友達限定日記では数日前に触れたのですが、改めてNPB・日本プロ野球12球団のフランチャイズ・準フランチャイズ14球場に今年も設けられている年間指定席・シーズンシートに関して“多少”、ビジネス混じりにお話させていただきたいと思います。
昨年秋以来、「接待」「レクリエーション」担当として全国14(13)球場の年間席確保に動いたので、自慢出来るほどノウハウがあるわけではないのですが、毎年、様々な球場に応援に出向くことから得たその「球場独特のパターン」を元に座席確保をしました。
昨年は斯くの如く、各球場のイベントユニフォーム配布日には現地に出向きましたからね。
年間指定席・シーズンシートは「接待」や「福利厚生」で使うモノとして、
担当者の多くが
・テーブルのある個室席・テラス、
・スウィートブース、
をチョイスするケースが多かったのですが、
敢えて私は
・バックネット裏、
・外周コンコースに出やすい位置、
・階段の上がり下がりの少ない場所、
・通常タイプの座席に拘りました。
理由は明確、
ボックスやテラスだと「野球を観てる」球場感覚を失うのと、階段の上り下りが大変だし、どちらかのベンチに寄るので、当該球団ファン・対戦球団ファン・または中立/興味なしの方に取ってデメリットが出るため。
座席位置は階段昇降を減らしつつ、球場エントランスとの導線確保&熱狂的ファンに揉まれないため。
結果的に1席の単価を10球場で値下げ出来ました。
昨年9月のシーズン終盤から資料請求し、順次、購入手続きに入り、今月、やっと最後の入金手続き完了しまして、、
来月からそのチケットが来るワケです。
さて、“みんカラ的”と申したように車との関連も交ぜながら、12球団14(13)球場の具合をご紹介しましょう。
・東京ドーム・読売ジャイアンツ(巨人)主催戦
ここは、唯一、値上げした席を確保。
バックネット裏のスターシートがいいのですが、階段が余りにも長いので、今年出来た席、
『ダイヤモンドボックス』を選択。
「接待」メインですから、移動は最小限…なので、放送席を真後ろに背負った席ですが、昇降の少なさとコンコースからの近さ狙いですね。
駐車場はオプションなので、シーズン中も眼を光らせなければなりませんし、屋内ですから、車両のサイズも問題となります。
別のケースとして、
・東京ドーム・北海道日本ハムファイターズ主催戦
昔なら、タダ券が横流れして来た球団ですが、北海道へ行き、強くなって、人気・実力も出たので、準フランチャイズながら、シーズンシートでのゆったり観戦。
こちらもバックネット裏の『バックネットシート』を購入。
北海道からのお客様や新手のニーズとしては台湾からのお客様も。
余暇としては、主としてパリーグ球団ファンの憩い。
でもファイターズを観るなら
・札幌ドーム・北海道日本ハムファイターズ主催戦
こちらが主たる台湾のお客様向けですが、北海道各方面から来られた方への接待も重要なアクセント。
ダイヤモンドシートとプラチナシートの二択で担当としては大変迷いましたが、コンコースへの導線からプラチナシートを選択。
ここでだいぶ、1席分の予算削減出来たので、増設購入。
こちらの球場は接待してそのまま、タクシー乗り場までの道が確保されてるのがメリット。
・明治神宮野球場(神宮球場)・東京ヤクルトスワローズ主催戦
東京都内の東京D以外の選択肢、
シートの種類選択は簡単、
ただ、ヤクルトファンの方より、ビジターファンのお客様を想定するケースが多いので、座席確保に細心の注意を払う球場。
余暇利用も多いとは思いますが、東京ドームよりは球場内での予算面では安く済むのがありますね。
去年優勝したこともあり、稼働率から「接待>福利厚生」でしょうね。
秋田・愛媛からのお客様や東京にいらっしゃったビジターチームファンの方のおもてなしに利用したいと思ってます。
ただ、駐車場がないのですが、予算を広めにとって青山ならではの車高の高い車や横幅の広い駐車場も月極で4-10月までリザーブ。
・横浜スタジアム・横浜DeNAベイスターズ主催戦
去年、最悪の落下傘を経験したチーム。
ただ観客動員は着実に増えたので、観戦メリットは大きい球場。
想定ケースとしては、横浜市内観光を楽しんだお客様向け。
昔、大洋ホエールズ・横浜ベイスターズファンだった方にちょっと郷愁を感じて貰う意味も込めてます。
チョイスしたベイブルーシート自体、早くから申し込まないと売り切れるので特に急いで取りました。
ただ球場施設に駐車場がないですが、宿泊施設を近辺に取ることを主眼にすれば、移動にさほど問題が生じないと思ってます。
・QVCマリンフィールド(千葉マリンスタジアム)・千葉ロッテマリーンズ
私の贔屓球団で過去、使わず仕舞いでしたがシーズンシート持ってましたので、一応、勝手知ったる場所。
最近、色んなシートが出てますが、やはり、ここは
スターボックスで。
翌日、TDL&TDSを目一杯楽しむとすれば、移動を最小限に留めたいですから、座席位置も階段昇降最も最小限にしました。
・西武プリンスドーム・埼玉西武ライオンズ
勝つとビクトリーロードを昇る選手とハイタッチが出来るメリットとやはり階段昇降を考慮し、
ボックスシート中央上段に。
西武線沿線観光ののちに楽しんでいただくのをコンセプトにしました。
シーズンシート専用駐車場があり、比較的大型車も停められるのは大きなメリット。
但し、周辺道路は抜け道が殆どなく渋滞は必至なのはデメリット。
・楽天koboスタジアム宮城(県営宮城球場)・東北楽天ゴールデンイーグルス
東北の寒空の野球観戦ですが、やはり私の意向を強く反映させて、
VIPシートを選択。
東北各地のファンのお客様をお迎えして、ビールで楽しむ!
