BMWをベースにチューニングメーカーであるアルピナですが、BMW公認でもあるんですね。年間で2000台にも満たない台数しか生産されない憧れの希少ブランドです。外観はベースとなるBMW車両からかけ離れることなく、それでいてアルピナストライプやホイールなどで「これはアルピナだ」と一目で分かるようなアクセントをさりげなくつけているところがデザインの加減の見事なところです。BMWのハイパフォーマンスバージョンと言えば『M』ですが、アルピナはよりパワフルでありながらより快適で優雅なツーリングという方向性で味付けされているようです。
今回ご依頼いただいたのは5シリーズのガソリンモデルをベースにしたB5。馬力は600psオーバーというもはやモンスターマシンと言っても過言ではないスペックです。ボディ色はほんのり紫寄りの青が特徴の、とても美しいカラーリングとなっています。中古で購入されたばかりの状態でご入庫いただき、比較的状態は良好でしたが、車の各所に磨き跡(オーロラマーク)が散見されました。これは、お客様に納車する前の磨きによるものと思いますが、均一に磨ききれなかったために出てしまう反射光の揺らぎです。ボディの本来の艶を損ねる原因にもなります。
また、アルピナはボディサイドにアルピナラインと呼ばれる特徴的な模様がありますが、これ、実は塗装ではなくステッカーです。しかもあまり強いステッカーではないため、扱いに注意が必要です。確実にマスキングして、作業をしなければなりません。
下地処理が完了すると、ボディ美化作業の第一弾が完了しました。
次にコーティング剤を塗布します。リボルトプロをベースにグレードアップ改良を施された当グループ最高級の【リボルトプロ・エクストリーム】は、その膜厚から、濡れたような美しい艶を演出してくれます。加えて、耐スリ傷、撥水性能、汚れ軽減に優れていて、奇麗な状態をより維持しやすくなっています。触り心地もすべすべで、車に乗るとき、ドアを触るたびに楽しくなってしまいます!
コーティングは塗装部の他、樹脂部分やヘッドライト、テールレンズも施工いたします。手入れの面倒なフロントグリルなども、極力細部までコーティングを施します。
外装だけでなく、ドア内側、フューエルリッド、エンジンルームなどは下地処理はできませんが洗浄してTOPコートを塗布します。こういうところも洗車の際奇麗に拭いていただくと、奇麗な状態を保ちやすくなります。
シートのコーティングも施しています。内装は外装のように水をかけ、シャンプーを使って洗うことができません。できるだけ汚れを付きにくく、ついたとしても落としやすくすることが、良い状態を長く保つ秘訣となります。高級車のレザーにはぜひシートコーティングをお勧めいたします。
コーティング後は、当店からお渡しておりますメンテナンスキットを利用して正しいセオリー通りの洗車メンテナンスを定期的にして頂くことで、長期間にわたり美しい状態を維持できると思います。
オーナー様には何台も施工のご依頼を頂き、この度もご用命下さりありがとうございました。
【リボルト川崎】
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