セルモーター 再オーバーホール その①
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
2
ソアラのセルは 如何せん
取り外すのが面倒くさい・・・
カチッ病は 結構 前から出ていたのですが ずっと やりやくないなぁ・・・
と、思っておりました。
(何回かキー回すと セル回るしね)
バッテリーのプラス端子を外し
セルが取り付けてあるボルト2本を
外します。
順番を誤り セルに取り付けてある
プラス端子を外し忘れ
また セル付けて 端子外すの面倒くせぇなぁ?
と、思ったので 以前 アストロの安売りで買っといた
600mmのエクステンションの出番!!
こんなの使う時あるかなぁ?と、
思いつつ とりあえず面白いから
購入しておきましたが
やっと日の目を浴びました。
3
セルをエンジンルームの上から取るのか
下から取るのか分からず
物理的に上からは 抜けないと判断し
セルを下に落としました。
今回は 敢えてジャッキアップしないで出来るかトライ。
前回は車体を上げて実施し
上から下から 色々 アクセスして
頑張って取り どちらから取ったか忘れましたが
多分 下から取ったと思います。
後追いですが エンジン修理書に
車両の下側に取り出すと記載がありました。
やっぱり エンジン修理書しか勝たん!!
(今日 一番 言いたかった事は コレ)
普通の修理書(上下巻)の方には記載はありませんでした。
まぁ ボルト2本と端子しか外さないもんね・・・
4
セルの構成図を確認していて
ピニオンギア等を分解するのに
屋外では なにか嫌な予感がする。
と、思ったので 自宅の玄関にて実施。
見事に助さん、拡散。
ローラーギアを撒き散らしました。
これが我が家の砂利駐で起きたとしたら・・・
考えただけで ゾッとします。
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続いて反対側のカバーを取り外すと
シャフトとスプリングが入っていました。
見た瞬間に『これだ!!』と確信しました。
6
このシャフトはセルの信号が入ると
電磁コイルが誘導して引き込まれる
スプールという物なのですが
これでピニオンギアを押し出す同時に
モーターへの接点も兼ねており
この接点が長年の使用劣化で端子が焼けて
絶縁抵抗となり モーターへの電気が
流れないという仕組み。
大きなリレーみたいなイメージですかね。
ただ このスプールは固定でなく
フリーなので セルが回転した際に
スプールも回転するから 接点が満遍なく使用され
カチッ!病が発生しても 何回かセルを回して 絶縁状態でない所に接点が来ると
電気が流れてセルが回る。
という事ですね。
セルの中は#180の紙ヤスリで磨きましたが スプール側は面倒くさかったので 鉄ヤスリで磨きました。
7
以前 清掃したコンミュテーターも
若干 焼けが発生していた為
再研磨。
まぁ 一回 電気 通したら これくらい
焼けます。
8
イメージ図で言うと こんな感じ。
イグニッションキーを回す(青線)と
電磁コイルに電気が流れ(紫線)
スプールが動作し ピニオンギアを突出させると同時に 接点をONさせ
バッテリーからの電気が流れ(赤線)モーターを回して
セルのギアが回転するという仕組みです。
よくあるセルの調子が悪いから
リレーを設けて 電流値を上げて・・・
というヤツがありますが
青線の所にリレー噛ましてるだけなので
上記6の所の接点が焼けてたら
バッテリーからの電気がセルのモーターに流れないので リレーなんて
追加しても無駄ですよ。
清潔・清掃。
機械を正常な あるべき姿、最高の状態にする事が何より大事です。
エンジン修理書の方にもコンミュテーターの焼けは#400の紙ヤスリで
磨くと記載がありましたが
ここの接点の事についての記載はありませんでした。
セルモーター完全制覇!!
次は組付編。
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