モンロー リフレックス  

現在検証中。

■個人的評価■

●価格。純正同等品は気軽に交換できてこそ価値がある。
●どの速度域でもそれなりに減衰が効いているところ。

▲スムースさはザックスに及ばないところ。


3段階に減衰力を使い分ける機構を内蔵しているらしいが、それなりに成功していると思われる。どの速度域でも、良く言えばしっかり、悪く言えば渋めに動く感じ。おそらく、メーカーの主張するようにダブルレーンチェンジテストでは良い結果を出せるだろう。そういうセッティングにはなっていると思う。

ただし、そのことだけでショックの良し悪しを評価することは出来ないのも事実。ザックスと比較した場合、動き始めが鈍いというのだろうか、スムースさに欠ける。高品質感を感じるのは、ザックスの純正同等タイプだろうと思う。

問題のある出来なのではなく、欧州車ショックの標準的実力という印象だ。
例えば、日本車でショックにお金をかけていないモデルに装着するなら、良いアップグレードになると思う（ショックがしっかりした分、ブッシュなどが気になるかもしれないが）。
欧州フォード（ノーマルグレード）や、オペルなどあれば、イメージとしては同等のリプレースメント品という感じか。

だが、純正でザックスを採用しているようなメーカーの車に装着した場合は、アップグレードという印象はない。減衰はアップしているだろうが、質感は少しダウングレードだと思う。ＢＭＷの場合はコレに該当する。

値段が値段だし、仕方ないとは思う。ルーテシア２で使っていたザックスアドバンテージショックはスムースで良い出来だったと記憶しているが、ザックスアドバンテージの価格は、モンローの実売価格の約2倍だ（E46の場合）。コストの壁は厚い。値段差だけのことはあるということだろう。

とはいえ、嫌になるような出来でもないし、ショックは消耗品だし、寿命を終えるまで使おうと思う。