エアコンディショナアンプリファイア交換

連日の猛暑…。

WISHもエアコンフル稼働です！
っと、言いたいところですが、なんとなく不調。

エンジンかけて、しばらく冷風が出ないときがあります。
毎回ではないが、気温30度以上の日になることが多い、顔面やけどするほどの熱風がしばらく続きます。

A/Cボタン、AUTOボタンを繰り返しON、OFFしても、変化なし。

A/Cボタンを押すとアイドルは一応上がる。

そのままかと思いきや、5分ほど走ると冷え始めて、あとは快適に温風になることもなく走ります。

エンジン何回か、空ぶかしすると急に冷たい風が出ることまあります。←この動作が効果があるかは不明。

因みにガスは、残量、圧とも異常なし。←量販店で確認済み。

まぁ、冷えないことはないので、だましだまし乗っていましたが、今年は過酷で…( ﾉД`)ｼｸｼｸ…。

ガスでないとすると、マグネットクラッチリレーの劣化を疑いました。

よく、ボンネット内のリレーを交換して、症状改善したの報告もあります。

うちのWISHのエアコンパネルに、異常の表示は出ませんがボンネットご開帳！

ん？
リレーが見当たらない💦

修理書をみると、WISHは直接室内のエアコンのパネルで制御しているようです。

不良の時は、アンプリファイアASSY交換とのこと…orz

そういえば、初期のWISHに後期のパネルを付けた先人の方々で、コンプレッサーが回りっぱなしになったので、戻したなんていう記録がありました。

部品を確認すると、後期型も前期型と同じく、排気量、駆動の違い、変速装置の違いに関係なく同じものを使っています。

当然、エアコンディショナアンプリファイアの品番は違いますが。

残念ながら、後期型の配線図を持っておらず前期、後期の配線の違いは不明。（これ以上、ディーラーに変な資料もらいに行く度胸がありません）

原因を特定したわけではないし、取り敢えず、手持ちの部品と換装することにします。

これでも改善しないときは、前期、後期の設計の違いなのでしょう。

早速作業開始。

サイドブレーキをしっかりかけ、シフトノブを「D」まで下げてパネルを取り外します。

左が現在使用しているもの。
右はドナー。

ドナーはボタンが不良で、「OFF」のボタンを押すと戻ってきません。

ただ、溝にはまっている単純な仕掛けなのにシリコンを塗布しても何をしても直りません。

ですので、ただユニットを入れ替えるのではなくて、ボタンのユニットも交換が必要です。

ドナーから部品の摘出。

温度調整用のダイヤルを引き抜きます。

裏側の赤矢印部のビスを取り外します。
そのままユニットを引っ張ると、外れますがボタン類が、パネルの表から取り付ける構造なので、飛び散らないように注意。

ユニットの横の赤矢印部に、爪の勘合があるので、青矢印方向から小さい精密ドライバーのマイナスあたりで抉り、慎重に外します。

樹脂が薄いので破損に注意。破損するとサイドふたを閉められません。
（今回は暑いので樹脂が柔らかく、スムーズに作業が進みました）

反対側にも同様に2ヶ所勘合があるので外します。

爪の勘合を外すと、ヒーターコントロールベースがフリーになるので、赤矢印のロックを下に下げて青矢印方向にハーネスを引き抜きます。

さらに、黄色矢印部のビスを取り外し、不良のボタンユニットから基盤を外します。

下に見える基盤が、エアコンディショナアンプリファイアASSYになります。

今まで使っていたエアコンパネルも同様にここまで分解します。

正常なボタンユニット。

こんな単純な仕掛けなのですが、ドナー側のユニット使い物になりません。

これをドナーに移植します。

逆の手順で組み付けていきます。

ドナーのユニットを木目パネルに取り付けます。

今回、木目パネルの表示窓のパネルもついでに交換しました。

赤矢印部分に、白い傷がハザードスイッチ周りに出てきて、状態が悪いのでドナーの物と交換します。

スクレーパーで慎重にはがします。

変形もなく綺麗にはがせました。
ここは、部品供給が無いので慎重に。

裏側は、両面テープでの貼り付け。
粘着力は劣化していないので、そのまま流用します。

綺麗に貼り付けできました。

ボタンを外から嵌めて移植完了。

接続して、エンジン始動。

表示等は異常なし。
エアコンは…。

今日は、すぐに冷たい風が出てきます。
気温がそんなでもないし(とはいえ30度は超えてますが…）、テスターもないので、数値も計測できず正常なのかは不明。

しばらく経過観察です。