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昨日帰宅した『奥』によると実家へ向かう時 75ｋｍで M5 が跳ねる感じを受けた時の設定はステアリングも足回りもコンフォートだったとのこと。

自宅に戻る時にどちらもスポーツ＋に設定して82ｋｍで走ったら、跳ねることは跳ねるが収まりが良くステアリングも安定し修正舵も入れずに走れたので苦にならなかったと言っていた。

前車の 535 i にはアダプティブドライブやダイナミック・ダンピング・コントロールなど電子制御がてんこ盛りだったのだが、この辺りが M5 の乗り味との差に大きく影響しているのかもしれない。（M5 に同様の電子制御が装備されているならお笑いだが・・・。）

昨日、M5 で帰省した『奥』と電話した。
高速で 100 程のスピード（　　　）を出すと、M 5 は 535i より跳ねる感じがするそうだ。
（足回りの設定を何にしていたかは確認しなかったが・・・。）

スポーティな仕様だから足が硬めで跳ねやすいというのは合点がいくが、そのために手に汗が滲んだり、不快な思いをするようだと日常使いという点ではマイナスポイントになってしまう。

不快なら、そんなスピードを出さなければいい話か。。。（ぬやえ）

本当に随分昔のことですが、ディーラーのご厚意で私なりに E92 M3 の性能の一端を垣間見ることが出来るレベルでの試乗をさせてもらったことがありました。
その時は DCT の違和感なんて微塵も感じませんでした。

また別の機会には F10 M5 を高速試乗させてもらったりもしましたが、やはり DCT の違和感の記憶は有りません。（ひょっとして忘れてるだけで、昔のブログを読み返せば何やら書いてある可能性もありますがｗ）

ところが M5 を所有してみると、違和感を感じるではありませんかｗ
結論を言えば、それは『空走時間』です。

マイペースで峠を走る時、私はあまりブレーキを踏みません。
要するに攻めた走りはしていないのです。
緩やかな下りでコーナーに近づくと、シフトダウンだけで減速して回ろうとする癖があるのです。

これを DCT で行った場合、変速時に僅かな『空走時間』が発生し例の『違和感』を感じているようです。

M3 などの試乗ではしっかりブレーキも踏んでいたために、この『違和感』を感じなかったのだろうと思います。

最近、精力的に峠に出掛けています。
私の居住地は今のところ空梅雨で、本日のドライブでは積乱雲と思しき雲も見えました。

ところで、以前からDCT とCVT ではCVT の方がダイレクト感があるという、『そんなあほな！』と突っ込まれそうなことを書いているのですが、ギヤの切れないCVT はパドルでシフトダウンした瞬間にエンブレが掛かります。
対してDCTは僅かにギヤの繋がってない時間があるのか、パドル操作後ワンテンポ遅れてエンブレが掛かる感じがします。

本日、峠の下りでパドルを使ってシフトダウンしたところやはりコンマ数秒、抵抗感なくスーッと車が進む感じがしました。このニュートラル感がダイレクト感の欠落を感じさせているものなのかなと考えています。（DCT のシステムを深堀する気が無いのであくまでも想像・憶測に過ぎません。）

何れにしても操作から反応に時差を感じるのは『違和感』で、フィーリングが合うとは言えないかもしれません。
多くの自動車雑誌で好評だったF１０ に搭載されているBMW ８AT でも操作と反応の間に時差を感じていましたし、私は最近のBMW のシフトに馴染めない人間なのかもしれませんw（アルピナのSWT は気持ち良かったですし、E60 のATにも違和感は無かったはずなのですが・・・）

昨日はISの点検でレクサスディーラーにお邪魔しました。

ラウンジでコーヒーを頂いていると、担当営業の方からLC500ｈの試乗を勧めて頂いたので喜んで試乗させていただきました。

自由に乗ってきていいということでしたので、丘陵を上り下り、時速１００ｋｍも体験できる場所にも行きました。

乗り始めて最初の印象は『静か』
駐車場からの走り出しですから当然ですが、M5とは対極ですｗ

次の印象は『速い（十分なパワー）』
郊外の市道を流れに乗って走るだけでも潜在能力の高さが感じられます。

上り坂では至って『普通』
車重があるからでしょうか？キビキビ感は有りません。
しかしその重たい車が何のストレスもなく上り坂を駆け上がります。

帰り道の下りでは、良く止まる柔らかいフィーリングのブレーキに感嘆ｗ
重い車ですが、日常使いでのブレーキングに恐怖を覚えることはなさそうです。
ハンドリングはなめらかでした。

１００ｋｍまでの加速感は『？』
正直『速い』とは思いませんでした。
（先の印象の『速い』と真逆になったのはステージの違いによるものであるとご理解ください。つまり日常使いでは十分早いけれども、その気で飛ばすには少し物足りないということだと思います。）

再び市道に戻りマンホールのふたなど、ギャプ越えを体感。
『しなやか』です。


まとめると、予想通りLCはラグジュアリークーペ。
80年代日本を席巻したソアラの正当な後継車。


車もライフスタイルの一部と考えた選び方をするなら、贅沢で素晴らしい日常の足だと思います。
ジャンル違いで恐縮ですが、SLC（AMG)、M4、LC ５００ 辺りを次車候補として視野に入れています。
レクサスディーラー担当氏のご厚意で急遽実現した試乗でしたが、LC５００hは大変魅力的な一台でした。