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今春から第３期が始まったサンリオのキャラクターアニメ、ジュエルペットシリーズ、その名も
『ジュエルペット　サンシャイン』

前作の『ジュエルペット　てぃんくる☆』は、最近無かった“正統派”魔法少女アニメとして、ターゲット層の子供はおろか、想定外のいい歳した大人まで(笑)もが感動のあまり泣くという、最近話題の『まどか☆マギカ』とは違う意味で話題になった作品だったそうです。
※表現が伝聞形なのは私が『てぃんくる』は最終回しか視ていないので…(笑)この『サンシャイン』から視始めたクチです。

今作『サンシャイン』は前作『てぃんくる』の感動ストーリーとは路線をガラリと変え、云わば『銀魂』も真っ青なレベルの“カオス”ギャグアニメになっています。サンリオもよくこれで自社キャラアニメのOKを出したものだと、サンリオの度量には頭が下がります(笑)。

現在（5/22時点）、７話まで放送されましたが、女児向けグッズのキャラクターがベースとなっているのに、話の中身はどう考えてもターゲット層の子供は置いてけぼりで、その子供の親世代以降しか分からないようなネタばかりです。
※だから私もハマってしまったワケですが(笑)

作品のノリとしては明らかに、
“女児向け『銀魂』”或いは
“女児向け『ケロロ軍曹』”です。
土曜朝アニメなのに作品からは“深夜アニメ”臭でいっぱいです(笑)。
下手な深夜アニメが霞む程パワフルで面白い作品です。


普通、ヒロインはこんな格好しません(笑)。

普通、ヒロインはこんな“悪どい”顔なんかしません(笑)。

普通、ヒロインは他人様の物を勝手に食べたり、あまつさえそれに勝手に自分の名前を後から記入して、自分の物だ！とは言いません(笑)。※言うのはジャイアンくらいのもんでしょう。

そう、本作のヒロイン水城花音（みずしろ　かのん）（以下、花音様ｗ）の性格付けがとてもアニメヒロインらしからぬ“外道”っぷりで予想の遥か斜め上をいってます(笑)。
普通だったら花音様のようなこの手のキャラクターは脇役で、ヒロインをいびったりするライバル役とかだったりするんですが…。

しかもヒロインなのに最初から“取巻き”までいるし。

見た目が『俺の妹が～』に登場する“黒猫”にそっくりとも云われてますが（背丈は花音様の方が圧倒的に高いが）、中身は黒猫とは微妙に違い、（今のところ）性悪・腹黒お嬢様です。
なのに憎めない愛されキャラなんです花音様は(笑)。



紅白歌合戦の“小林幸子”ネタは子供には分かんないって(笑)

“ざわざわ”なんて書き文字での擬音、元ネタの『カイジ』なんて子供にゃ分かんないって(笑)

サンリオの自社キャラクターに80年代ヤンキーファッションを着させたりと、

一々ネタが大人向け過ぎます。
ターゲット層の子供なんて、完全に“ポカーン”ですよ。

『ジュエルペット　サンシャイン』は１話からこんなカオスなノリなのに話は投げっぱなしでもなく、しっかり笑えるという、ギャグアニメの中でも稀有な出来の良い作品だと思います。

『銀魂』や『ケロロ軍曹』や『ミルキィホームズ』、古くは『ギャラクシーエンジェル』や『瀬戸の花嫁』あたりが好きだったヒトならはまることうけ合いです、是非御覧あれ。

※但し飲み物を飲みながらの視聴は止めましょう。画面やキーボードを口に含んだ飲み物でこのように濡らしても構わないというヒトは止めませんが…(笑)。