パイオニア PD-7070を修理しました

本来は今日は洗車をする予定でしたが、午後から冷たい風が吹き始めたため中止し、修理待機していたCDプレーヤーの修理を開始しました。

今回の修理品は、パイオニアのCDプレーヤー、PD-7070です。1987年製、定価\59800のエントリークラスのモデルです。4倍オーバーサンプリング、光デジタル出力端子付き、CDをガッチリと固定するディスクスタビライザー、カセットテープの時間を入力すると自動的にA面、B面に曲を割り当ててくれるオートプログラム機能、さらに曲間はフェードイン/フェードアウトできるという、かなり多機能なモデルです。当時のエントリークラスにしてはけっこうずっしりしており、銅メッキハニカムシャシーと制振ケースがおごられていて、一見すると高級機のようです。

リサイクルショップでの発掘時は「再生OK、トレーがすぐに閉じます」でしたが、これはこの時期の特有のトレー開閉検出スイッチの接触不良と推定、格安だったので捕獲しました。

いつものとおり、玄関にてバスマジックリンで拭き掃除後、動作を確認。電源は問題なく入ったので、トレーをオープンすると、記述のとおりトレーが停止せず、ガッチャンと盛大な音とともに閉まっていきます。ケンウッドのモデルのようにゆっくり開いてくれればまだよいのですが、本機は約1秒で全開になる超高速駆動のため、CDを入れる隙もありません。開けたらすぐにトレーを掴み、無理やりCDを挿入。なぜかベルトが傷んでいないようで、すごい力で閉まっていきます･･･（x_x)

再生は問題なかったので、トレーがすぐに閉まる原因を探したところ、例の接触不良の検出スイッチはトレイメカ台座の裏側についていることが判明。上面からではアクセスできないので、トレーを分解し台座を外す羽目に。。。初のパイオニア機修理なので、構造を理解し分解するまでに2時間近く要しました。。。

結局、検出スイッチはむき出しの2接点でした・・・これでは経時劣化ですぐに接触不良になりますね・・・・（-_-）その辺に置いてあった年賀状の端っこで接点を研磨して無事修理完了、トレーは正常に開閉するようになりました。

肝心の音質ですが、狭いレンジながらがんばって鳴らしている感があり、カーオーディオに通じる強めのドンシャリで、典型的なパイオニアサウンドでした。そのせいかKENWOODのアンプにつなぐと低音、高音ともに出過ぎな感じです。あくまでも好みの問題ですが。

今日も楽しい修理でした、と言いたいところですが、この後、別の修理品で重症箇所を発見するのでした。。。続きは後日（＾－＾）／~~