ヂャイアント　スーパー４”フォア”

ヂャイアント　スーパー４

愛知機械工業が製作した
最後のオート三輪

スーパー4と書かれていますが
水平対向4気筒エンジンを搭載
57年登場なので富士よりも早いのだ。

しかし、オート三輪は下火になり
わずか3年で終了
4輪のコニーに移るがそれも70年には終了し日産の下請けとなっています。

立派な全鋼製キャビンかと思いきや
運転席後面は幌なんですね。

屋根が幌のTとどっちがよかったのでしょうか

運転室内は豪華ですね。
水温計の他にアンメータまで書かれています。

やっぱ燃料計はないのね。

コンドル顔といわれています。

う～ん
カッコイイね。
Tとならぶカッコイイオート三輪です。

最後までヂャイアントはフロントにブレーキは装備されませんでした。

運転席下側に水平対向エンジンが丸見えなのも特徴

搭載されるのは58馬力
水平対向4気筒OHV

ツインキャブだ、、、
バーハン時代から長く続く水冷エンジンですが
諸元表を見ると自然循環式なのね。

ヂャイアントのラジエターもかなり特徴的なので
実物を見る機会があれば見てみたらいいでしょう。（水管ヒータみたい）

整備工場の会長に言わせると潤滑系に問題があったみたいで
よくクランクシャフトが折れたと言っていました。

諸元表

よく見たら電装系は6Vなのか
リーフスプリングはWで装備されています。

燃費12kmだったら結構いいね。
スピードはわからんが

ヂャイアントといえば特捜車
もっと言えば消防車

他社が空冷エンジンを採用する中
ずっと水冷を採用してきたため、消防車はほぼジャイアント
止まったままエンジンをぶん回す消防車は水冷でないとオーバーヒートするのだ。

この時期は三井もダイハツも水冷でしたけどね。
マツダは一番遅く59年のT1100を待たないといけません。