• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

j-craftのブログ一覧

2012年04月30日 イイね!

続々 「久しぶりに…」の正解



いろいろ調べていたら、いつの間にかZZZ…

さてさて、まず誤りの訂正が必要ですね。「FWM」は別系統のエンジンでした。

コベントリー・クライマックスの並列4気筒のエンジンは、大きく分けて3系統。

「FW」系と「FWM」系そして「FPF」系なんですが、レーシングエンジンの専門書からの情報なので、少し偏った情報である可能性が有ります。

ちょっと整理すると、下記のようになります。

○FW系
FW(FWP)
FWA
FWB
FWE
FWC
FWG

○FWM系
FWM
FWMP
FWMA
FWMC
FWH

○FPF系
FPF 1.5L
FPF 2.0L
FPF 2.2L
FPF 2.5L
FPF 2.7L




それで、FW系を深く調べてみると…

①FW(FWP) 1020cc 1951y-
ベースとなった消防ポンプ用エンジン
SOLEXシングルキャブ 48BHP

②FWA 1097cc 1954y-
自動車用にモディファイされた1100ccクラス用バージョン
SUツインキャブ 58BHP
ステージ1仕様 76BHP/6100rpm
ステージ2仕様 84BHP/6900rpm
ステージ3仕様 90BHP/7100rpm
ステージ3&ウエーバー仕様 96BHP

③FWB 1460cc 1956y-
1500ccクラス用バージョン
STD仕様 60BHP/4600rpm , 88LBS-FT/3000rpm
レース仕様 108BHP/6700rpm , 100LBS-FT/4500rpm
Lous11spl仕様 142BHP/6750rpm

④FWE 1216cc 1957-1963y
ロータス・エリート用にFWAとFWBを混成して作られた専用バージョン
STD仕様 75BHP/6100rpm
1956y開発テスト時 FWA St2ヘッド+SUツイン仕様 91BHP/7200rpm
1959yEXマニ変更テスト時 SPL 96BHP
同 キャスト・マニ 84BHP
1960y エリート・SE 85BHP
1962y エリート・スーパー95 95BHP
1962y エリート・スーパー100 100BHP
1963y エリート・スーパー105 105BHP

⑤FWC 744cc 1957y-
ル・マン750ccクラス用バージョン
FWA St3ヘッド+St1ローリフト・カム+SUツイン仕様 59BHP/8000rpm

⑥FWG 997cc 1963-1964y
F2用ギヤドライブ・バージョン
97BHP/9100rpm

とまあ、こんな感じですな。

ちなみに、馬力の単位のBHPはPSと換算すると
1PS=0.986BHPですが、測定条件がどんなだったかは分からないので、ご自分のエンジンデータと比較しないように(笑)

だけど、FWBの142馬力はちょっと凄いな。
OHCターンフローエンジンですからねぇ。
いわば、日産のL14エンジンでしょ。
しかも50年以上前の話しなわけですから…

あ、大事なこと書いていなかった。
このエンジン、型式名の通り、超軽量です。だって標準でアルミ・ブロックですから!
L型よりもいいでしょ?70キロ強ですから、A12よりも軽い。

だから、エリートの車検証は凄いことになってました。
FRレイアウトながら、リヤ荷重の方が重い…
やっぱり、ロータス恐るべし、ですな。

さあ、久しぶりの休日だ。遅くなったけど、買い物にでも行くかな!
Posted at 2012/04/30 15:39:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | なんだろな? | クルマ
2012年04月29日 イイね!

