年末年始、実家の青森に帰省したことで雪道を存分に走ることができたわけですが、気になったことやイヴォークの雪道の走破性について伝えたいことがいくつかあります。
その第一弾として、タイトルの通りACC(アダプティブクルーズコントロール)について気づいたことをだらだらと書き綴っていきます。
まず予備知識&今後中古車で先代モデルを買う方向けのポイントですが、今でこそ軽自動車含め広く実装されているACCですが、先代イヴォークではオプションでした。追従しない、決められた速度を保つだけのクルーズコントロールは標準装備ですが、後期型(2016-2018YM)ではHSE DynamicとAutobiographyの上位2グレードのみACCが設定可能です。約12万円のOPでした。
※前期型(2012-2015YM)は資料不足で私はわかりません
ACCのメリットは前の車をレーダーで検知して衝突しないよう速度を調整してくれるところにありますが、イヴォークはこの機能を強化したものとしてキューアシストが付属します。キューアシストは、前の車が停止すると合わせて自動的に自車も停止してくれるもので、その際ドライバーは一切ブレーキペダルを踏む必要はなく、停車中も踏む必要がありません。今でいう、オートブレーキホールドに似たような機能です(先代イヴォークにはオートブレーキホールドは設定なし)
前の車が走り出した時は、自車のアクセルを軽く踏み込むとこのなんちゃってオートブレーキホールドが解除され、また追従を開始します。本来イヴォークのACCは10km/h~の利用となりますが、キューアシスト作動中は停止~10km/hの低速時でも動作します。
このACC&キューアシスト機能はたまたま私のイヴォークにもついていただけで希望して探したわけではなかったのですが、使ってみるともう手放せない機能と言えます。特に高速道路で一番ストレスを感じるのが、私は適切な車間距離を保つことにあると思っています。想定外の動きをされたり、前の車との速度差があるとブレーキで調整しなければならなくなるのですが、私的に高速上では可能な限りブレーキでの速度調整はしたくありません(というか一般常識ですねw)そのために少し集中して周りの車の動きを観察しなければならないのですが、ACCがあるとそのストレスが大きく解消されます。また、渋滞時にアクセルにてスピードコントロールを行う必要もないので、こちらにおいても大きく疲労軽減に貢献していると思っています。
また、街中で信号待ちで停車するときにブレーキを踏み続けなくてよいということは、思った以上に楽です。特に私前車はMTだったので、頻繁にNに入れてブレーキを放していました(※追突されると危ないので非推奨です)この楽さを味わっていると…欲しい機能ではありますね。イヴォークを手放して次車を探すとしても、ACC&オートブレーキホールド機能必須で探すと思います。
少し逸れかけましたが、中古でイヴォークを探す際にACC付きかどうかを見分けるポイントを2点紹介します。
前提として、上記の通りグレードはHSE DynamicかAutobiographyであることですが、その上で下記の2点で確認できます。
①車内ステアリングスイッチのACC用の追従モード調整スイッチ
②車体前方のACC用の追加レーダー
まず①ですが、これはわかりやすいです。
上の写真のように、速度調整の裏側が追従時の車間距離調整スイッチ(<-> <-->)が追加され3ボタンとなっています。素のクルーズコントロールの場合、このスイッチはCAN(クルコンキャンセル)1ボタンのみとなります。
この調整スイッチで、追従時の車間を狭めるか、広げるかを4段階で調整できます。
次に②ですが、これは少し注意が必要です。
2012-2017の大半のイヤーモデルでは、このレーダーは上記写真のようにグリルの中にありました(真ん中のピアノブラックの板)
正直かなり主張しているので、オーナーからはデザイン上の不満の声が多くあったようです。そして、大半のイヴォークオーナーも外からはここを見てACCの設定有無を見分けていると思います。ただし実は私のイヴォークと同じ2018YMだけは、ここにレーダーがありません。
上記写真のように、ナンバープレート下部に移設されています。
2018YMは最終型(2018-2019)なのですが、そのわずか1年弱のためにわざわざプチ改良を行っています。コストダウンというならばまぁわかるのですが、そもそも上位グレードのいちOPでしかない以上、この変更を行う開発費の方が赤字になりそうです(笑)個人的にはGJな改良でしたのでとてもラッキーでした。
しかし、実はこのレーダー位置には致命的なデメリットがあります。
ここでようやく伝えたかった本題に入るのですが、下記の画像を見てください。
そう、この位置雪道では高確率で雪で塞がれるんです(笑)
頻繁に乗り降りする街中では良いのですが、特に僕の場合、帰省時の往復では長い間乗車していることとなります。本来、雪道でACCを使うこと自体非推奨で危険なことではあるのですが、長く一定速度を保ち移動する上で、安全上リスクは少ないと判断される路面でACCを使いたい場面は数多く存在するのですが、どうしても一定距離を走ると、下記のエラーが出てしまいます。
おそらく、上部のグリル内にセンサーがあった時はこの事象は起きていないのではと思います。確かに見た目上は下にあった方がいいのですが…実用面では改良前の方が良さそうでした。
ちなみに雪道でのACC作動ですが、絶対的に人間の足の方が信頼できます。雪道における加速時と減速時のアクセルコントロールは経験が大事です。ACCはあくまで乾いた安全な塗装路での作動が前提ですので、そのように加減速をします。
つまり、スリップを引き起こしかねない加減速だと感じました。雪道でのACCは自己責任でお願いしますm(_ _)m
今後先代イヴォークを狙っている人に少しでも助けになる情報であれば幸いです。気が向いたら、雪道での走破性についても語っていきたいと思います。
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2022/01/18 23:24:40