専用ラウンジが付いてますが、専ら、座席で舌鼓をうっていただくお弁当のご用意を準備してます。
駐車場はオプションながら優先権があり、比較的大型車も停められるからハイエースやSクラスの方にも便利。
・ナゴヤドーム・中日ドラゴンズ主催戦
中京圏の雄なので、中部4県・北陸3県からのお客様を想定。
導線面も一番考えやすく、ダイヤモンドシート。
同時に複数の接待も想定し、余暇としてドラ吉たちにも大いに使って貰うと有り難いです。
自動車王国だけあって、駐車場も多く、大型車での移動も容易に出来、その点ではメリット大。
・京セラドーム大阪(大阪ドーム)/ほっともっとフィールド神戸(グリーンスタジアム神戸)・オリックス・バファローズ
年間シートまで購入する意味あるのか?
との疑問も感じる球団なれど、『駐車場付き』となれば、あって損なし。
但し、シートが限定されるので、
エグゼクティブシートを大阪・神戸共にチョイス。
しかしながら、『駐車制限:全長5,000mm、全幅1,950mm、全高1,530mm、重量1,700kg』ではクラウン/フーガ/アコード/Eクラス/5シリーズが限度のため、送迎に気張った車使っちゃ駄目。
・阪神甲子園球場・阪神タイガース主催戦
「聖地」で在るが故にコアなファンに取り囲まれない手段を講じて行くが如し。
ただ、接客する方が“熱狂的”なら致し方なし……です。
静かなお客さまにも「ゆとりを提供」するならばのグリーンシートです。
1度は甲子園で見てみたい!
と言う方に満足して貰いたいですので。
ただ、鉄道球団の為、「駐車場はおまへん」となり、本当に野球で満足される方向け!とも言えますね。
・マツダZoomZoomスタジアム・広島東洋カープ主催戦
近年、カープ女子に代表される人気球団だけに、接待利用価値も高くなる球場。
SS指定席と言う、極々平凡な名前のシートながら、取るのに一苦労しました。
中国・四国地域の皆様や、カープ女子ご一行さまに向けた取り組みをさせていただきます。
余暇利用もフル回転だろうから、それなりの効果を期待してます。
ここは親会社がマツダだから!と言えど、駐車場が少々遠いのが難点かな。
・福岡ヤフオクドーム・福岡ソフトバンクホークス主催戦
21世紀・プロ野球の雄、
シーズンシートも多種多様ながら、バックネット裏の余裕のある場所を選択、
みずほプレミアムシート。
九州全域からのお客様をターゲットにおくつろぎいただこうと。
駐車場の優先権も付いてて、それなりに充実も図られています。
正直、この球場に余り馴染みがないので、接待効率が良くなることを「期待」、と言ったところ。
っとまぁ、ざっと紹介しましたが、人気球団や人気シートは本当に出たと思ったら瞬間的に抑えないといけないのが大変でした。
福利厚生の余暇利用でハメ外す分には現地の職員同士の触れ合いになって宜しいと思いますが、
お接待ともなりますと、それなりの担当に行って貰いたいですね。
・プロ野球知識はスポーツ新聞一通り理解してるものの、主催・対戦球団ファンでない者、
・無理に至れり尽くせりの過剰接待しない者、
がお世話係としてお供させていただく!
そして、事後満足を得ていただければと思います。
私は、球場によっては内野観戦、或いは外野応援に精を出します故、味わうことが少ないですが、是非、お一人でも、
NPB・日本プロ野球は面白い!
と思ってくれる方が増えたら幸いです。
これは個人的な感想ですが、
ここ10年・プロ野球は『応援ありき』になっているので、
ユニフォーム持参、若しくは現地調達購入が前提になってるのが、どうだろう?って疑問符が浮かびます。
静かに観戦すると、『地蔵』扱いだったり、近くの酔っ払い絡んできたりしますからね。
そして、これで担当としては「終わり」じゃなく、今度は大口の団体席確保が仕事になって来ます。