ハザードランプ、点滅せずに点きっ放し。ケース開けて調整で復旧?
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
画像1は、リレー本体のカバーを外した中身です。
弱電関係の知識がある方なら一見してお察しの通り、電磁石とコンデンサーで構成された低周波発信回路で、電磁石に拠り接点を開閉して点滅させている構造なのですネ。
ケースを開けるに当たっては、ケースの端子側の両端に三箇所の爪が引っ掛かって固定されているだけなので、マイナスの精密ドライバー3本を、上手く爪の掛かりが抜ける様に差込んでおいて、ケースカバーから引抜けば、外れました。
(プラスチック系の樹脂パーツは、経年劣化でヒビが入り易くなっていると思われるので、作業、力の入れ具合は慎重にやりました。)
結論から言いますと、この画像の状態にしてから、黄銅製のバネ部分二カ所(電磁石の背面側の戻り方向と、通電接点部分)を戻り方向へ、やや強く戻る様にバネ部分に軽く曲げを加える様に調整。
あとは、元通りに組戻しして作業完了です。
組戻してから、ウインカーとハザードランプの作動テストをしてみましたが、ハイフラと言うほどではありませんが、若干、小気味良い速めのペース(数えてみたら一分間に85回位でした)で点滅する様に改善された様です。
この状態で、しばらく様子見です。
2
partsfan.comでの検索結果「画面」です。
品名は、ターンシグナル_フラッシャ(リレー)Assy
品番は、81980-12070の様です。
代替パーツは、まだトヨタ部品共販の店頭での在庫や販売価格の確認には行っていないのですが、net通販などで探していると、どうも表示されている商品画像は、トヨタ純正部品そのものの画像で、たぶん実際に購入して送られてくる現物は、表示されているパーツ番号などは別ものの、「電磁石」などは使っていない「電子パーツ」によりカチカチ音が鳴らないか?人工的なカチカチ音が出る品物が届くみたいですので、要注意と感じております。
RelayBlock(No.1)の一番上側にある①が、このリレー本体なのですが、
車体内部のどの位置に取付けられているのか?なかなか読取るのに手間取りました。
結局、緑色の印で示した位置=運転席下部右側から覗き込んで、アクセスペダルの上方奥右側壁面に取付けられていました。
(暑い中での作業でしたので、申し訳ございませんが、作業画像は撮っておりませんので、ありません。悪しからず、)
他の方も、このリレーの取外し作業に関して、ハイフラ対策やLED化対策リレー交換などで、整備手帳を上げられていましたので、そちらを参考にされると良いかと存じます。
他の方が書かれていなかったコツとしては、いきなりリレー本体を引抜くのは堅くて難しいので、
画像2の図でRelay Block(No.1)の右側のボルト穴は、その右側に別のリレー類が取付けられていて、真っ直ぐにはソケットレンチが使い難いので、10mmソケットレンチにユニバーサルジョイントを咬ませて、懐中電灯で照らしながらの作業なら、簡単にボルトは外せました。
Relay Block(No.1)の左側は、ボディ側から後方右側に向かって生えているフックに刺して固定されているので、先ほどの10mmのボルトを外したら、R/B(No.1)本体自体を右側(クルマの後方側)にスライドさせてやれば、外れます。
Relay Block(No.1)に繋がっている配線ハーネスは、作業性確保の為の設計か?
運転席下部床面近くまで程度の長さはあるので、その状態でなら、堅いながらもリレーを外すことが出来ました。
(何しろ、30年以上経過した樹脂パーツなので、必要以上の力は掛けない様に作業しないと、いつパーツ破損で修理不能か?代替パーツの入手困難で走行不能となってしまうリスクと隣り合わせの作業ですから...。)
3
今回、一旦リレー本体を開放してみて、いろいろと調整をしてみても症状が改善しなければ、このコンデンサーの打換え交換を考えていました。
電解コンデンサーで。規格は50ボルト 3.3μF(マイクロファラッド)で、105℃の仕様の様です。(ブランドはmarconと書いてある。マルコン電子って東芝系で、日本ケミコンのグループ会社らしいけど、カテゴリ温度上限、定格電圧、静電容量が同じなら、定格リプル電流とESR/インピーダンス、耐久時間が違うくらいで、日本ケミコンでは、大きさが同じ電解コンデンサーは五種類しか無かったし、一般的に入手が容易なKMGで充分だと思いました。)
過去の整備手帳で、ECUやABS、TRCのコンピューターユニット内のコンデンサーを、ほぼ全て打換え交換作業した時の所に記しています通り、電解コンデンサーの入手は、近くの電子パーツ販売店か、送料が掛かりますが通販のマルツオンラインの利用を考えています。
パーツ価格自体は、サトー電気のHPで、税込44円(日本ケミコン製の旧型KMEかKMGでの価格)で表示されていたので、交通費の方が遙かに高くつきます。
4
画像3と同じ電解コンデンサーの下部、50Vを確認する為に撮った撮影アングル違いの画像です。
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