ハー40
投稿日 : 2012年05月09日
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ハー40
実物のエンジンパーツが展示されていました。
搭載されていたのはこの機体
陸軍 三式戦闘機 「飛燕」
日本の戦闘機で唯一の液冷エンジンを搭載しましたが、
ダイムラーベンツを国産化した、このハー40の不調に悩まされ
結局星型エンジンに積み替えて5式戦が登場しました。
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エンジンは倒立V型12気筒
V型エンジンを逆さにしたエンジン形式
前々から倒立エンジンを見ていて気になるのが
オイルライン
このまま動けばピストンの裏側にオイルが溜まりそうなんですが
燃焼室に流して燃やして処理しているのだろうか
実物見てもよくわからん
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手前にあるのがエンジンブロック(片側6気筒)
アルミブロックみたいですね。
これが搭載されていた機体は無事じゃないでしょうね。
ブロックやライナーに破損が見られますので
ちなみにバルブはSOHC4バルブ
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コレは燃料噴射ポンプ
ハー40はキャブではなくてインジェクションです。
噴射ポンプは問題なかったが、インジェクターに問題があったそうです。
連合機で有名なP-51 ムスタング
このエンジンはキャブです。
三次元で急激なGが加わる航空機はインジェクションの方が有利に思えますが、故障が多くてはね~
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奥がピストン、手前にはクランクの軸受けが見えます。
でかいね~
ボア150mmX160mm
総排気量は33.9Lなのでピストン一つ当り2.8L程度
クランクはローラベアリングで受けていますね。
ここも故障が頻発
よくクランク軸が折れたそうです。
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その隣が直径400~500mmはある過給器
でかいタービンです。
排気タービンではなく
スーパーチャージャーです。
トルコンを介して無断変速過給します。
出力: 1175 hp/2500 rpm
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オイルラインが書かれていますが
やっぱりオイルは燃やして処理しているのかなぁ~
タービンがトルコンを介して接続されているのが分かりますね。
もちろんドライサンプ
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飛行艇 UF-XS
外側の発動機には2枚ブレード
内側の発動機には3枚のブレードが取り付けられていますが
なんか意味があるんでしょうね。
4発飛行艇は屋外にももう一機展示されていますが
陸上機に比べて、翼が短いのが印象に残っています。
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