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2017年05月29日

四輪の書 読了

四輪の書 読了 巷で話題になっている四輪の書を読みました。

せっかくですので、紹介というよりは読書感想文を書いてみようと思います。

ドラクエ世代なので、なんとなくタイトルから冒険の書のようなものを感じていましたが、先のブログでご指摘いただいたように、宮本武蔵の五輪書のようなフィーリングのものでした。

五輪書は剣術の奥義をまとめたものと言われていますが、内容は奥義というよりかは、鍛錬の心構えについて書かれたもので、肝心の極意のようなところは、口頭で述べるものとして文章としては記されていません。四輪の書を読むと、国政氏の五輪書よりの影響ぶりが分かるというものです。

その四輪の書ですが、鍛錬の心構えはもちろんですが、具体的な鍛錬方法や、その背景となる技術理論に触れていることから、五輪書以上の内容だと言っても良いと思います。しかし、諸手を上げて賛同するものでもなく、自分自身の鍛錬なしには賛同も異議も唱えにくい内容です。また、ところどころにG-Bowlなる器具の説明があり、何やら通販の胡散臭い感じがしますが、本の腰帯でペットボトルを使って同等の器具をこさえることも可能ですから、文章の胡散臭さには目をつぶります(苦笑)

国政氏いわく、G-Bowlを使った練習は、半年ほどで卒業する類のものだそうなので、マストアイテムということでも無いと思いますが、あれば紙コップに入れた水でコップの縁をなぞる練習をすることが可能です。ちなみに国政氏は、頭文字Dの藤原文太のモデルだったとかいう噂もある人物です(笑)

本のことに戻りますが、とりとめもなく、だらだらとした進行で語るような文体で綴られています。もともとは有償メールマガジンで書かれたことをまとめられたとのことですので、それもやむなしと言ったところでしょうか。最初の方はハウツー本にありがちな、初心者向けの話なので、初心に帰るつもりでじっくりと読ませていただきたましたが、退屈ならすっ飛ばして読んでも構わないでしょう。と書くと、著者の方に「分かってねーなぁ」と思われてしまうかもしれませんが、読まないよりは読んだほうがマシだと思うので、書き出しの部分がかったるい方は、すっとばして興味のありそうなサブタイトルの話を読でしまっても良いかと思います。

オイラが面白かったのは、202ページからはじまる対談だったりします。対談では、ちょろちょろとフォードの話が出てくるのも、フォードオーナーとして興味深いところでもありました。そこから読んで142ページあたりに戻って読み直せば、この本の言いたいことは全部とは言わないまでも、おおよそ読み解くことができると思います。

この本は、基礎の基礎ですが、ワインディングでの応用についても触れていて、考え方に共感するとともに、あながち自分がしてきたことが間違いではなかったと思いました。もちろん、気がついているからといって、それが実際の運転で出きているということではありませんから、精進あるのみです。

また、忘れた頃に読み返そうと思います。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2017/05/29 13:53:37

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この記事へのコメント

2017年5月29日 15:25
こんにちは~・・・。

やっぱり宮本武蔵の五輪書に影響を受けているわけですね?・・・ハハハ。
ドライビングのハウツー本ならまあ、何となく…な感じですが。

若かったころ車を壊さないようにどこまで限界に迫れるかを追求する他なかった貧乏人に意味のある本ですか?

絶対に事故れない状況でブドウ峠の登りのアベレージで50km/h以上を保てるかどうかという様なギリギリの走りしか出来ない辛さ・・・・。

最低限乗って帰らなくちゃならないし、対向車にも出会う事を常に意識しなければならない峠道・・・。

ここが貧乏人の辛さでは無いでしょうか・・・・笑。

白み始めた旧碓氷峠を40年以上前に何度も何度も走りましたが60km/hのアベレージを維持することがほぼ限界なような車で、事故を絶対に起こさないことが最低限求められるわけで、その為に何をするか?何が出来るか、そこが書いてあるなら読んでみたいです。
コメントへの返答
2017年5月29日 17:04
ども〜〜〜

