
先日は久しぶりに北アルプスに行って来ました。
今回登るのは燕岳です。
花崗岩で出来たその美しい山容から北アルプスの女王と呼ばれています。
いつか行こうと思っていましたが、ようやくチャンス巡ってきた(^^)/
連休とかあまり無い会社なので(^^;
この土日は天気もソコソコ良いし、そんなに混んでいない時期ですので行って来ました。
燕岳は日帰りで登れなくはないのですが、一度泊まってみたかった山小屋があったので今回は泊まりで行きます。
ついに・・・山小屋デビューです!
朝の6時時前に登山口駐車場へ到着
第一駐車場はほぼ満車に近い感じでしたが、第二駐車場はまだ余裕がありましたね~
登山届を提出し、中房温泉登山口から登り始めます。
山小屋までは距離約5.5km 標高差1,300mほどの登山道を登ります。
この合戦尾根ルートは北アルプス三大急登のひとつに数えられます。
山の上の方はまだ雪がありますが、下の方はお花が幾つか咲き始めていましたよ(^^)
途中で滑車が動いている音がしたのでそちらを見てみると、山小屋に物資が運ばれているようですなぁ
合戦小屋まではかなりの急登ですが、30分置き(自分のペースで)ぐらいにベンチがあるので所々で休みながら登って行きました。
第一~第三ベンチを経て、富士見ベンチへ。
ここからはその名の通り富士山を拝むことが出来ますね(^^)/
二時間半ほどで合戦小屋に着きました。
第三ベンチ過ぎからは所々で雪がありますが合戦小屋まではアイゼン無しでも何とかなりました。
でもここからは危険なのでアイゼンを装着して挑みます。
合戦小屋から登り始めてちょっと経ったら槍の穂先が見えて来ましたよ(^^)/
そして大天井岳や常念岳なども望めました。
この辺まで登って来ると安曇野市街も眼下に♪
さらに40分くらい登ると、ようやく本日の宿泊先である燕山荘が見えて来ました!
山小屋がある稜線まで出て来ました。
そしたら風が物凄かったです(>_<)
この寒さ・・・体感は冬ですね!
合戦小屋でバラクラバを装着してガッチリ装備の人がいましたが、その訳が分かりましたわ!
寒さに耐え数百メートル進み山小屋に到着です。
今回泊まる燕山荘です。
『泊まってよかった山小屋 2016年 全国1位』
『泊まってみたい山小屋 2016年 全国1位』
に選ばれるほどの人気の山小屋です。
「どれ・・一度泊まらせてもらおうか!?」と思い来てみましたw
玄関のドアを開け入ると・・・
「いらっしゃいませ♪」
と、スタッフが数人並んで出迎えが
「えッ!」
思わぬ事にまごついてしまいましたw
山小屋といったら、不愛想な感じでカウンターに一人か二人いるくらいだと思っていたんですが、全然違うので驚きました!
Web予約をしていたので、カウンターに置いてあるタブレットに電話番号を入力すると宿泊者カードがプリントアウトされるので楽でしたね。
部屋まで案内され食券を受け取り小休憩です。
売店で売られているグッズなども綺麗に飾られており、思わず買いたくなりますね~
お昼なので、まずは腹ごしらえです。
チキンインドカレーを頼みました。
これまた美味しいですな(^O^)
さて、腹ごしらえも済んだので燕岳の山頂を目指しますかね♪
ザックを山小屋に置き、サコッシュバックだけの身軽な恰好で行きます。
でも、風が強くとても寒いのでフリースを着てハードシェルを羽織りバラクラバを装着。
そしてフードを被って万全の体制で臨みます。
6月だけど、北アルプスはまだ冬山ですわ!
有名なイルカ岩を発見(^^♪
そして、めがね岩も
燕岳登頂
山頂からは北アルプスの山々が間近に望めます。
槍ヶ岳を目指す美しい縦走ルートである表銀座コース(燕岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳~上高地)
その稜線上にある燕山荘
アルプスの絶景を堪能したので帰りますかね。
まだまだ時間もありますし雷鳥さんがいるかも知れないので近くの北燕岳に行ってみます。
北燕岳から燕岳の山頂を望む
北燕岳の山頂直下まで来れましたが、その先は雪に閉ざされていてトレースが途切れていました。
皆この場所で引き返した様です。
確かにこの急斜面から滑落したら下まで落ちてしまい危険ですなぁ~
ピッケルとアイゼンも山小屋に置いてきてしまってますので諦めて引き返しました(>_<)
足跡はありましたが、結局雷鳥には出会えませんでした・・・
山小屋に帰って来たら少し頭が痛くなってきました。
2時半起きだったのもあり、眠かったので少し横になりました。
後にコレが症状を悪化させることになります(^^;
少し眠って起きたら、凄く気持ち悪くなりました。
あとで分かりましたが、コレは高山病の症状です(>_<)
本当だったら談話室でケーキを食べたり、展望テラスでビールでも飲んでヤッホーする予定でしたが、それどころではなくなりましたわw
夕食の時間になったけどやっぱり体調は悪いですね~
山の食事を残すわけにはいかないので、ゆっくりと噛みしめながら何とか食べ切りました。
ポットに入っていた番茶が美味しいのでお茶ばっかり飲んでましたw
自分と同じよう食があまり進まずお茶を飲んでる人がおりましたが、高山病仲間のようですなw
お茶を飲んで水分を摂ったからか、それとも食べ物を頂いたからか、起きて深呼吸をして少し体を動かしたからかは分かりませんが少しずつ体調が回復してきましたよ。
夕食後は日が沈んできたので夕日を見るため外へ
いつも日帰り登山ばかりなので、この時間に山の上から夕陽を見る事はあまり無いので新鮮でした!
テント泊も良さそうですね~♪
遅くなりましたが・・・山男さん、こんにちは(^_^)
夕陽に照らされる槍も♪
皆さん見入っておりました(^^)
その後は部屋に戻ってマッタリ。
自分の部屋は安曇野市街が望める中々良いポジションの部屋でした(^^)/
色々と山小屋内を見て周ったりしてました。
トイレも清潔で臭くないし、お洒落な山小屋で人気なのも頷けます。
夜はオーナーによる山の話やアルプスホルンの演奏などがあるので聞いてきました。
アルプスの季節の事や自然の事、事故防止や高山病予防の事など為になる話を沢山聞かせて頂きました(^^)
ただ、その話は山小屋に着いた時に聞きたかったですw
いつもの日帰り登山の感じで急いで登って来ましたが、高度順化のためにゆっくり登れば良かったです。
一泊するので時間も余裕があるから合戦小屋で一時間ぐらい休憩しても良かったな~
あと、寝ると呼吸が浅くなりより酸素不足になるので高山病予防にはすぐに寝ない方がいいとか・・・
オーナーの話が予定より長くなってしまってアルプスホルンの演奏がちょっとだけになったのはご愛敬ですかねw
消灯まで時間があるので夜景観賞です♪
月明りがあるので星空はそれ程でもありませんでしたが、山の上から見る夜景は綺麗でしたよ(^^)/
そして山小屋での夜は更けていきます・・・
二日目に続く