続 「久しぶりに…」の正解

昨日の続き、いってみよう…

ゴディバ夫人はチョコレートやエンジンに影響を及ぼしたことは昨日書いたが、実は小惑星の名前にもなっている。

理由や命名エピソードまでは調べていないが、ロンドン生まれのアメリカ人天文学者「エドワード・L・G・ボーエル」によって名づけられた。

この天文学者ボーエル氏、1979年に自身の名前を冠した小惑星「ボーエル」を皮切りに、1987年ころまでに、なんと572個もの小惑星を発見・命名している。

しかも、この中には「チャップマン」「モーリス」「ウェーバー」など、ちょっと馴染みのある名前も出てくる。

おもしろいねぇ…

さて、話はコベントリー・エンジンの方に戻ろう。

ヘッドカバーの立派なエンブレムだが、レプリカなんてのも有るらしい。

古いものだから、走行中に脱落したり、解体屋でエンブレムだけ取られたり、いろんな事情でエンブレムのないエンジンを手に入れた方たちが、一生懸命コピーしたんだろうな。

単品で見たときは、素人の私が見ても全然分からなかったが、



こうして並べてみると、結構雰囲気が違うんだよね。



ゴデイバ夫人には申し訳ないが、拡大してみると、相当精巧に作られていることがわかる。
金型職人の仕事ぶりに敬服する。



レプリカの方はこの通り。
ちょっと各部が潰れて、アバウトな感じ。
だけど、エンジンに付けるエンブレムとしては、これでも十分豪華だよね。

接着剤と3点のカシメで取り付けられているが、落とすのが怖くてあえてレプリカを付けている方も居るかもね。

ところで、昨日の記事にエンジン型式を何点か書いたが、今日工場で専門書を見つけた。
まだよく読んでいないが、もっといろいろ有るようなので、懲りずに明日また続編を書いてみようかな…
Posted at 2012/04/29 01:07:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | なんだろな? | 日記
2012年04月28日 イイね!

「久しぶりに…」の正解



正解は、コベントリー・クライマックスの消防ポンプ用エンジンでした。

まさかあっさり正解が出るとは思いもよらず…恐れ入りました。

まあ、見る人が見れば、すぐわかる特徴があるということですね。


さて、では恒例(?)のうんちくでも、ダラダラと書いててみましょうかね。

まず、メーカーのコベントリー・クライマックス社は、1903年にイギリスの中心部に位置するコベントリー市で創業した、いわゆる「エンジン・サプライヤー」だが、当初は自動車用ではなく、産業用エンジンを中心に生産を行なっていた。

1950年代に入ってから、超軽量のエンジン「FW」を開発し、モーターショウに出展したところ、ロータスなどのコンストラクターの目に留まり、世界で初めての市販レーシングエンジンとして、販売された。
この時、名称は「FWA」となった。

ちなみに、「FW」はフェザー・ウェイト(羽のように軽い)、「A」はオートモービル(自動車用)という意味を持つ。

その後、排気量や用途別に10種以上のバリエーションに広がり、それぞれ「FWB」「FWC」「FWD」「FWM」…などの名称が与えられ、ロータス・エリートには専用の「FWE」というエンジンが与えられた。

排気量は645~1460ccと幅広く設定されているため、クランク・ストロークは45.2~80mmと同じシリーズとは思えないほど…(T社のK型もか…)




ヘッドカバーに誇らしげに取り付けられたエンブレムには、"GODIVA"の文字が刻まれるが、有名なベルギー・チョコレートメーカーの「ゴディバ」とは共通の成り立ちを持ちます。

馬に乗った裸婦こそがこの"GODIVA"で、1040年代のコベントリーの領主夫人だった。
夫の課した重税から領民たちを守るため、全裸で馬にまたがり、町を回ったことから、その後、敬意を表して町のシンボルとなったとされる。

つまり、GODIVAはコベントリーの代名詞で、たくさんの人にその行動は称賛されているというわけだな。
私も後世に語り継がれるような、立派な仕事がしたいもんだ。

夜も更けてまいりましたので、今日はこの辺で…続きはまた明日(^^)

Posted at 2012/04/28 02:04:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | なんだろな? | クルマ
2012年04月26日 イイね!

久しぶりに…

久しぶりに、これはなんでしょう?



さすがにこれが分かる人は、そうとうな知識人かも?(^^)



ひっかけ問題だから、はまっちゃイヤよ…
Posted at 2012/04/26 23:20:35 | コメント(5) | トラックバック(0) | なんだろな? | 日記

プロフィール

メカニックkanが、珍しい車、ワンオフパーツなど、車にまつわる話題を紹介します。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

スポーツマンシップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/30 21:39:08
JAF モータースポーツ 
カテゴリ:車
2011/02/16 02:14:48
 
ヒストリックカー・インタークラブ 
カテゴリ:車
2011/02/16 02:13:18
 

愛車一覧

MG MGB ボス・マシーン (MG MGB)
デビューはいつか?
日産 サニー 44号車 (日産 サニー)
いたってノーマルなTS仕様
その他 その他 その他 その他
写真管理用

過去のブログ

2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation