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我がデロリアンも、今年の5月で入手して丸10年を越えました。初期の頃は色々ありましたが、最近は不動に直結するような重篤なトラブルも無く、比較的平穏無事に3年間を過ごしてこられました。

その間に、私の中でもデロリアンに対する見方が変化してきて、「ここをもっとこうしたい、もう少しこうできないのか」といった欲求が頭をもたげ始める様になりました。これまでは、「デロリアンなんだからしょうがない」「デロリアンと言うクルマはそういうものだから」と、敢えて目を逸らし続けて来た部分、例えば足回りのセッティング。例えば樹脂外装パーツの現用素材での最適化・ワンオフ製作。

入手当初に設定した『最適化計画』は、10年後の現在その殆ど全てを達成・消化する事が出来ました。そろそろ、『最適化計画』は次のステージへ進むべき時なのかも知れません。

これまで以上に、大掛かりで、時間も資金も必要となると思いますが、自分にやれる力のある限り、いける所まで行って見たい。今はそう思っています。

次の10年、更にその“先”を目指して。

先日デロリアン関連の画像を探してネットをうろついてたら、こんな物を見つけました。

頭文字Dのハチロクとデロリアンを関連付けた物はいくらかありますが、その物ズバリなのは初めて見ました。あまりに嵌まりすぎてカッコ良過ぎでしょ。それにホイールのチョイスもいい感じで。
この画像のUP主さんに許可を頂いたので、こちらでも上げさせて頂きました。許可戴き有難うございます！下のURLで飛べます。

今朝10時くらいでしょうか。こんな天気の時は見えるんじゃないかなぁ…と思い、注意しつつクルマを運転していると、やっぱり見えました。太陽の左側に、4月の与島ミーティングの際にも報告した事のある『内暈（20度ハロ）』と『幻日（げんじつ）』が見えます。
太陽の左側、ぼんやりとした虹色っぽい光が『幻日』で、幻日から太陽を中心として同心円を下に辿ると、うっすらとですが『内暈（20度ハロ）』が見えると思います。今回は、『幻日』の左側に筋が伸びてますね。『幻日環』かも知れません。
これからの季節は、上空の冷たい空気の中に氷の微細な結晶が存在しやすいので、気をつけて見るとこういった現象を見つけやすいですよ。

話は変わりますが、最近は通勤にデロリアンをよく使用します。H22年に最後の長期入院から帰還して、来年2月に丸3年。細々したトラブルはあるも、総じて快調な状態を維持してこられています。
おかげで、といって良いのかどうか、最近になってようやくデロリアンを「クルマとして」正当な評価をすることが出来るようになったと感じています。
…まあ、これまでがこれまでで、そこそこのトラブルが続いて1年毎くらいで入院また入院の日々。腫れ物に触るが如くの過保護なまでに丁寧な扱いは、クルマに乗っていると言う印象はなく、そもそもクルマですらないと認識していましたから（爆）。正直1年以上重篤なトラブルなしに乗れている状況というのはこれまで無く、それが3年間となるとまさに未体験ゾーンです。
そんな余裕からか、ある時ふと、「あ、デロリアンって、クルマだったんだな」と認識を新たにする瞬間があったのですね。その事があってから、今までとは少し違った形でデロリアンに接している様な気がします。
その一つが雨天での走行でしょうか。もちろん最初から雨の降る状況では流石に乗りませんが、出先で雨に降られても、以前ほど神経質になる事はなくなりました。良い意味で過保護をやめ、特別扱いをあまりしなくなりました。

でも流石にそろそろ、一度は定期健診に出しておきたいですね。DMC-Japanの社長さんとも御無沙汰ですし。最低でも、温間時エンジン始動不良の調整と、燃料ポンプ・パイピングとアキュムレータの交換、ブレーキマスターシリンダーの交換、サスペンションブッシュのチェック及び交換はしておきたい…って、これじゃまた長期入院コースじゃないか…。

デロリアンが新車として発表された当時のプロモーションビデオです。YouTubeで見つけたのでこちらにも添付。
これに登場するデロリアン、何か違いますよね。このデロリアンはDMCで独自に開発されたプロト1なのです。ステンレスパネルのエッジの立ち方だったり、ウィンドウの形状だったり、サイドウィンドウの開き方だったり、フロントトレッドの広さだったり、量産型と比較するとかなり違う事がわかると思います。ロータスがエンジニアリングを委託され、我々の知るデロリアンの形となるのはこの後の事です。

ジョン・ザッカリー・デローリアンが創りたかったのはどっちのデザインなんでしょうね？


あと。このPVに使われている曲を御存知の方、あるいは心当たりのある方。是非私に教えて頂けませんか？興味があって探したいのですが、手がかりがこれしか無くて…。

つい先程ですが、早速デロリアンで試してみました。果たして、見事にバチピタです。30度と60度のヘッド角が丁度いい感じで、ターンバックルのロングナットに噛み合ってくれます。
と言うか、ネプロスのアングルヘッドスパナをパッケージから出し、持って眺めた時に違和感と言うか、何か違う感じがしたんです。今まで使っていた工具との、違和感です。ミラー仕上げなのに手が滑らなかったり、作りこみの精度感だったりとか、「…こいつ、デキるぞ！」ってオーラが漂ってるよう…な気がしました。ハイ、気のせいですね（笑）。