キーが抜けなくなった場合の対応
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
昨晩、買い物に出かけ、駐車場に止めてエンジンを切った際、突如キーが抜けなくなりました。いつもはもっと手前までキーが回せるのですが、なんか微妙な位置。
どう頑張っても抜けないので、ここは一旦自宅へ退避。
「Smart453 キーが抜けない」で検索すると結構あるトラブルなんだーと思いつつ、同じSmartオーナーのあだーんさんのページを拝見し、「なるほどぉ~」と状況を理解。
これなら自分でもできそうかな、と思ってDIY修理に取り掛かりました。
2
まずはコラムカバーの上側をウインカーとライトレバーの間に指を入れて左右同時に押し上げて外します。
何か所かツメで止まっているだけなので、案外簡単に外れます。
3
続いて下側のカバー。これはトルクスのT20が2か所で止まっているのでネジを外して取れます。
ただ、キーがささった状態でカバーを外すので、「これどうやって外すんだ?」と悩みましたが、YouTubeの海外のオーナーさんが取り外しの動画をアップしていたのでそれを参考に脱着。
ハンドルの上下調整のレバーは下げておいた方が外しやすいと思います。
4
キーシリンダーの下側に白色の樹脂部分の問題のパーツが取り付けられているので、これを同じくトルクスT20で左右2か所外します。(写真は脱着後)
パーツは下に抜けば取れるので、この段階でキーがフリーとなるので、OFF位置まで回せばキーは抜けます(ほっと)
なお、パーツはそこそこ熱いので取り外す際は注意した方が良いです。
白い樹脂パーツ中央部分の穴に切り欠きが見えますが、この部分に問題のパーツの突起部分が完全に下がらずに溝に引っかかってキーのOFF位置までまわらず、鍵が抜けなくなるという症状のようです。
5
問題のパーツの脱着は電源カプラーが刺さっているので、カプラーのツメを押しながら抜けばカプラーから外れます。
パーツ中央棒状部分はグリスがべっとりはみ出た状態だったので、上下綿棒で綺麗にクリーニング。再度取り付けて完治できた!と喜んだのもつかの間、ギアを入れてパーキングに戻してエンジン切ってキーを抜こうと思ったらまたもや抜けなくなり再発(涙
パーツ自体が死んだと思って色々と品番で検索するも、どうにもこのパーツの情報がない。どうやらキーシリンダごとassyでないとダメそう(ってことは絶対高額)。
実はこのパーツを付けなくても問題なくキーは抜き差しできるので、もう撤去でもいいかと思ったのですが、ダメもとでパーツクリーナーでグリスを落として、ダメならそれでもいいやと思ってグリスを洗浄してみることにしました。
使ったのは一応電子部品なので呉工業のレクトラクリーン。
6
下側のロッドの部分を押して突起を出した状態で何回か注入してグリスを洗浄しました。
7
上下はみ出たグリスをぬぐい取ったところです。
この後、カプラーを取り付けて稼働を確認すると、なんと、これまで写真中央の棒の突起が途中で下がらずに止まってしまっていたものが、カチッ、カチッっといって正常に稼働を確認。これは完治したか?とテストランしたのちに車庫に戻ってエンジンオフ。見事問題なくキーが抜けるようになりました(^^)/
8
写真はパーツの下側ですが、今回の騒動でここにはめられていたゴムキャップは崩壊してしまったので、ホームセンターで9.5mmのパイプキャップを見つけてきてカットして装着。
今回グリスアップは特にしなかったのですが、はてさてどうなることやら。しばらく様子をみてみたいと思います。
もしこれでダメならたぶんこのパーツは撤去すると思いますが、その時はまたレポートします。
さいご、あだーんさん、情報提供ありがとうございました(感謝)
お悩みの方が意外に多いということでしたので、私も情報提供させていただきました。(なお、もしDIYされる場合は自己責任でお願いします)
[PR]Yahoo!ショッピング
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク