| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
6時間以内 |
1
GRBインタークーラーを流用するためには
①プライマリー側のターボホースの延長
②ブローオフ配管の処理
この2つが大きな鍵になります。
また、BE/BHにGRBインタークーラーを載せること自体が無理やりな発想なので、所謂ポン付とは行かないことを了承ください。
その場で調整という作業が何回か必要な場合もあると思います。
そんな試行錯誤が好きな方、楽しめる方にはオススメします^^
2
必要なパーツについて
今回はBE/BH用ブローオフバルブを使用する方法です。
インタークーラーの取り外し、取り付けが出来る前提で話を進めますので、分からない方は調べてください^^
①GRB インタークーラー
今回の主役です^^
②SAMCO BE/BH用ターボホース
純正(樹脂タイプ)よりも融通が効くシリコンタイプです。
③汎用 ステンレスパイプ
プライマリータービン側のターボホースを延長するために使います。
長さは8センチほどです。
④GDB 運転席側ステー
恐らく純正のステーでは上手くいかないと思います。
⑤汎用 ステー
ホームセンターで売っている10cm程の汎用ステーで大丈夫です。
GDB用ステーと汎用ステーを組み合わせて固定します。
⑥汎用 バンド
プライマリー側ターボホースを留めるバンドが余分に2個必要です。
⑦ボルトとナット
ステーを固定するために余分にボルトとナットが必要です。
⑧汎用 4パイシリコンホース
⑨汎用 6パイシリコンホース
4,6シリコンホースは合ったほうがいいと思います。
今回触るバキューム配管を全て取り換える方向で作業した方が後悔しません。
※絶対に必要な工具
長ーいマイナスドライバー
これが無いと、プライマリタービンとホースを留めるバンドを締めることが出来ません。途方に暮れる前に予め用意しておきましょう。(私はホームセンターで売っていた50㎝くらいのを買いました^^)
3
最初は付いている純正インタークーラーを外します。
簡単な説明をしますと、
①ソレノイドボックスを固定している10mmのボルトを外し、コの字型の金属カバーを外す。
②ソレノイドボックスの一番上のカプラーを外す。(シューーとエアの音がしますが気にしない^^)
③インタークーラーセカンダリー側と差圧センサーを繋いでいるホースを外す。(差圧センサー側の金属配管からホースを抜く。)
④インタークーラーを固定している運転席側と助手席側のボルト12mmを外す。
⑤インタークーラー各ホースのバンドを緩める。
バンドを緩めすぎるとポロリと落ちるのでほどほどに^^
⑥あとは取り外すだけ^^
取り外した後、エンジンに固定されている運転席側、助手席側ステーを12mmボルトをとって取り外してください。
運転席側はGDBステーを使用します。
助手席側は固定器具なしで行きます。(私は運転席側のみで固定していますが、気になる方は各自で助手席側を留める方法を開発してください^^)
4
GRBインタークーラーをエンジンルームに入れる前に…
プライマリー側のターボホースの延長作業をお忘れなく。
プライマリー側ターボホースの延長方法。
①SAMCOのプライマリー側ターボホースを切断する。
切る場所は画像を参考にしてください。
②切断したシリコンホースをステンレスパイプで繋ぐ。
シリコンホースの穴に合う太さのパイプを使ってください。
③繋いだ部分を別に用意したバンドで留めて完成^^
※なぜ純正パイプでは無く、SAMCOのシリコンホースなのか?
SAMCOのBE/BHシリコンホースを使った事がある方は分かると思いますが、実はセカンダリー側のホースが少し長めに設計されているんです。
純正インタークーラーに使用する場合、セカンダリー側を少し切る方も居られます。
GRBインタークーラーにすると長めに設計されたセカンダリー側ホースがピッタリなんです。
また、実際に流用しようとすると結構無理やり嵌めこむようになるので、シリコンパイプの柔軟性が必要だったりします^^
5
プライマリー側のターボホースを延長出来れば、次は装着作業です。
とにかくGRBの大きさが災いして色々と大変ですが、頑張れば装着出来ます。
私がやっている取り付け方。
①インタークーラーを在るべき位置に押し込む。
この際にスロットルへ繋がる太いシリコンパイプがスロットル側に引っかかる形でグニャリとなりますが、構わず押し込んでください。
②セカンダリー側のターボホースをタービン穴へ入れる。
こちら側はすんなり入ると思います。(それでも多少無理やりかも)
しっかり入ったらバンドを締めてください。
③プライマリー側のターボホースをタービン穴へ入れる。
ぎりぎり手が入ると思いますので、誘導してあげてください。
しっかり入ったら、バンドを締めます。
①②③は同時に行う感じなので、①→③→②→③→①のような流れになる可能性もあります。試行錯誤です^^
順番に囚われず、融通を効かせて作業してください!
