SHIBATIRE / シバタイヤ R23 TW200S 165/55R15  

今シーズンはTW200S（旧200）を投入。
TW280はスポーティタイヤって感じでしたが、
コチラは社長曰く「溶かしてグリップする普通のスポーツタイヤ」。
ただし、冷間時や雨天時は熱が入るまで注意、とのこと。

スイートスポットの狭さ、気難しさはTW280と同様ですね。
初回が冬場だったので、ちょっと寒すぎたのか熱の入りが思ったより悪い？
という印象。ネチネチとグリップする感じでは無かったです。
とはいえ高速で流れることもなく、さすがにTW280のタイムはサクッと超えました。
また、曲がらなくてコジることも少なく、比較的綺麗に減っていきます。

最初にも書いた、公式の商品紹介にある「注意事項」ですが、
朝イチ1本目、出てって最初のコーナーで、たいして速度も乗ってないのに
パワーオンしたら1回転しました。軽FFで。
気温が5℃を下回るようになったら一般道でも要注意ですね…
スタッドレスを持っていないなら、履きっぱにするのは厳しいと思います。
そうでなくても、一般道での砂の巻き上げはさすがスポーツタイヤです。
そのうえロードノイズも透水舗装ではドンガラの箱バンか！？みたいな勢いです。
さらに、「ウォーンウォーン」という周期の長い共鳴音が混じった、
「ﾆｮﾆｮﾆｮﾆｮﾆｮ」みたいな微妙に耳障りなパターンノイズもTW280と同様。
（"パターン"ノイズなので当たり前ですが）

…まぁ、さすが尖兵のコンパウンドだけあって、
総じて「この値段でコレくらいなら良いよね」という、シバタイヤが目指した
「ジェネリック練習タイヤ」を一番体現している感じがします。
TW280と比べると、使い方をちゃんと弁えないといけないですが。

ただし、やはり物価高の影響は避けきれず、売り方が直販だけというのもあって、
いまでも実店舗店頭価格と比べればコスパは圧倒的ですが、
ネットの最安値と比較すると国産スポーツタイヤとの差額は1割程度。
「一緒に育てる楽しさ」「考える楽しさ」はあるものの、
万人に諸手を挙げてオススメできる商品ではないのが難しいところです。