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2013年11月30日

奇抜、醜い、美しいF1マシン 其の弐

今回は醜い?F1マシン

B・A・R 001

B・A・Rの2台のマシンはラッキーストライク(ヴィルヌーヴ)とState Express 555(ゾンタ)というBATの2つの異なるタバコブランドのカラーリングに塗り分けられて登場した。CARTシリーズなどではよくある広告方法だが、F1では同一チームのマシンは単一のカラーリングにしなければないというルールがあった。チームはスポンサーの権利を主張してFIAを相手に訴訟を起こしたが、最終的に使用を断念し、代案としてマシンの左右を異なるカラーリングに塗り分けるという奇抜な方法をとった。車体左半分がラッキーストライクの赤、右半分が555の青、ノーズは銀色という配色で、第2戦から中央部にファスナーが描かれた。
その後はラッキーストライクに統一し、中国GPのみ555にした。その後はいろいろで・・・

1997年、ティレルを買収し翌年はティレルで出場し、1999年からB・A・Rとしてスタート。チャンピオンドライバーであるヴィルヌーヴを迎え、世界第2位のタバコメーカーの全面支援など、チーム発足当初から話題性には事欠かなかった。

一方、「初年度から優勝を狙う」という宣言等、ルーキーチームらしからぬ態度が批判や中傷を招くことになった。体制構築に際しては、経験値や開発時間などの既存のチームとの差を埋める方法を模索したが、新興チームとしての苦労が伴った。

戦績も思いのほか振るわず、コンストラクターズとしてF1復帰を計画した2004年にHONDAが資本参加。タバコ広告規制の流れもあり、2005年末に本田技研工業がチームの全株式を取得したため、2006年よりコンストラクターとしてF1参戦を再開したホンダF1に移行した。

スバルWRCで555はおなじみですね。スバルのWRC活動を統率してきたプロドライブの会長デビッド・リチャーズが代表だったり、HONDAがエンジンや資本参加してたり、琢磨もドライブしてました。けっこう日本に関係があるチームでした。

F1関係者やファンから敬意を集めていたティレルチームへの冷遇に対して、反感を覚える者も少なからずいた。

チーム代表のポロック以下、戦うプロ集団としての意識の欠如が問われていた。予算を費やしながら一向に成績が上向かないB・A・Rの運営法を皮肉ったメディアから、British Amateur Racing (イギリスのアマチュアチーム)と呼ばれた。

まあ、もう真似するチームもいないし、タバコ自体が広告できないですからね。


ホンダ・RA108

エアロの塊の時代の通称「ダンボウイング」
チームは2009年に向けてリソースの大半を向けてしまったため、大幅な開発がストップしてしてこの「ダンボウイング」や「エレファントイヤー」「シャークフィン」等の附属的パーツしかアップデートできなかった。そして悲劇が・・・

完成したRA109(翌年のBGP001)は09年にリソースを完全に振り向けたというロスの言葉通り非常に多くの時間をかけて丁寧に作りこまれた車となり、ブラウンGPのダブルタイトル獲得により結果的にロスの言葉やホンダF1の技術力を証明することとなったが、景気の劇的な悪化における緊急事態を原因としてホンダがF1から撤退してしまったため、RA108がホンダーレーシングF1チームの最終作となってしまった。

今となれば異様な光景であるが、当時は各チームとも同じようなコンセプトのパーツ花盛りであった。


ウィリアムズ・FW26

FW26のハイノーズは偏平で長さが極端に短く、両側から前方にせり出したプレートでフロントウイングを吊り下げていた。下反角のついたフロントウイング支持版が牙のように見えることから、「ウォラスノーズ(セイウチノーズ)」というあだ名が付けられた。
また、ノーズ下面のサスペンションアーム支持部には、従来のシングルキールではなくツインキールを採用した。ツインキールを採用したことで、フロントロアアームはアッパーアームよりも短くなっている。これらの設計により、床下へ気流をスムーズに流し込み、総体的なダウンフォース発生量を増そうとした。
フロントウイングは特徴的な波型である。それに対してリヤ周りは前作であるFW25とそれほど変わっていない。
大きな飛躍を目指し製作されたが、結果的にこの大胆なフロント周りがマシンの姿勢変化に弱い性質を生み出し、ラップタイムが安定しないという事態に陥った。
結局、第13戦ハンガリーGPではついに特徴的だったセイウチノーズがFW25のようなオーソドックスなものに変更された。同時にフロントウイングの形状自体も見直された。


ティレル・025

1997年ティレルが025シャシーの中央部に導入した高いウィングは、他のマシンに接近したときにダウンフォースを増やすことを目的としたものだった。合法的だったが実に醜かった。FIAは誰もがこれを模倣することにうんざりし、多くのマシンが空力学的実験をしているかのように見えたので、規約をつくってこれを禁止した。そう、時代遅れのスターリン主義である。


ブラバムBT34

球形部分のあるフロント・ウィングのおかげで巨大な甲殻類のように見える。当時のブラバムは非常に創意に富んだチームだったが、F1の製図工にインスピレーションを与えた甲殻類はロブスターだけだったようだ。


マクラーレンMP4/2

非常に長いエンジンカバーを持つマクラーレンのTAGポルシェ搭載マシンで、らくだ(そしてインディ・カー)のような外見をしている。


エンサイン N179

N179最大の特徴は、その冷却方式にある。この頃のF1ではラジエターを車体側面に配置するのが一般的で、ロータス78をはじめとするグラウンドエフェクトカーもそれは変わらなかった。しかしデザイナーのシャーブはそれを良しとせず、あえてラジエターとオイルクーラーをコクピット前面に配置したのである。ラジエターは下側、最上段はオイルクーラーが配置されているようだ。ラジエターの排熱はミラー下の銀色のスリットから行うと思われる。
しかし思惑とは逆に冷却効率は悪く、オーバーヒート気味であった。さらにラジエターで交換された熱の多くがどこへ行くのかといえば、コクピットのデレック・デイリーを直撃したのである。重心が高くなる問題もあったと思われるが、一番の問題は熱の処理であった。
熱に耐えながら出走したデイリーであったが、結果は予選落ちに終わる。

次は美しいマシンです。(カラーリングも含めて)


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Posted at 2013/11/30 01:46:57

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