斜陽　　　　　かな　　　　　？

かつて自動車産業は活況を呈し、ドイツ車か日本車かと言えるぐらい日本車にはブランド力があったと思います。数年前にはトヨタが世界一の売り上げ（？）を達成し、日本の自動車産業はこの世の春といった感じだったかもしれません。

昨今ではアメリカをはじめとする先進国での自動車販売台数が伸び悩んでいた分を、中国やインドなどの後進国が下支えしていたようですが、ここに来て両国とも消費に陰りが見え始めているようです。まあ、世界にはこれから消費国になろうと言う国がまだまだ沢山あることも事実ですし、自動車が急に全く売れなくなることも無いと思います。でもこれから先、世界で売れる自動車はメイド・イン・ジャパンでは無いのだろうと考えるとなんだか気持ちが沈みます。

日本車のエンブレムが付いていてもその多くは海外の生産拠点で作られるものになるでしょうし、韓国車や中国車も今後益々台頭してくるはずです。
まあこの先円安になって日本の輸出産業に追い風が吹かないとも限りませんが、そのような状況では日本国内のインフレが進んでいるでしょうから、景気が良くなる理由にはならない気がします。
やはり日本経済はその落日に向けての歩を進めているように思えてなりません。

電子産業も韓国にやられてると思いますし、残るはブランド米ぐらいかと思っていましたが、米どころの東北が東電の放射能汚染の被害を受けた今となってはその目も消えるのでしょうか？