが便利です。

途中の詫麻PAにて休憩。

宮原SAでランチ。

今回は旅行代理店から5,000円分の地域共通クーポン券を貰っていたので、

早速SA内にある、いきなりステーキで使わせてもらいました(^^)。

その後、八代ICを過ぎると九州道はトンネルの連続になります。「これより先トンネル23ヶ所連続」の標識が(^^;。また、これから先は最高速度も80km/hに制限されます。

まだ高速道路が開通する前の八代〜人吉間の国道219号は山道が続き、けっこうな難所でした。今年の豪雨でも大きな被害が出てしばらく通行止めになっていました。

長いトンネルは入り口の手前に信号機が設置されていて、トンネル内で不測の事態が起きたら進入を止めるようになっています。

その後、えびのPAでも一休みして、

小雨が降ってきましたが、午後3時ごろ無事にSHIROYAMA HOTEL kagoshima(城山観光ホテル)に到着しました。

かなり久しぶりに来ましたが、リニューアルされてすっかりモダンなホテルになっていました。

設備もスタッフの接遇も大変素晴らしく、鹿児島随一と言われるだけのことはあります。

ただ、エレベーターに乗るのにもカードキーが必要なのはちょっとやり過ぎかとも思います。それに、山の上に建っているので玄関・フロントが4階でしかもやたらと大きいホテルなので、館内の移動に迷いそうでした(^^;。

今回は朝食付きのプランしか取れなかったので、夕食は外へ出ることにしました。ホテルのシャトルバスが30分おきに市内を循環してくれるので便利です。

鹿児島一番の繁華街、天文館も人出は少なめ。私たちも十分人混みを避けて歩けました。

夕食は、ネットで見てお手頃で美味しそうな、“築地すし鮮天文館一号店”を選んでみました。

これが大当たり。高級店ではありませんが、リーズナブルで美味しい刺身や寿司を頂けました。しかも、ここでも地域共通クーポンを使えたので綺麗さっぱり使い切ることができました(^^)。
その後、雨も本降りになってきたのでまたホテルのシャトルバスで戻り、温泉にゆっくり浸かって休みました。
走行距離は自宅からほぼSA・PA以外には寄り道せずにホテルへ直行したので240kmでした。
[12月28日]
翌朝、つまり今朝は天気予報通り快晴。気温もだいぶん高くなりそうです。

とてつもなく広いホールで驚くほどメニューが豊富な朝食をいただきました。

バイキング形式ですが、ほとんどの料理があらかじめ小分けしてあるか、必要な量をその場で調理してくれるかなので安心です。最高の朝食でした。カミさんはこれが一番楽しみだったみたいです。
今回は国と県、それぞれのキャンペーンを併用して信じられないほどお得に利用できました。

チェックアウトの後、車を出してホテルから目と鼻の先にある城山展望台へ。桜島は展望台から東の方向になるので午前中は逆光になる上にまだちょっと霞んでますが、それでも素晴らしい眺めでした。
その後、みん友さんからお勧めの場所として「雄川の滝」と「曽木の滝」を教えてもらっていましたが、「雄川の滝」は大隅半島のかなり南の方にあって、距離的に逆方向なので断念し、今回は「曽木の滝」に行ってみることにしました。今年は夏にもみん友さんたちと大分県の「沈堕の滝」「原尻の滝」と行きましたが、九州内でもまだまだ知らない滝がたくさんありそうです。

「曽木の滝」は九州道を北上し、横川ICで降りて約23kmほどのところにあります。

途中で看板を見つけて、日本の棚田百選の一つ、「幸田の棚田」に立ち寄りました。この石積みの棚田は数百年前に作られたそうですが、重機もない時代に大変な土木工事だったろうと思います。

途中で寄り道したので、曽木の滝に到着した時はお昼を過ぎていました。

「曽木の滝」は、“東洋のナイアガラ”はちと言い過ぎですが、広い範囲のあちこちから滝が流れ落ちていてなかなか素晴らしい景色でした。

駐車場や歩道がよく整備されていて、展望台も何箇所もあっていろいろな角度から楽しめました。

このまま帰るなら最寄りのICは栗野ですが、せっかくなので山道ですが448号という県道があるので、この県道を通って“道の駅えびの”に向かいました。

しかしこの県道、山道の部分はほとんど1車線という狭さでデカいトラックやダンプと出くわしたらすれ違うのに大変そうでした。

幸い、すれ違ったのは軽自動車一台だけでした(^^;。

朝はホテルでたらふく食べたのに、やっぱりお腹は空いてくるので道の駅で調達しようとしましたが、既に食堂は営業を終えていて弁当類もほとんど残っていません。

そこで、すぐそばにあるえびのICから九州道に乗って、最寄りのえびのPAで遅いランチ。

辛みそタンメンは思ったより辛かった(ー ー;

でも、このPAは景色が素晴らしかったです。今日は天気も良く、気温も年末とは思えない陽気で終日薄着で過ごすことができました。

その後、こんな標識がありました。
高速道路に何で道の駅の標識があるのだろうと思っていたら、同じスマートICから出入りすると3時間以内は料金は通しと同じでOKという社会実験?の案内で、道の駅の近くにあるスマートICが対象で、人吉球磨スマートICも対象になっていました。

道の駅えびのがイマイチだったので、道の駅人吉に寄ろうと、ものは試し、人吉球磨スマートICで降りて道の駅人吉へ行ってみることにしました。

一般のICと違ってスマートICは駐車場の入口のように一旦停止する必要があります。

高速を降りて数分で道の駅人吉に到着しました。

しかし、こちらも広くてよく整備されている道の駅なのに、ほとんどお客がいません…。年末とはいえ平日の午後遅い時間はこんなもの?お店の中も同様でした。

気を取り直して再度同じ人吉球磨スマートICから九州道へ。

しかし、この人吉球磨スマートICは去年できたばかりなので、Discover Proはしばらくの間高速に乗っていることを認識できずにルート再設定に右往左往(^^;。まあ、いつものことです。もうしばらくしてうちの近所を通る予定の有明沿岸道路が全線開通してそれが反映されるなら地図データの更新をやってあげましょうかね。高いらしいけど。

九州道は八代までは80km/h制限でしたが、それより北の方は制限がなくなります。少し眠くなってきたので宮原SAで休憩して先を急ぎます。

夕陽を浴びて赤く色づいた景色を見ながら走ります。

往路と同じみやま柳川ICで高速を降り、午後6時半過ぎに無事に自宅に帰りました。
荷物を降ろしていて気がついたのですが、車載用冷蔵庫もラゲッジルームも道の駅やSA、それに途中の農協直売所などでの買い物でいっぱいになっていました。もちろん、買ったのは私ではありません(^^;。

本日の走行距離は286km。鹿児島はとても暖かくてずっとエアコン切って走ってきましたが、戻ったら普通に寒くなりました。明日は午後から雨、明後日からはこの冬一番の冷え込みとか。洗車納めには辛そうです。