ある程度弄る気はあるんですが、
インジェクタ換えて、燃料噴射プログラム弄って…って、
純正ECUの処理範疇を超えるパワーアップをすると、かなり金掛かってしまい、
軽自動車に乗っている趣旨に反します。
従って、今現在A/R12のワークスR(HB21S型)タービンを所持していますが、
こいつを使う気はありません。
エンジン高回転での使用場面が増え、特性が変わってしまいます。
良くも悪くも、馬力重視であり、通勤車にはちょっと行き過ぎかなと思います。
そこで、MH21だか、keiワークスだかのターボチャージャー
13900-83G70
を入手しました。
思ったよりも安くなかった……
このターボは、排気側のタービンブレードがやや大きく、
HA21S純正のHT06-3Eだかの物より高回転指向に出来そうです。
某オクを見ていると、
日立のタービンでも
85G52~83あたりの排気ブレードは大きい物であるようです。
HT06-7という刻印がある系統とは別系統なのでしょうか…
しかしながら、たまにHT06-7であっても大きく見える物があったりと、
刻印は絶対ではないようにも思われます。
以下に、排気側の画像を示します。
右から、
HA21S純正、 83G70、 ワークスR純正です。
大中小と揃えることに成功しました。
ワークスR純正のA/R12は極端ですよね。全く違います。
これでは、5500rpm以下がかったるくなる訳です。
HT07は持っておりませんから、HT06大好きなんだな俺w
次に、インレット(コンプレッサー)側の画像を示します。
スズスポHT06と同スペックのワークスR用が一つだけでかい。
それ以外の両者は、ほぼ同じサイズと言えそうですが、ペラの設定が
83G70の方がちょっと変わっています。3機共にペラは5x2の10枚羽なのですが、
83G70は、上に来る5枚が長く、下に来る5枚が正面から見えません。
それだけ高過給も考えられているのでしょうか。。
現行のスズキ軽(K6Aかな)向け日立製ターボチャージャーのコンプレッサーは
ほぼこの形状の様に見受けられます。
最新の部品がより改善された物であると良いのですが。
HT06のコンプレッサーはIHIのものよりも比較的大きく、羽の枚数も多いので、
小さくとも必要十分であると思っております。
また、83G52等の大型タービンの物に特徴となるのが、
ペラへ向かっていくうちのテーパーに設けられた溝(段付きのように見えるリング上のものです)と、
その更に内(ペラ)側にある1つのねじ穴です。
これが何を意図したものなのか全く分からないのですが、興味深いものです。
仕事柄トラックのエンジンを扱う機会がありますが、最近のIHI製ターボ(ディーゼル用のかなりでかい、しかもVGTのものですが)には、ポーテッドシュラウドが設けてあります。
トラックなので、吸気配管への制約上、サージングの危険も大きいのかもしれませんし、普通に1.6kg位の過給が掛かるものですから、必要になるのだと思います。
83G70のリングも、内部の仕様次第では、ポーテッドシュラウドと同様の効果を得られる機構に
なっている可能性もありますが、純正タービンですからそれほど過給圧力を上げるものでは
ありませんし、FFのレイアウトである軽のターボにそれが必要なのか。
これだけ小さい過給器のハウジングにそんな加工をしたらコストが掛かりすぎる様に思います。
ちなみにねじ穴の上には、ボルトが刺さっていました。オークションの画像を見ていても、
みんな空いているようです(そもそも83G60等の出品が少ないんですが…)
一体何なのでしょうか。
気になります。日立の方にお伺いしたいです。
しかし、「HITACHI」の文字を見ると、アルミ精密鋳造の美しさ?を感じます。
ロストワックスでしょうか。前からある技法ではありますが、
より高効率を求める上で、必要になったのかもしれません。
この溝と穴が空いているものは排気側が大きいものと思いますので、画像検索するときに一つの手がかりに出来そうです。
ここまで書いておきながら、ターボチャージャの技術は日立さんよりもIHIの方が上手かなと感じておりますが、残念ながらRHB31を入手する機会がなかなか無さそうです。
じつは、ミラジーノの加速が思いの外良くて、これに負けない仕様にしたい訳です。
L700のタービンはIHI製。画像を見る限りそんな大きくは無さそうなのですが、
ワークスより明らかに高回転の抜けが良いです。
触媒もタービン直下に付いている癖に、重い車体を気持ちよく加速させる……。
ギア比も違う訳なんですけどね。。
取付は、涼しくなってからやろうと思います。
もう、かつての熱意は無くなっちゃったよ。B型だからかな。。
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Posted at
2012/08/30 00:39:08