④スロットル側のホースを固定する。
取り付けの難易度が一番高いのがココだと思います。
最初ホースの一部(ちょうど裏側の部分)が内側にめり込んでしまっているはずです。
私は当初マイナスドライバーを使ってガチャガチャ引っ張り出す作業をしていたのですが、オススメしません。
ホースを手で回転させるように動かすと上手くいくはずです。
しっかりとホースが嵌ったらバンドを締めます。
この際にGRBインタークーラー自体を手前に引っ張りこむように押さえながらするとイイかもしれません。
ここの処理が甘いと過給した時に空気が抜けます。
※GRBインタークーラーを装着する際、壊れることを覚悟しなければならないのが、差圧センサーに繋がる金属配管。
これを留めているプラスチックの留め具が割れて吹き飛ぶ可能性大です。
この留め具が壊れてもタイラップなどで固定すれば問題ないので割れても気にせず装着しましょう^^
6
インタークーラーをエンジン側と固定します。
①GDB用ステーをエンジン側と固定。
②本来インタークーラーと接続する穴に汎用ステーを繋げる。
汎用ステーを使わないとブローオフのリターン配管が交わせません。
BE/BHブローオフを使用する時の必須パーツです。
③汎用ステーとインタークーラーを繋げる。
汎用ステーの角度次第で長さ調整が容易に出来ることから、固定自体は楽だと思います。
※12mmのボルトでエンジンと固定した状態で手使い引っ張り上げる形で、GDB用ステーを曲げる必要があるかもしれません。
目安としては、GRBインタークーラーが左右で水平を保てるようにするとカッコいいと思います^^
7
ブローオフの処理。
今回ブローオフは、BE/BH用を使用します。
GRBのブローオフはGDBと同形状で穴の位置が異なります。
私はBE/BHブローオフの穴とGRBインタークーラーの穴を合わせ、ボルト一本で固定していました。
この方法でも特に問題ありませんでしたが、確実な方法としては金属板を加工してインタークーラーとブローオフに挟んで固定することです。
金属板の加工が出来る方は是非施工されてください。
※ボルト一本で留めることに抵抗があり、金属板を用意できない方はGRB(GDB)ブローオフで取り付ける方法があります。
この方法を採る場合はブローオフのリターン配管を新しく用意する必要があります。
SAMCOからフレキシブルのシリコンホースが出ているので、それを使うのが有力です。
今回はBE/BHブローオフを使用してのGRBインタークーラー流用ですので詳しくは割愛します。
BE/BHにGDAインタークーラーを流用されている方の整備手帳を探すと詳細が載っていると思います。
8
最後に
①差圧センサーへのホースを繋ぐ
②ソレノイドバルブに繋がるカプラーを繋ぐ
③ソレノイドバルブ固定のカバーを付け、10mmボルトをつける。
あとは試走をして過給の抜けが無ければ完成です^^
ちなみに過給の抜けやすいポイントは、プライマリータービンとターボホースの継ぎ目とスロットル側のパイプです。
無理やり継ぎ接ぎ感が否めない流用ですが、インタークーラー自体が斜めにならないように取り付けることが出来れば正直カッコいいです。
欠点として、クラッチマスターシリンダーにインタークーラーが当たってしまうので、エアコンON時や半クラ時にゴトゴト音がする可能性があります。
時にはクラッチペダルにゴトゴトが伝わる場合も笑"
改善するには、GDB用のクラッチマスターシリンダーに交換することです。
そうすることでシリンダーの位置を自由に動かせるのでゴトゴト鳴りません。
私は面倒くさいので施工してません。
作業が思うように進まない状況が多々出てくるかと思いますが、慣れれば(コツをつかめば)大して難しくはありません。
私はGRBインタークーラーの取り付け取り外しを15分程度で出来るようになりました^^
一応流用方法はこんな感じです。
もし分かりにくい個所があれば指摘して頂ければ随時加筆しようと思います。
ではでは^^
※クラッチマスターを逃がす方法を思いつきましたので、追記をご覧ください。
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