この本には、摩擦円の考え方が基盤にあって、摩擦円をどのように使うかをどのように学ぶかについて書かれています。

運転が上手い = 物理限界を無駄なく利用する = 無駄な動きがない

っといった感じでしょうか。速く走る方法についても書かれていますが、物理限界やタイヤとサスペンションの技術について理解することが、一番の方法だと述べています。

この当たり前のことを体で覚えるのに、安全に覚える方法があると言及し、その具体的な方法としてḠのコントロールを説いています。0.2Ḡを上限にしたコントロールがマスターできれば、ブレーキとハンドル操作のコンビネーションの基礎ができると説いています。

Ḡのコントロールから見た、動きの調和をどのようにするかについては、クルマがどのような理屈で走っているのかを知る必要があり、その最低限の知識が示されています。

国政氏の理論で行くなら、峠に出向かずとも、通勤や買い物でクルマを走らす時に、鍛錬が可能で、峠やサーキットはその応用でしかないということになります。歴戦のダートラ戦士らしい考え方だと思います。

他のドラテク本と大きく違うのは、ライン取りの考え方だと思います。よくあるライン取りはこうあるべきというのはなく、四輪の書ではライン取りは結果でしか無いと説いています。全ては摩擦円を最大に利用するGのコントロール。そのためのモーメントの利用と発生の理屈。なんか武蔵っぽいです。

ブログには書き忘れましたが、オイラは数学の本に似ていると思いました。方程式ありきで、公式の理屈が理解できていれば、解けない問題は無いはずだと。方程式(理論)が正しければ・・・

読んでみて損は無いと思います。が、賛同できないところもあると思います。賛同できない部分もまた読んで楽しい部分だと思います。
2017年5月29日 18:21
こんにちは~・・・。

ブラインドコーナーへの対処の仕方とか、ブラインドコーナーがスプーンカーブだった時の対処を如何するか?
完全に失敗のアプローチで有った時の回避法は?
コースアウトが避けられないという現実に対する時の対処法は?
ブレーキを失った時の対処法は?
リヤタイヤをヒットでカットした状態でコーナーに飛び込んでしまう時などはどんな回避をするか?
フルバンプが避けられない路面ウネリがコーナーの出口に在った時の対処法は?

それら(実際のグラベルではもっといろんなことがあることをエルチェさんも知っていますよね)が書かれてますか?
コメントへの返答
2017年5月29日 18:24
基礎の本ですから、そーゆうのはありませんね(笑笑
2017年5月29日 21:25
こんばんは~・・・。

基本ですか~・・・・・笑。

モタースポーツ以前ですね・・・・・。

タイヤがブレイクする寸前で走りつ主けるのがモータースポーツですもんね・・・・・。

了解しました。
コメントへの返答
2017年5月30日 0:21
その点で、まさに五輪書(笑

我流で鍛錬してレベルを上げるのには、時間やコストがかかるので、基礎鍛錬の方法を覚えましょうと言うことです。レースやラリーとまではいかなくても、ワインディングを気持ちよく走らせたり、助手席に安心して乗っていただくための鍛錬方法が書かれている、ということです。

書かれているのは、鍛錬の方法です。

常に鍛錬されて、応用を求めている方には用をなさないかもしれません。ですが、我流で自身が鍛錬してきた方法が、遠回りだったかどうかを確かめることはできると思います。

興味深いのは、あくまでも根底にある理論の部分です。理屈の部分は、非常によくまとめられていると思います。この理論に基づいて、車をチューンすれば、ある一定のレベルになるのは間違いないと思います。もちろんチューンした車の良し悪しがわかる腕前がなければ、宝の持ち腐れになってしまいますね(笑笑

ですが、そんなお堅い本ではありません。身構えて読む必要もないと思います。

そういえば、マツダも対談の中で取り上げられています。なぜマツダの車が良いのか、そういったところも興味深く楽しく読みました。
2017年5月29日 23:04
エルチェさんお勧めの本と言うことで、先ほどポチッとしました(^-^)
コメントへの返答
2017年5月30日 0:27
おおー、それは責任重大ですね ( ^ω^;A

この本に傾倒するのはどうかと思いますが、それでもこの本が示している事は間違いではないので、必ず役に立つと思います。ただ、冗長なところが多いので、面白いと思うところだけを拾って読んでいいと思います(笑

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何シテル?   06/08 23:50
完璧すぎる道具は趣味性が低い、と思っているエルチェです。 よろしくお願いします。 運転歴はン十年の長きに亘りますが、運転歴の割には乗り換えた車は少ないと...
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