足回り劣化の連鎖

フロント足回りを一通りリフレッシュしたものの、低速で「ギコギコ」異音が出始めました。
走行１０万キロの洗礼ですね。取り付け不良のアンダーカバーが、車の揺れによってガタつくような異音です。原因は、スタビライザー（トーション）バーのブッシュ。ブッシュ部に潤滑剤を吹いたら、異音が低減されたため、これが原因と特定できました。
ナックルのボールジョイントが異音の原因の場合は、フェンダーに体重をかけてサスを上下にストロークさせれば異音が発生します。
スタビブッシュが異音の原因の場合は、その点検方法では異音は出ず、左右のサスを交互ストロークさせないと音を再現できません。つまり、ボディの左右が交互に沈み込み、トーションバーが捻じれる状態を再現する必要があります。
スタビブッシュの劣化は、足回り関係ではよくあるトラブルですが、W211の場合、ブッシュのみでは部品供給されないようです。というか、W211のブッシュは、バーに接着されているもので、これがはがれてしまうことによって異音が出るそうです。ＥクラスよりＳクラスに多いトラブルのようです。

パーツリストを見ると、ブッシュ付のスタビバーは何と２万９千円。
困った！金欠病です。