ニトムズ 強力両面テープ No.541
ブチルテープです。
昔からある両面テープで米3M社のVHBテープが登場する前は,自動車用ではポピュラーな両面テープでした。
このニトムズのは,基材はEPDM,接着剤はアクリル系接着剤です。(昔のブチルテープはゴム系接着剤もあった)
基材はゴム系ですが,接着剤はゴム系でなくアクリル系になっています。そこを取り違えてゴム部品の貼り合わせに使っても十分な効果は見込めないと思われます。(この場合は,ゴム系接着剤を使っている両面テープを使う)
商品名が「超強力両面テープ」でなく「ただの強力両面テープ」となっています。
国内メーカーの場合,超強力両面テープを名乗っているのは,JIS規格を満足しているものになるわけですが,そのJIS規格は建築用です。建築の特定用途(主に玄関ドア)の試験規格をパスしている・していないによって「超強力両面テープ」の「超」が付くか,付かないかの問題ですから,自動車に使う場合「超」にあまり意味があるとは思えません。従って,超強力でない,ただの強力でも,十分実用になると考えています。
ブチルテープは,昔のクルマではシーリング材としてあちこちに使われており,耐候性,耐熱性なども良好で自動車の外装部品に使っても十分な寿命,実績があります。ただ,今のクルマは樹脂部品の気密性が向上し,ブチルテープをシーリング材として使うことはほとんどなくなっています。
このニトムズのは,3M VHBテープと比べれば薄手なので,薄手が必要される箇所では今でも使う機会があるかもしれません。ただ,一般論としては,やや厚手でそれにより力を吸収するVHBテープの方が汎用性は上なので,VHBテープの方が使い出はあると思います。
何か事情がある場合を除けば,ブチルテープの出番は少ないと思います。
ニトムズの(業務用テープ類の)品番体系は,No.と品番になります。製品そのものはNo.というコードで(おそらく日東電工の品番そのもの),その寸法毎にあるのが品番。
この(両面)ブチルテープのバリエーションは,次のとおりです。
・J1410 0.75mm×5mm×10m
・J0900 0.75mm×10mm×10m
・J0910 0.75mm×15mm×10m
・J0920 0.75mm×20mm×10m
・J0930 0.75mm×30mm×10m
・J0940 0.75mm×40mm×10m
・J0950 0.75mm×50mm×10m
カラーはすべて黒。寸法は厚さ×幅×長さ
▼参考リンク
・ニトムズ プロセルフシリーズ
http://www.nitoms.com/products/tape/proself/proself.html
・(日東電工)発泡ブチルゴム基材で低温&粗面接着性にすぐれる両面テープ No.541
http://www.nitto.com/jp/ja/products/group/double/017/index.jsp
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