シルバーピジョン C200-II 修理備忘録 その1

初対面の段階で外れ感半端ない。

そもそもの始まりは近所のおっさんが「ピジョンを落札したんだけどちょっと見て〜」とのこと。

全部後に調べてわかるのだけれども、車両としては『三菱　シルバーピジョン　ボビー　C200 - II』
後に判明するけど、生産はおそらく昭和36年10月頃。
C200としては後期型。

おっさんはメカは全くだめなのに旧車に乗れる自分を演出したい厄介なおっさんで、ベスパ欲しいだのラビット欲しいだのうだうだ言う割に以下略

ラビットもまともに自分で見れないやつが不動のピジョンなんてネットで買うなよって感じなんだけど、おっさんが言うには「火が飛ばないだけで多分簡単に治る」
とかいう触れ込みだったらしい。まぁこれもおっさんの勝手な脳内希望的観測だったんだろうなぁ。

初見の段階で、船は外れており、ステアリングしたのボックスもバラされていたけど、大きな欠品はないとのこと。

ハンドル周りやキー周りからテスターを当てて、通電しているまるっきり気配がないので、センタートンネル内をチェックしたところ、ネズミの巣を発見。



くは〜ドングリとかよくわからない木の実がボロボロ出てくる。農薬やらのビニール袋の残骸がギュウギュウに詰められて寝床になってるよ〜

患者をトリアージした結果、再起不能のブラックの通告をして終了したのだけれど、おっさんもバイク屋で修理してもらうほどガッツもお金も無いということで、私が引き取ることに。

エアダスターで吹いたり針金で突いて、ネズミの巣の残骸を撤去。



糞だのホコリだのでなんかへんな病気にかかりそうでいやだけど、しょうがない。



配線はセンタートンネル内で完全に上下おさらば。ネズミって、ゴムの配線被膜はわかるんだけど、銅線なんて食べて美味しかったのかな？



とりあえず雑に上下をつないで



外部バッテリーで動作確認。



ここまで手を付けたところで、引っ越しだ何だで2年ほど空くけどそこは気にしない。

まぁブログとか自分ではあんまりやらなくなっちゃったけど、これからの人に少しでも足しになればと思い備忘として記すことにする。