
用事があって、伊豆まで日帰りしてきました。
これまで代車をお借りした時は、できるだけ乗らないようにしていました。が今回は、お借りした代車でやむなく遠出することになりました。
ということで、ラクティスのドライビングインプレッションです。思ったより長文になってしまいましたので、特に興味のない方は、ここで切り上げていただいて結構です。特に写真も用意しなかったので、退屈かもしれません😅
アライメントは、おそらくトーインでもトーアウトでもないニュートラルにセットされていると思います。そのため、舗装路に刻まれた大型トラックの轍にハンドルが取られる感じで、高速道路での移動は緊張しました。疲れるほどかと言われると、そこまではありませんが、オイラの個人的な好みとしては、ちょっとだけトーインになってると楽だったなと思います。
東伊豆の海岸線の道路は、幼い頃より親父の運転で行き来しておりましたので、実は大好きな道です。真鶴から熱海までは、MFゴーストで描かれ、ご存知の方もいらっしゃると思います。ですが、オイラが好きなのは、熱海から宇佐美間のセクションです。幼い頃は、小型車が行き来するのも、大変な箇所も多かったのですが、今では大型車が行き交うのに問題のない道になりました。以前の旧道がそのまま使われている区間がまだ残っていますが、そこは一方通行なので、大型車も楽に通れます。それでもその区間は、さらに整備を進めているようですので、いずれはもっと走りやすい道になると思います。とにかく、この区間は、車の特性を見るのに絶好の道なのです。
さて、ラクティス君の走りですが、サスペンションはしなやかと言うよりは、とにかく柔らかな感じです。悪く言えば、ぐにゃぐにゃな感じのサスペンションです。取り付けられているタイヤは、燃費を稼ぐためのタイヤですねから、グリップの限界は低いと思います。ですが、意外と走るので、ついつい楽しくなってしまいました。
おそらく見た目よりも重心位置が低くて、全体的なバランスが良いのではないかと思いました。柔らかいサスペンションも手伝って、荷重移動を意識して走ると、ワインディングをスイスイと走り抜けます。ノーブレーキで、走りきることができるような気がしました。が、さすがに前走車に追いついてしまうと、ブレーキを踏むしかありませんので、ノーブレーキでは走りきれませんでした。それと、見た目より重心が低いだけで低重心ではないので、速度を保ったままS字を走り抜けるには、当然ながら気を使うことになります。それでも特性さえつかめば、なかなか楽しく走ることができます。
ギアはCVTですので、ギアを選択すると言うタイプのものではありませんが、なんとなくギアを想像させるような変速をします。ドライブモードのほかにSモードとBモードが選べるようになっているので、シチュエーションによってこれらを切り替えることで、ブレーキに頼らない運転も可能です。またCVTなので変速ショックがなく、燃費も良さそうです。今回は、ほぼほぼドライブモードで走り、エンジンブレーキが欲しいときだけSモードを使いました。今回は海岸沿いの道を使いましたので、Bモードの出番はありませんでした。
エンジンパワーはありませんが、CVTと相まって扱いやすいエンジン特性だと思います。敢えて言うことがあるとすれば、感覚的なものですが、停止直前の電子制御が不自然に感じました。それ以外は特に文句のない感じです。
タイヤのせいもありますが、ロードノイズが車内に響いているので、車内の会話が弾むような車ではありませんでした。グレードははっきりしませんが、ドアを閉めるときに鉄板を叩いたようなパンと音がするので、ドアの中に吸音材が入っていないように思います。そのため、車外の音がそのまま入ってくるのだと思います。このことから、おそらく下のほうのグレードだと想像されます。
純正のカーナビが付いていますが、これと手持ちのiPhoneをUSB経由で接続して、自分のお気に入りの音楽を聴くことができました。接続のためのインターフェースは、BluetoothとUSBが使えるのですが、Bluetoothはロックされていて利用できませんでした。代車だからBluetoothが使えないのは仕方がないかなと思いましたが、USBが使えるのはありがたかったです。USBのコネクターは、グローブボックスの中にありました。
シートは日本車にありがちな、お尻だけで体重を支えるタイプです。お尻だけで支えるタイプは、長距離ではお尻と背中が痛くなります。もう少し太ももで体重を支えるような座面の角度をつけてくれれば良いのにといつも思います。シートの高さが変えられるようになっていたので、少し高めにして太ももに体重が分散するように工夫してシートポジションを取りました。代車でここまで遠出をしたことがなかったので、これまでの代車と比べることができませんが、往復300キロ位は特別疲れることもなく走れる車だとわかりました。
後部座席は座っていないので、インプレッションはありませんが、分割してラゲッジスペースを稼げるように倒せるようになっているのはもちろんのこと、若干ですが、リクライニングもするので、うまくセットすれば長距離でも楽かもしれません。
ラゲージスペースは、5名の乗車定員分の旅行のための荷物を積むには狭いと思います。もっとも5人目の席はとても狭いので、5人目はいわゆる非常用のシートですね。4名の旅行だとギリギリ、3名であれば可倒式のリアシートでラゲッジスペースを増やせるので、全く問題無いです。
まとめると、上級グレートであれば、ファミリーカーとしては文句ないのではないかと思いました。車内は狭くなく広くもないと言う、ちょうどいい感じです。適度に同乗者の間が近いので、静音性が保たれているグレードであれば、会話も弾むと思います。
と、インプレッション記事風にしてみましたが、素人の文章なのでうまく伝えられたと思いません。が、たくさん文章を書きたくなる位、なかなか楽しい走りを見せてくれる車だったということなのでした。ポン太のように走りを追求できるタイプではありません。その点では買い替えようと言う気にはなりませんが、そこそこ走ってくれるところは⭕️な車です。
ここまで読んでくださった方が、どれほどいらっしゃるか分かりませんが、ここまで読んでいただけたのであれば、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
Posted at 2025/05/24 09:44:29 | |
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