モード連動発光エンブレム
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
CR-Zのモードに応じて色が変わる、光るエンブレムを作ってみました。インテリアとしても良いですし、まったり走ろうとしているのか、きびきび走ろうとしているのかが、同乗者にも伝えることができるというメリットもあります。
動画を見ればわかるように、色が変わるときはCR-Zのメーターと同じように徐々に変化するようにしました。また、SPORTSモードに変えたときは注意喚起の意味で点滅するようにしました。さらに、ILLUMIとも連動し明るさが変わるようになっています。
2
今回はこれを、Arduinoという小型マイコンボードを使って実現しました。画像の基板にある緑色のものがそれです。なるべく小さくしたかったので、nanoという小型のタイプを使いました。
車の中は高温になったり電気的ノイズが多かったり、マイコンには宜しくない環境だとは思いますが、取り付けてから約10か月、誤作動も故障もなく今に至っています。
3
一応、素人ながら回路図を書いてみました。
やり方としては、インストパネルにあるモード切替ボタンが押されたか、どのボタンが押されたかを検出し、それに応じてLEDの色を変えるという方法を取っています。検出は、回路図に「TP」と記したポイントの電圧を計測することで行っています。CR-Zは押されたボタンに応じてこのポイントの電圧が変わるようになっていました。
電源は+ACCから取っていますが、+IGNがonになった時に作動するようにしています。
4
上記の「TP」の引き出し場所です。モード切替ボタンの基板から線を引き出します。ここの電圧が、通常はバッテリーとほぼ同じであるのが、SPORTSモードボタンを押すと約1/2に、ECOモードボタンを押すと約1/4に、NORMALモードボタンを押すと0.5V未満になります。これを測定してどのボタンが押されたかを検出します。
この基板にたどり着くためには、メーターカバーを外し、スイッチのユニットを外し、さらにそれをばらさなければなりません。メーターカバーを外すのはみんカラでもやっている方がいらっしゃったりしてそれを参考にしましたが、なかなかスムーズにいかず本当に大変でした。もしかしたらこの一連の作業の中で一番大変だったかもしれません。
5
基板にはゴムシートが被せられていますが、線を引っ張り出すためにこれだけはカット加工をしてしまいました。
なお、画像では検証のためGNDもここから引き出していますが、ここである必要はなくどこからとっても大丈夫です。なのでここからは「TP」のところだけ引き出せばよいです。
6
エンブレムの裏側とLEDのユニットの画像です。エンブレムの加工は多くの方がやられていますのでそれ参考にしていただくとして、光源にはRGBが一つのパッケージに入ったフルカラータイプのFlux型LEDを3つ使っています。また、LEDの色がそのまま見えるとややおもちゃっぽくなりそうなので、写真ではわかりにくいですが、エンブレムの裏側にはスモークフィルムを張っています。基板は外から見えにくくするよう、一応、黒いテープを張る配慮をしてみました。
7
写真は組み上げる前の動作検証とチューニングをしている時の状態のものです。ブレッドボード上ある回路はCR-Z側をシミュレートしたものです。3つのプッシュSWはモード切替スイッチ、2つのスライドSWはそれぞれ、+IGNとILLUMIを模したものです。こうやって、誤作動をしないかを検証したり、点滅のスピードや明るさを調整したりしています。実は色も、赤や緑には若干青みを足すなど、微妙に調整していたりします。こういったことが比較的簡単にトライ&エラーできるのがマイコンの良いところです。
8
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ハードだけ作ってもダメで、Arduinoではスケッチと呼んでいるソフトウェアも必要ですが、みんカラではそれを掲載する良い方法がないので省略させていただきました。でも割とシンプルなスケッチで実現できています。
今回初めてArduinoというものをいじってみたのですが、それに当たっては画像にある入門書とスターターキットから始めました。思ったよりも簡単にできますので、ご興味のある方はぜひトライしてみてください。
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